goo blog サービス終了のお知らせ 

無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

スキャンダル

2020-02-23 | 2020映画評


「スキャンダル」 ジェイ ローチ監督 カナダ米合作 ○ ☆☆

 2016年アメリカのFOXニュースの人気キャスターがセクハラでCEOを訴えた実際の事件を基にした作品です。
 FOXを牛耳っていたロジャー(ジョン リスゴー)は、女性スタッフに対しスカートを強制するだけでなくカメラに対してはニュース番組なのに「足を映せ」といつもセクハラ発言をしていました。人気キャスターだったグレッチェン カールトン(ニコール キッドマン)に対しては侮辱する言葉を遠慮なく吐いていました。耐えられずセクハラで訴えます。後輩であるメーガン ケリー(シャーリーズ セロン)にも思い当たる過去がありました。また、新人のケイラ(マーゴット ロビー)はセクハラが現在進行中でした。女性の側にも落ち度があったのでは?とされがちなセクハラ裁判ですが、権力者のロジャーとの対決に勝ち目はあるのでしょうか。

 胸にパットを入れ、ボディラインをさらけ出す服を着せられ、かかとに絆創膏を貼りながらもなんでも無いかのような顔をしてピンヒールの靴を履かされる職場。「テレビは見た目勝負」と豪語する老人は客観視すれば呆れますが、どんな職場にもこういう男性は普通にいるのでしょう。ぜひこの映画を観て反省してほしいものです。(☆)今流行の「組織は頭から腐る」という名言もあります。
 心情として戦う女性を応援しているのでもうひとつ(☆)

 タバコは、過去の写真の中にタバコが映っていましたが、おまけの(○)です。