かなりお久しぶりのBRAHMANの新譜。
収録曲は『賽の河原』、『最終章』、『霹靂』の三曲。当然の様に期待を上回るブラフ節炸裂。重音圧に混ざり合うのは明確な日本の言葉。いつだって彼らの曲から伝わる気持ちにはぶれがない。今、この三曲をパッケージしたのは三月のあの日が大きく関係しているのだろう。
叫び、うねり、こぼれるTOSHI-LOWの声は胸が詰まる。そして、内包された力強さに希望を見る。私たちは安穏な毎日は続かないことを目の当たりにした。刹那的になるわけでもなく瞬間を生きる事の大切さを思う。
ちょっと大げさ?でもね、この曲は身体中を余すことなく響かせるんですよ。
BRAHMAN『霹靂』