ブラックアウト

本日はものすごい雨でしたね。

息子の耳の調子が相変わらずいまいちで、耳垂れがあるため、午後１時過ぎに耳鼻科へ連れて行くことにしました。土曜日は午後２時までなので、終わり頃は空いているので、２時過ぎとしました。

家を出ると、空は何となく暗くなり始めて、雨がぽつぽつときています。ひどくなる前にさっさとすまそうと、耳鼻科へ急ぎました。耳鼻科に近づくと雨の粒が大きくなり始め、雷も遠方に聞こえています。耳鼻科の駐車場に着くと、雨がかなり強くなってきました。耳鼻科に感ずいて、車を降りたがらない息子を何とかおろすと、傘を差して入り口に向かいました。客は息子がぐずっている間に入った客一人だけでした。いやがる息子の靴を脱がせて、受付へ向かい、診察券を出そうとしたときです。遠くに聞こえていたと思った雷が、

ピカッ　バギャン！！ガラガラ・・・

ピーッ。

耳鼻科内は真っ暗です。そう、電源が落ちました。機器類がピーと音を立てて静寂が訪れました。

「落ちた・・。落ちましたね。」

暗い室内でそう短く言葉を交わして、電気がつくまで待っていて下さい。５分もしない内に回復しましたが、久しぶりです。その後、ゴーゴーと音をたてて、雨が降ります。道路はあっという間に川のようです。

息子の治療に全力を傾けて待合室に戻っても、ものすごい雨です。傘を差して駐車場に行くまでもびしょびしょになります。１５分ほど他に客のいない待合室で待たせてもらいました。雨は弱まり、さっきまでの雨は嘘のようです。

その間、僕の携帯にはメールと電話の嵐でした。どうやら、しばらく後に、家の方も停電になったようです。滅多に停電などない東京で、暮らしてきたかみさんは、停電が日常茶飯事の国、フィリピンはマニラからきたにもかかわらず、久しぶりの停電にパニクっていたようです。電気、テレビ、そして電話までも使えない。電話は本来、電気が亡くても通じる物だったんですが、今の電話機は電源が必要です。フィリピンは今でも停電になっても電話できます。昔の電話機は電源ありませんからね。

ちなみに、マニラの日常茶飯事の停電はブラックアウトというんです。東京での思わぬブラックアウトにかみさんはびっくりというお話でした。

しかし、いつも言いますけど、東京はすっかり亜熱帯化が進んでいます。それこそ、スコールのような雨、雷、道がすぐ水浸しになる。マニラと変わらなくなってきましたよ。