Joe's Labo

城繁幸公式。
というか避難所。移行か?
なんか使いづらいな・・・

雑感@サンプロ

2009-07-27 15:03:40 | その他
昨日のサンプロでの雑感を少々。

いきなり余談から入るが、控え室で見ていた与謝野さんと藤井さんの対談が
非常に興味深かった。同じ“バラマキ”ではあるのだが、両者の違いは鮮明に
出ていたと思う(産業上位か、消費者重視か)。
財源という問題と霞ヶ関がどう動くかという問題はあるにせよ、民主案の方が
好感は持てた。

さて、後半である。
率直に言うと、期待が高かった分、もっとも失望したのは自民党だ。
石原さんなんて同一労働同一賃金の話題が出ると「能力で差があるのは云々」
と言ってたけど、ひょっとして共産主義の一種と勘違いしてないか。
まさかとは思うが、自民党と言うのはびっくりするくらい雇用に関心が無い政党
なので、ありえると思う。というか、大丈夫か自民党。

民主党は、ある意味もっとも予想通りの反応をしていた。
一言でいうと“板ばさみ”。懸命に話題を変えようとしているのがありありと
感じられた。松本さんは人が良いのだが、あまりああいう場には向いていないかも。

共産党は相変わらず「悪代官が小判を溜め込んでる」的発想なんだけど
いい加減現実を見ろよといいたい。というか、内部留保がキャッシュで溜め込んでるなんて
赤旗以外言ってないだろう。赤旗以外の新聞も読め(毎日・東京新聞除く)。

社民党はあんなもんだろう。
公明・国民新党は全然印象がないが、政策が薄いというよりキャラが薄かったか。

最後に「子供手当てなんて掴み金だ」と公明が言ったら
「定額給付金に賛成しといて何を言うか」と民主が切り返したのは笑った。

総括すると、やはり腹の探りあいというか、痛いところはお互い隠しつつ
見栄えの良い話に終始するという部分は大きいと思う。
これは朝生の時も感じたことだが、はっきりいえば議論ではなくアピールだ。

ただし、この出来レースは、ガチンコをしかけるメンバーが一人でもいると
成り立たない。第三極を目指すグループは、この路線で行くと意外に衆目を
集められるかもしれない。
お世辞と自己ピーアールでなく、ビジョンとそのための政策を語れる人。
小泉政権が若年層の支持を集めた理由は、それだと考えている。

まあ、昨日のメンバーの中にはいないかな(笑)