牙城を守ってきたかみさんも、金曜日の夜からとうとう風邪を引いてしまいました。また、風邪のキャッチボールが始まらなければよいですが・・・。
土曜日の朝も調子が悪そうでしたが、外に出たほうが元気になるというので、買い物へ出かけました。世田谷にあるオリンピックというディスカウントストアに行きました。ここは衣料品、スポーツ用品、電化製品、食料品とオールラウンドにあるため、よく利用しています。
この店は人見街道というという通りを通って、環状8号線にぶつかったら、100メートルぐらい先に行ったところにあります。近所の方しかわかりませんが、この人見街道に出るのに、久我山病院の近くの道から、商店街を通って京王線の久我山駅にでます。この道は昔ながらの商店街であるため、狭くて坂はあるし、適度にくねっていたりします。そして、当然のことながら人がぞろぞろと歩いています。
行きはここをスムーズに通過することができました。そして、帰りのことでした。
帰りは昼近かったのですが、商店街の通りは、車が結構通っていました。商店街の最初は曲がった坂になっているので、左折ではいるのですが、人と電柱をよけながら、スムーズに入り込まないとなりません。
最初の入りはOKでしたが、坂を上りカーブを曲がったところで、大型車に出くわしました。横に左折する道があったので、うまく利用して相手を通しました。そのとき「プッ」というクラクションの音がしました。その音がどこから鳴ったのかは気にしませんでした。登り切ると人と対向車がぞろぞろです。うまくよけながら、譲りながら進んで行きます。「プッ」又クラクションの音が聞こえました。どうやら、僕が止まるたびに後ろの車がならしていたようです。
実は運転の方に集中していたので、僕自身はあまり気にしていなかったんですが、かみさんはかちんときたようです。状況として、人と対向車がうじゃうじゃいる状態で、スピードを出してどんどん進んでいける状態ではないんですが、後ろの車はどういう訳か、止まるたびにクラクションを鳴らすのです。
かみさんは後ろの車に向かって、窓越しに怒りの仕草をしています。そんなに急いでいても、こっちは空を飛べるわけじゃないのだから、あんたが飛んでいけばいいじゃないか。とかなり頭に来ています。
しばらく行くとトラックが対向してきました。僕は素早く道のはしによりました。後続車は少し離れています。電柱の近くだったので、ぎりぎりで止まっていると、後ろの車も、入ってきています。状況的には、後ろの車は少し離れて待つべきなのですが、真後ろにくっつきました。そして、「プッ!」。
どうやら後ろの車は状況に関係なく、僕の後ろにぴったりとくっついてきているようです。つまり、自分の車が対向車のじゃまになっているので、もっと前に行ってくれと言っているようです。想像なのでわかりませんが・・。バックミラーで見ると明らかに斜めにつっこんでいる後続車が見えます。こっちは前に行けと言われても、電柱にぶつかってしまいますから、動けません。対向のトラックがうまくよけて通り過ぎたようです。トラックの後ろは軽自動車だったの僕もすかさず電柱をよけて前進みました。
かみさんはといえば...。
既に怒り心頭です。商店街を抜ける手前まで来たときに、車を止めてと僕に言ってきます。なんで?
「頭に来たから、一言言ってやるから、車の前に止めて!!」
僕は後ろの車がへたくそで、自分の逃げ道がないから、クラクションを鳴らしていたのだと想像しましたが、かみさんはこっちの運転を馬鹿にしてならしたのだと解釈しているため、激切れです。
後続車の真意はどうだったのかはわかりませんが、商店街を抜けた後は、僕の車のずいぶん後ろをゆっくりと走って、右に曲がっていったので、急いではいなかったようです。
かみさんをなだめるのに苦労しましたが、運手していたのが僕で良かったです。かみさんが運転していたら、間違いなく道の真ん中に止めて、後続車を強制的に止め、運転席を降りて・・・・。
おおっ、考えただけでもドキドキします。
フィリピンという国はクラクションならしまくりなので、かみさん離れているのかと思いましたが、どうやらフィリピンでもルールはあるらしいです。今回のようにむやみにならすと、ボコボコにされるらしいです。
クラクションのなら仕方もTPOをわきまえないと、とんでもないことになるというお話でした。