夏の中京に4年ぶりにCBC賞が戻ってきます。去年は京都競馬場改修中の調整のため、小倉競馬場で施行されましたが、まだデビューしたばかりの今村聖奈さんが、テイエムスパーダで鮮やかに逃げ切りを決めたことがまだ記憶に新しいです。本来の中京に戻って今年はどうなるでしょうか。
CBC賞【2023年7月2日中京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
CBC賞の過去10年データ、好走馬一覧(2023年7月2日中京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
JRAのホームページを眺めてレース傾向を探っていたら、興味深いことが書いてあります。「過去10年の3着以内馬延べ30頭のうち16頭は5歳馬……その次に多いのが6歳馬の8頭」と。ここまではいいのですが、「4歳馬は2014年以降3着以内に入っていない」というのです。
確かに調べてみると、「大魔神」佐々木主浩さんの持ち馬マジンプロスパーが勝った2013年の2・3着に4歳馬が入ってから9年間、延べ17頭が走って一頭も3着以内に入っていません。こういうのを「丸呑み」するのもどうかと思いますが、頭の片隅にはおいておくべきレース傾向だと思います。今年の4歳馬は、エイシンスポッター57.5㌔、ジャスパークローネ55㌔、ダノンスコーピオン59㌔、テイエムスパーダ55㌔、マッドクール58.5㌔の5頭ですが、けっこう重い斤量を課された実力馬たちが揃っています。中でもエイシンスポッターは、人気になりそうな馬の中では、個人的に狙っていた馬の一頭ですが、この馬まで「4歳馬のジンクス」なる呪縛で来ないとなると、これは波乱のレースになるような感じがしてきます。
では、どうやって中心馬の「目星」をつけたらよいか。手順としては、ハンデ戦ですから、まずは過去10年で3着以内に入った馬の斤量を調べてみるのが「常道」かも知れません。
・58㌔ 2頭
・57.5㌔ 2頭
・57㌔ 3頭
・56㌔ 7頭
・55.5㌔ 3頭
・55㌔ 2頭
・54㌔ 3頭
・53㌔ 2頭
・52㌔ 2頭
・51㌔ 1頭
・50㌔ 1頭
・49㌔ 1頭
・48㌔ 1頭
同じハンデ戦でも、昨日のブログで書いた福島ラジオNIKKEI賞に比べると、意外に斤量の幅が広く、59・60㌔の超重量ハンデの馬はともかく、比較的どの馬にもチャンスはあると見ていい感じがしますが、それでも56㌔の馬には特に注意しないといけないようです。今回56㌔を背負うのは、タイセイアベニール牡8、ディヴィナシオン牡6、ヨシノイースター牡5の3頭です。
持ち時計も比べた方がいいのですが、1200のハンデ戦ですので、1分8秒前後で走ったことがあればOKということにして(だいたいの馬がそうです)、最後に宮田式バイオリズム◎の馬2頭を挙げておきます。
・ダノンスコーピオン 4・0・2・5
・ヨシノイースター 4・5・2・8
ダノンスコーピオンは言わずもがなの実力馬ですが、初距離ですし、さすがに59㌔は厳しい気がします。他方、ヨシノイースターは中京の芝1200は初めてで(芝1400の成績は0・1・0・1です)、やや不安はありますが、今回のメンバーで言えば、エイシンスポッターには去年暮れの阪神・ファイナルSでアタマ差の2着(前走は不良の京都・鞍馬Sで同馬に0.4秒差の4着)、マッドクールには去年小倉の大牟田特別で0.2秒差の2着です。今回はハンデ差があるので、両馬との差はけっこう縮まるように思います。前走のようにあまりに道悪だとどうかという気はしますが、稍重までなら何とかしてくれるのでは、と思っています。
ということで、現段階ではヨシノイースターに目星をつけておくことにして、週中の調教具合を確かめてみたいと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。沖縄や奄美は梅雨明けして、本州もいよいよ梅雨本番です。蒸し暑い日が続きますが、今日も一日がんばりましょう。
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