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都立上水高校 第1期社会科部OB・OG会公式ブログ

第1期社会科部は平成21年3月12日消滅。本ブログは現在活動中の新生「社会科部」様や都立上水高校とは一切関係ありません。

奥多摩をゆく ~文字でふり返る奥多摩研修~ 第21回

2006年02月25日 18時56分55秒 | 【連載】奥多摩をゆく(完結)
迂回路入口
 道幅が広くなり、視界が開けてきた。いかにも山の車道という感じである。傾斜がきつくなり、ヘアピンカーブが続いた。
 12時55分、道の右脇側面が上図のようにコンクリートで覆われていた。しかも、突起がいくつも出ている。これを見て顧問が、「おー、なんだこの形は!何か、怪しい電波を出していそうですね~。」というと会長が「ここから社会科同好会予備隊の攻撃電波が出力しているんです。」と軍事的な戯れを発言していた。ここは「社会科同好会予備隊西久保基地」。
 坂を登りきると分岐点となった。しかし左側の道は工事中のようで通行止めのため、右側へ進んだ。
 すると1時丁度、左手に本来の「奥多摩むかしみち」の道が出てきた。この先で土砂崩れが発生したため、通行止めとなっていたのである。本来のむかしみちはうっそうとした山道で、行かないですんで良かったという声が出た。

 看板の指示通りに、私どもは迂回路を歩いて行った。すると、前方にトンネルが現れた。西久保トンネルである。すると顧問が、「トンネルを2人ぐらいで歩いて、それをバックからビデオ撮影すると、かっこいいシルエットが撮れて、今後の映像番組作りに役立つのでは?」と提案され、やってみようということになった。顧問と全権代行が2人でトンネル内を歩き、副代表と私が撮影を担当した。趣きのある映像が撮れたと思う。
 さて、私どもも西久保トンネルを通過し、中山橋を渡って(1時7分)左へ曲がった。この辺りで構成員Bらは、何やら残虐なゲームのお話を明るくなさっていた。
そして青梅街道を横断。さらにまっすぐ歩き、トンネルをくぐってすぐ右へ曲がった。トンネルの上へ登る道である。そして、例の旧ダム建設鉄道線路上に到達、鉄道トンネル中山口に着いた。
鉄道トンネル
 
 予定より20分早い1時15分頃、いよいよ鉄道トンネルに入った。「むかしみち一部崩落による迂回コース案内図」によると、青梅街道を迂回路にするには車の往来が激しく危険のため、今回この旧ダム建設鉄道線路のトンネルを整備し、これを迂回路としたそうだ。長さが440mあり、電灯を設置するなどしたという。長年放っておいた廃線トンネルが今回、思わぬ形で役に立ったということであろう。しかし、長年利用していなかったようなので、1ヶ所、壁から滝のように地下水が落ちてきていた。なかなか怖いトンネルである。
 先述のように440mもあり、線路と砂利はそのまま残っていた。そして1時24分、ようやく出口の滝のり沢口に着いた。(執筆:会長<元・研究関連担当代表>)

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