仕事帰りの電車は大概満員だ。満員というのは字のごとくみっちみっちに満たされているんだ、車両の中に。老いも若きもおねぇさんもおっさんも。みんな苦しい。狭い、臭い、ええ加減にせぇ!のS K E !会いにいけるアイドルだってマジギレするレベル。
だから少しでも気を紛らわせようとするんだろうね、みんなスマホに夢中になってる。まっすぐ立つだけでも大変なのに、ジョジョ立ちさながらのバランスでゲームを黙々とやる姿は猛者のそれだ。SNSやメール、動画も全てスマホの画面から光り輝き届く。没頭してる間は一人だ。周りの風景は消え、個人の世界に浸る。
最近急にそんな人達の光景が気持ち悪くなってきた。今までだって、本や新聞読んだり、イヤフォンからの音漏れを気にせずノリノリの人とか当たり前に居た。よくある光景だった。だが、スマホに対してはなんか違う。不気味。
なんだろうね、慣れなのかな?スマホの光景が嫌で空いている各駅停車の電車で帰ることも多くなった。
そういえば先日、やはり激混みの中で後ろに立っていた男が私の肩にスマホ持った手を乗せていじくり倒してた。思いっきりその手を払った。その男は無言でスマホを固く握ったまま画面を見つめていた。
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