333ノテッペンカラトビウツレ

 奇跡は 誰にでも 一度おきる だが おきたことには 誰も気がつかない

“乗り物”という娯楽

2008-06-14 03:56:54 | SP(Standard Program)
●内容には一切ふれません。御安心を。というわけで、スティーヴン・スピルバーグ監督の新作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』を観てきました。前作から19年ぶりとなるインディ・シリーズの新作ですが、面白い/面白くない以上に色々と考えさせられる映画でしたね。一番思ったのは良くも悪くもこれは2008年のアメリカ映画だということでしょうか。もちろんCGがあるとかそういう単純な話じゃなくてね。これから御覧になる方は、前3作をキチンと観て、最新作の情報を可能な限り仕入れずにお出掛けください。こういう映画って何も前情報がない方が楽しめますから。

●で、帰宅しようとタクシーに乗り込んだ瞬間、どこから機械のような声で「後部座席のシートベルトを締めてください」と言われてしまいました。今月から乗客もベルトを締めるようになったんですね。タバコも吸えず、ベルトを締めて・・・免許を持ってない筆者にとって深夜のタクシーは娯楽のひとつだったんですがねぇ。

●ただ乗り物に乗ることが娯楽になる場合があります。大きな船に乗ることが楽しみの方もいるでしょうし、鉄道が好きな方の中には列車に乗っているだけで楽しいという方もいます。筆者の場合、それは深夜のタクシーと水上バスです。今でも年に1回は意味もなく水上バスに乗ることにしています。東京には大きな川が流れていて、観光地で有名な浅草から、テレビなどによく出て来るレインボーブリッジの辺りまでを水上バスに乗っていくことが出来ます。つまり、浅草の辺りから川をくだって、海の入り口まで行くわけですね。

●東京の水上バスには他にもいくつかの航路があり、海や川を通って、それなりに近場ですがちょっとした移動を楽しむことが出来ます。昼間の都内はとにかく交通量が多いですからバスや自動車での移動はストレスがたまりますし、電車もとにかく混みあっていますので、水上バスのゆるやかな感じが非常に心地よいのです。以前はよく会社をサボって昼間から水上バスに乗りに行ってました。まぁ、今はそんな余裕は微塵もありませんが。

●明日、都内に新しい地下鉄が開通するそうです。実際は路線の近所に住んでいない人以外にはどうでもいい話かもしれませんが、世の中には「乗り物に乗ることが楽しみ」という人がいる以上、新地下鉄の開通を心待ちにしている人も存在するでしょう。もしかしたら関東圏以外から地下鉄に乗りに来る人もいるかも。いないっすかね?いや、鉄道好きの人は情熱的な人が多いと言いますからねぇ。俺だって映画観るためだけに都内から福岡まで行くわけですから、電車に乗るために福岡から都内へ来る方がいてもおかしくはありません。

●乗り物が目的地へ向かうための単なる手段でしかないのは、どうにも日々の生活に余裕がない感じがして好みではありません。筆者は乗り物にこだわりがあるわけではないのですが、年に数回は“移動手段”以外の目的で乗り物に乗れると良いなぁと思っています。というわけで、時間に余裕のある方は、日頃あまり乗らない乗り物にでも乗ってどこかにお出掛けください。また、明日。