jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

誇り高きテイルエンダー

2006年03月13日 | F1
2006年のF1が開幕した。

レースはルノーのアロンソがフェラーリシューマッハを下して開幕戦を制した。

注目のスーパーアグリ・ホンダは予想通りの最下位だった。

しかしこの最下位はただの最下位ではない。
F1に限らず
モータースポーツというのは非常にシビアな世界。
戦うのはドライバーばかりでなく
マシンも重要なファクターであり
どんな草レースでも参戦するための車を用意する事から苦労する。
そして参戦したはいいが、
どんなに腕のいいドライバーでも
戦える車に乗れなければ勝つのは夢のまた夢なのだ。

それが世界最高峰のF1と言うレース。
しかも巨額な費用と閉鎖的な欧州支配の中
スーパーアグリは本当によく開幕戦のグリッドに車を並べる事ができたと思う。
しかしレースにはならないだろう事は明らかで
日々技術が進歩するF1で4年落ちの車体というのは何の役にも立たない。
2束3文で売られるガラクタと一緒。
現在のF1ではエンジンに合わせて車体を設計するの常識で
4年前の車体に最新のエンジンではもうお話にもならない。
おそらくまっすぐ走るのにも神経使わなきゃいけないような車だったはずだ。

そんな状況で挑んだレースで
ピットストップ6回もしながら最下位とは言え完走するなんて!
きっと誰も完走できるなんて思ってなかっただろう。
その点で琢磨はやっぱりしっかりとF1ドライバーなのだと思ったし
チームも全力で戦って勝ち取った結果だっただろう。

何と言っても実戦でのデータは大きな財産になるはずだ。
新しいマシンが出来上がっても簡単には行かないだろうが
エンジンはHONDA、タイヤはBSと一流なのだから
焦らないでしっかりと前に向かって進んで欲しい。

誇り高き最下位に胸を張れ!

しかし
若手だ若手だと思ってた井出がもう30なんだとさ
オジサン歳食うわけだよ(爆)


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1 コメント

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夢に向かって走れ! (二瓶)
2006-03-14 00:44:16
勝ち組み、負け組みと二極分化され、

成績が上がらなければ切り捨てられてしまうこの世の中、

ゼロ、いやマイナスからスタートしたアグリの勇気にはもう涙が出ます。



そしてそれに100%以上の力で答えたタクマ。



今の時代にあえて、挑戦することの意義、そして日本人であることの誇りを再認識させてくれる彼らの戦いには目が離せません!!
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