土曜日にかみさんが公園にいる小学生に切れたことを書きかけましたが、こんな事でした。実際には切れたこともあったという話で、当日は口うるさいといった程度です。
そこの公園は高速道路の下に作られているので、雨の日でも遊ぶことができます。しかも、近くに駄菓子屋があるため、子供たちが集まる公園です。
自宅の近くにあるためよく行っていたんですが、娘が生まれてしばらくは訪れてなかったので、久しぶりに行きました。大抵は日曜日の朝とかに行くため、小学生がいない公園で遊ぶことが多かったのですが、公園にはお菓子のゴミが散乱しているのは当たり前で、たまにガラスの割れたものなどがあるし、滑り台はガムでべとべとになっていたりとひどい有様の時がありました。普段の日はそこの駄菓子屋のおばさんが公園の掃除をしているようです。最近の公園にはゴミ箱が置かれなくなったのもあるのでしょうけど、そこの駄菓子屋のおばさんも売れ行き優先なので、掃除を自分でやり、地域から文句がでないようにしているのでしょうけど...。
ここの公園は砂場、滑り台、バネ式の乗り物、回転カップ型の遊具などがある。幼児向けの公園ですが、普段の日の午後は小学生のたまり場になっているようです。
その日は土曜日ですが、一般の小学校はどうも午前中は授業があったようで、1時過ぎから続々と小学生が訪れ始めました。小学生はみんな駄菓子屋で買ったお菓子の袋を手にしています。それは別に普通の光景です。
2人の3年生ぐらいの男の子達が公園に入ってきました。滑り台に登ると踊り場と階段に座り込みお菓子を食べ始めました。完全に滑り台への通り道をふさいだ状態です。息子は小学一年生といっても幼児と変わらないので、無邪気に何度も遊んでいます。息子が通るときは一応よけるのですが、狭いところを無理に通る感じです。
かみさんは娘の乳母車を押しながらおもむろに近づくと。
「ちょっと、あなたたち、ここは遊び場所でしょ。すわってお菓子食べる場所じゃないよ」と声をかけます。
実は前からそうだったようです。そのたびにこうやっていちいち言っては小学生を追いやっていた。子供達は何も言わずその場を立ち去り、今度は回転に座って食べています。
また別の子供達が来て同じように...。
「そこで食べると。小さい子とか遊ぶのにじゃまで、あぶないでしょ」
「あぶないだってさ」と言いながらおります。
そうこうしているうちに十数人ぐらいが駄菓子屋でお菓子を買っているのが見えました。さすがにこれではきりがないので、引き揚げようと言うことになりました。
帰るのをいやがって叫ぶ息子を抱きかかえて帰路につきました。
まあ、ぶち切れたと言うほどではなかったんですが、口うるさいおばさん。しばらく前は何度言ってもマルムシの小学生に切れたらしいですが...。
他にそういうことをいう大人はいないようです。娘の時代にはかみさんも近くの小学校に行くようになり、地域の子供たちを把握するでしょうから、その時は名物おばさんになるんではないでしょうか。
昨日見た感じでは子供達は何故しかられているのか理解できていないようでした。親がマナーを教えていないのか、今はそんなものか分かりませんが、幼児が遊ぶ(遊んでいる)遊具を占領してお菓子を食べていることが、悪いことなど露ほども思っていないようです。何か喚いているおばさんがいるので移動するそんな感じに見受けられました。
僕が子供の頃にも駄菓子屋はありました。駄菓子を買って食べますが、公園の遊具を占領するようなことはなかったですね。どちらかというと空き地や神社の裏、森、林などの場所でした。昔のグレた中学生や高校生を思わせます。
残念ながら僕は今の子供たちがどのような生活を送っているのか知らないため、表面でしかわからないのですが、少し異様な感じがしました。遊ばないのに占領している。使わない道具は次に譲るとか、小さい子や自分より下のものに譲るそういった感覚とはほど遠いような気がしました。
娘が公園で遊ぶ年になったとき、僕もかみさんのようにうるさい親父にならないといかんなぁと思いつつも、シャイな自分にちょっと不安にもなりました。
P.S.
この公園に来るたび感じること。地域に障害児施設があるものの、その公園にくる子供たち(+親)は障害児に対して全く不理解であり、やっぱりそんなものなんだろうなと再認識させられました。いつもなるべく他の人がいない時間にしようと無意識に働いてしまうのが悲しいかな。返って遠くの公園の方がリラックスできますが、目と鼻の先にある公園で遊べないのもねぇ。
娘が大きくなって兄のことがこういう事で、負担になるのではとふとよぎる。そんなことは関係なしで元気に生きてもらえばよいのだけど...。