今回は改訂版とありますが、初演は六年前の様です。確か、その初演を私は観ているはずなので、当時とどう変わっているのか比べながら。と、いきたいところですが、ザックリとしか内容を憶えてませんで、えぇ……。そんな記憶力の悪さが功を奏して新鮮な気持ちで楽しめたので良しとしましょう。
『オヤジ』の通夜が終わり一息ついている時間から物語は始まります。子供たちの物語。『オヤジ』の残したもは何だったのか。
てんやわんやって言葉がピッタリな状況でしたね。お芝居ならではというか、困る様の面白さみたいな。家族というわかりやすいようで曖昧な感覚がゆらゆらと漂って、誰も掴みきれなくて。
それで自分にとって家族ってなんだろうなとか考えると、まっ先に思い浮かぶのは実家の父、母、弟。そして祖母。戸籍や血縁というか、沢山の想いが詰まっている人の顔がやはり浮かぶ。この先、新たに家族と思える人が増える、かもしれない。ただ、減ることはないはず。どんな形になろうと家族ってなくならないんじゃないかな。姿かたちが消えようが。
んー、そういえば三年近く帰省していない。いつ帰ろうか。