僕は結婚する前、朝帰りが当たり前だった時期があります。結婚してからはそれに近いことは数回ありましたが、本当に朝までは仕事で徹夜したときだけですね。まじめになったものです。朝帰りに近い状態というのは前後不覚に酔っぱらったときに夜中に帰って、朝までソファーで寝てその日はトイレとお友達というパターンです。
さて、そんな朝帰りとは縁遠くなったjoyuki家に不穏な空気が漂ったのは土曜日の夜のことでした。金曜日は僕自身が送迎会のため飲み会に参加したのですが、久々の大人数に途中でいやになってしまい2次会でも今ひとつ疲れが、出てきて乗れなかったので、最終のバスで帰って朝帰りなどにはならなかったのですが・・・。
土曜日はかみさんが久しぶりにフィリピン人(元フィリピン人の方も含む)の知り合いらと友人の誕生日祝いにカラオケに行くことになったのでした。かみさんが夜の街に繰り出すのは5年ぶりぐらいじゃないでしょうか。息子の病気などが落ち着いて来た頃に、たまには遊んだ方がということで、行ったのが最後でした。その後は息子の保育園、小学校、娘妊娠、出産などで、遊びには行けなかったですからね。娘も1歳3ヶ月で僕でも何とか手に負えるようになったので、土曜日は全面子守OKで行ってもらったのです。もちろん夜の11時には買えてくるということでした。基本的にまじめなかみさんなので、まず間違いはないの安心して送り出したのですが...。
万が一酒を飲み過ぎたとしても、僕より数倍強いと思われかみさん(本気で試したことはない)が酔っぱらったり、酔いつぶれることはない。
そして、その夜7時には子供たちを寝かせて、自分も眠りに落ちていました。9時半に何故か気持ち悪くなり目が覚めたら、娘のうんちの臭いが漂っていました。眠った後にうんちをしたのか眠る直前かはわかりませんが、それを取り替えてほっと一息していたときです。
22時にかみさんからメールが入ったのです。
「朝まで大丈夫?」
??????朝まで!!
珍しいこともあるものだ、かみさんはそんなに楽しむ方ではないんだけど?
結局すぐ電話が入りましたが、相当うるさい場所のようで、かみさんは大声でしゃべっています。どうやら、私以外はみんな酔っぱらってしまった上に、電車がもうないというのだ。だから、残して帰るわけにも行かないので、朝市の電車で帰ると...。
あっ!! 思い出した。そう言えば金曜日に電車の中で「明日は中央線工事のため、本数が少ない」とか言っていたんでした。到着メールが来たときもやけに時間がかかったなと思っていたんですが...。すっかり忘れていました。
普段、強気のかみさんはこう言うときに変に生真面目さと優しさが出てしまうんですね。「他を残して帰れない何かあったら私の責任だから...」と。
やれやれ、困ったものです。普段優しげな僕は逆にそう言うところはクールなんで、みんな大人なんだから自分で何とかしてねとさっさと帰ってきてしまうんですがね。
(放っておいて帰ってくればいいじゃない!!)と心の中で思いながら、渋々OKをしました。朝までうとうとしながら、何となく眠れない時間が朝の4時頃娘がおなかを空かせて目を覚ましたのでミルクをあげて寝かせました。そしてまたうとうととしていると、朝の6時過ぎにかみさんからメールが入りました。電車に乗って向かっていると、一人まだ酔っぱらっているので、車で迎えに来てほしいと。娘と息子が起きたところで一緒に乗せて、近くのバス停まで迎えに行きました。かみさんは酔っぱらった様子はありませんでした。寝てないから頭が痛いと、かみさんともう一人のフィリピン妻を乗せて、彼女の家へ送って行きました。
かみさんは家帰り着くと速攻で横になっていましたが、起きてきたのも速攻でした。さすがに疲れたようで一日調子が悪そうでした。しかし、驚いたのは普段酒を飲まないかみさんがみんなにつき合って一気飲みなども、仕方なく行い相当量飲んだようですが、全く酔っぱらった形跡がないことでした。昔はほとんど飲む姿を見せなかったようで、友人らも驚いていたようですが、かみさんはそこですかさず言ったようです。
「そりゃそうでしょ。私の旦那は会社で一番酒飲みなのよ。」
(この辺の会話は本当はタガログ語(フィリピンの言葉)で行ってるんですが、タガログ語で書いてもみなさんわからないでしょうから、日本語にしています。)
うーん、納得できるような気もしますけど、よく考えると全然関係ないような...。
僕もかみさんも酒を飲めると言うことですね。
そう言えば家にはいつも千鳥足で、酔っぱらいのごとくわめき散らしている若者がいました。
えっ?
娘ですよ。歩けるようになったのはいいけど、あっちこっちふらふらと酔っぱらいのごとく歩き回ってます。将来が期待できるホープです。じゃなかった。二人のDNAを継いでとんでもない酒飲みになったらどうしましょうか...。
そんなことを覚えさせないように、夫婦共々朝帰りなどは程々にしないとね。ろくなことはありませんから。
いや、かみさんは滅多にそんなことがあるわけではないので、僕自身が気をつけないとね。いつも僕がやっていたことをかみさんに反面教師で見せられたような一日でした。
P.S.
かみさんの名誉のために。結局あまり楽しむことはできなかったようです。他のみなさんは相当に酔っぱらって羽目を外していたようですが、最後まで冷静で、返って疲れ果てたそうです。かみさんは酒で憂さ晴らしするようなストレスはたまってないですからね。お疲れさまでした。
(日本人の客も相当羽目を外している方々がいて、合わせるのが大変だったようです。人のことは言えませんが・・・。
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