都立上水高校 第1期社会科部OB・OG会公式ブログ

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奥多摩をゆく ~文字でふり返る奥多摩研修~ 第25回

2006年03月04日 21時20分32秒 | 【連載】奥多摩をゆく(完結)
奥多摩水と緑のふれあい館
 2時43分、予定より42分早く奥多摩水と緑のふれあい館に到着した。予定より大幅に早いため、今後の動きを検討することになった。その結果、3時52分発のバスで奥多摩駅へ戻り、4時23分発『ホリデー快速奥多摩4号:新宿行』に乗車することが決定。3時50分に奥多摩湖バス停に集合することになり、一時解散した。
私どもは奥多摩水と緑のふれあい館に入り、各自見学した。
 1階ロビーは吹き抜けの開放的なつくりになっており、インフォメーションカウンターがあり、又、奥多摩についてのビデオが流れていた。
 まずは、「水のふるさと-歴史・文化の旅-」コーナーに入った。ここは、奥多摩水と緑のふれあい館の前身・奥多摩郷土資料館の要素を残していると見られる。資料を展示して奥多摩の歴史・民族文化を紹介していた。ここは少々内容が薄いが、まあ面白かった。
 続いて「水が生まれる-緑のダムの秘密-」。魚の冒険・虫の冒険・鳥の冒険の3つのセクションに分かれている。なにやら、魚・虫・鳥の視点から小河内ダムを見るという設定の映像が流れていた。
 今度は「水が集まる-小河内ダムと自然-」。ここでも色々な映像が流れていた。
 さらに「水が輝く-奥多摩3Dシアター」。立体映像がシアター上映されているようだが、私は鑑賞しなかった。それよりも、3Dシアター入口のロビーで展示されている、小河内ダムの建設時からその後の写真パネル展示が面白かった。
 そして「水が広がる-はるかな水の旅-」。「館のマスコット“くりん”と一緒に水の旅を体験し、水に関する問題を考えます。」(「奥多摩水と緑のふれあい館」パンフレットより)。どうも全体的に見て、ここの博物館の展示内容は対象年齢が低めの設定であるようだ。これなら、前身の奥多摩郷土資料館を残しておいた方が良かったのではないだろうか。
 こうして展示の鑑賞は終了し、「パノラマショップ「ブナの森」」に到着した。ここは奥多摩の名産品売り場である。私は色々と見て回った後、家族から要求されていたわさび漬けを購入した。
 又、窓に面した休憩用の椅子では、すでに会長・構成員A・出納担当・全権代行・副代表が見学を終えて休憩なさっていた。顧問もショップに現れ、携帯電話でどなたかに売っているものを紹介しながら、お土産を検討している様子であった。さらに構成員Bは、となりの「パノラマレストラン「カタクリの花」」でラーメンを召し上がっていた。ちょっと驚いたものの、私もお腹がへっていたので何かを食べたくなったが、値段が高いので控え、ショップでラムネを買って休憩用の椅子に座って飲むことにした。出納担当も購入なさっていた。
 ラムネを飲んでいると、隣に顧問が着席なさった。そして、1階のインフォメーションカウンターで売っていたという、「奥多摩むかしみちパンフレット」を見せて下さった。本日通ったむかしみちのイラストマップが載っていて、細かく解説等があり、顧問は「記念になって良いと思いますよ。」とおっしゃっていた。さらに裏面には「奥多摩むかしみちの昔話」が紹介されていて、槐木の項では「さいかちの木」さんが昔話をなさっている。値段をお聞きすると100円とのことで、せっかくなので後で購入することにした。
 そして3時40分頃になり、そろそろバス停に向かうことにした。1階のインフォメーションで受付の方に「奥多摩むかしみちパンフレット」の購入を申し出ると、少々お待ち下さいと言って裏の別室へ入りすぐ戻ってきた。そして、その別室から男の人がやってきて、パンフレットを渡して下さった。それを目撃していた会長は「何でわざわざ運んでくるの?」と驚いた様子であった。恐らく、めったに売れないのであろう。パンフレットを見ると、奥多摩水と緑のふれあい館の文字がシールで貼られて奥多摩郷土資料館の文字を隠してあった。どうやら、相当前に印刷したものが残ったままであるようだ。
 こうして、私どもは3時45分頃に館の外へ出た。またも雨が降ってきており、傘をさしてバスを待った。(執筆:会長<元・研究関連担当代表>)