
「薔薇色のブー子」 福田雄一監督 ○
テレビや舞台で「バカバカしくも最高に笑える作品」を生み出している旬の監督の映画です。
幼い頃からぶーぶーと文句ばかりのブー子こと幸子(指原莉乃)。しかし、ツイッター上で少女コミックネタで意気投合した「ジョニー デップ」似のスパロウさんと逢うことになります。朝5時に起きて「自分を変える」とはりきる幸子ですが、次々と奇妙な人や出来事に出合います。はたして、幸子はスパロウさんと逢うことができるのでしょうか。
さまざまな場面で名脇役がふざけた役をまじめに演じていて、笑えることは笑えるのですが、笑いのネタに意味がないのが残念です。コメディなのだから笑えればいいといってしまえばそれきりですが、視聴率が落ちているテレビのバラエティ番組のような笑いではなく、権力を笑い飛ばすような作品がみたいところです。
タバコはなし、無煙です。ただ、コンビニの場面でタバコの陳列棚とメビウスのポスターが映りました。