
「ダークナイト ライジング」 クリストファー ノーラン監督 米 ○ ☆
「バットマン」シリーズの最終章と言われています。前作で最後に悪人として葬り去られたバットマンですが、不在の間に街には新しい悪人べインが登場し、ゴッサムシティを乗っ取ってしまいました。その上ウェイン(実はバットマン)が開発していた核融合のプラントもべインの手に渡ってしまいます。そして、ゴッサムシティを崩壊させると迫るのでした。
ヒーロー物の常套とは全く異なる展開をした前作を引き継いでいます。今作でも異様な悪に対して、すべてを失ってしまったウェインがもう一度自分を信じて踏み出す一歩が感動的です。ヒーローのウェイン同様、悪人ひとりひとりにも生い立ちに深い物語があり単なる正義と悪の闘いではないところがこのシリーズの面白さでしょう。「ダークナイト」(闇の騎士)というバットマンシリーズもこれがラスト?かと思うととてもさみしいです。
タバコはなし。無煙です。