いきなり!? ロードバイク

ママチャリにも乗らなかった40代働く主婦
何故かロードバイクに乗る羽目に…
今日はどちらへ?もちろんおもしろい方!

むかい風でさぁ

2009-06-17 21:45:27 | 自転車通勤


えっらい暑なりましたー
梅雨やのに雨はふらんのんかいー
昨日は雨雲と雷にせかされて家に飛び込んだけど、雨は一滴も降らず。
関東はすごい雨だったらしいね。
大阪はふってないぞーあっついぞー
カラ~ンカラ~ン。
全国的に雨の代わりにオタマジャクシがふる今日の頃の空模様。

皆様おかわりございませんか?

タイヤを確認するとオタマジャクシが貼りついたりしてませんか…
ぎゃ~グロ~~~っ冗談としては下ネタ以下


以前、何故かフロントガラスに1センチほどのちっちゃな青ガエルが一匹ぽとんとどこかから落ちてきた。
生きていてぺたぺた歩いてフロントガラスにしっかり掴まった。

車うごいてるのにぃ~走ってるのにぃ~
わ~ぎゃぁ~うぎゃ~!!


パニックに陥ったあまりやっちまいまいした…

ワイパー稼働。


ぶ~んぶ~んぶ~ん。って。



どうなったか知りたいですか?


ではリクエストにお答えして…



ながい粘質な足がくるくるとワイパーに巻き付きました…
ワイパーは一回では止まらず何度かカエルを引きずって格納されました。

ぎゃあああああああーーーー
グログログログロ!!


そのまま30分ほど走ってどこかへ到着して…
おそるおそる…
ワタシじゃありませんでぇ。
オタマジャクシとカエルを見るのも嫌いなヒロさんが…
男前にもワイパーに絡まったカエルを救出。

でもカエルはちゃんと生きていて、
葉っぱ置くとしばらくぐったりしていたが、もそもそ動き初めて生還した模様。
あっぱれ。生きる力よありがとう



ワタシと言えばありとあらゆるところでトラブって向かい風です。
朝から訳のわからんトラブルに振り回され。
あ!ごめん!ですまされるような身の上はきついモンがありまして。
心身ともにへとへと感が…

カエルのようにあっぱれで打たれ強い社会人でありたいもんですな。
っていうか打たれないような用意周到、根回し万全、首尾貫徹、計算づくめて、しかも美人で背の高い…完成された人になりたいかもしれません

あ、足はだけは大丈夫今日も登れます

自転車通勤してないとここら辺がきついよね…。
とっくに仕事でメンタルやられてるはずですわ。

お帰りのまだ日のある清滝峠に向かって…
この暑いのにいつになくがんばって汗だらだらながしいの、
「あぁもうあかん死ぬ~」とか言ってみると、
まいどまいど奇跡的に遅いのによ~がんばるなぁとちょっと笑えて、
カエル並に不屈の未完成さ故にあっぱれ自分

走行距離【38】km

自転車通勤わ~い

2009-06-16 22:23:48 | 自転車通勤

おひっさしぶりぶり~
本日はお日柄もよろしく自転車通勤の儀と相成りました。
めでたし

わ~なんや朝からそわそわしたわぁ~
なんでやぁ~っていうと、
ひさしぶりやんかいさぁ~
何日ぶりの自転車通勤か、もう思い出せないけど、
たぶん2週間ぶりぐらいの自転車通勤。

600km走った後の体のダメージというより、梅雨のせいか、不眠の600kmのせいか、睡眠不足感がいつまでも続いて…
あの飢餓感っていうような睡眠不足感がいつまでもつきまとって、
昼休みや、帰宅してから夕食準備のつかの間に暇さえあれば寝てました。
ひょっとしてそれくらい過酷だったのか、梅雨で体調が悪いせいかどちらかわかりませんけど、きっとどちらもでしょう。

昼寝しすぎてとうとう朝は5時過ぎから目が覚める始末。
仕方がないので、もう充分寝たよね!
と自分に言い聞かせて、この良き日の自転車通勤でっす

ブルベからブルベへ…
ブルベの完走のカギは準備にあると思う。充分な準備が完走の秘訣。
少々走力足りなくても準備と計算があれば何とかなる。ことも多い
終わったらまた次のブルベの地理や気候や衣服や補給の準備で標高はどうだか、タイヤはどうすんのか、チューブは足りるのかクランクはどれにするのか、どれくらい暗いのかライトはいくつ必要か…

いつも頭がいっぱいいっぱいで…

そんで…頭から押し出されて、髪がぼっさぼっさ
あまりにみすぼらしいので、ふっと頭を空にするとするする~っと髪は脳内に戻ってくるのだ。
…という仕組みならええなぁ。

っていうか…のびたら後で一つに束ねられるので、それはそれで良いかと。
がぼっさぼっさ、が一つに束ねられる。
が、ずっと束ねているのもなんかワタシ的にどやろ。
ここはカンチャさんに相談に行こうかどうしようか。
…髪切る決断力まですり減ってる


さすがに600kmが終わるとホッとする。
さて次はそろそろ期間限定おばはんレーサー!じゃじゃーん登場~っ!!
とも思ったが…

ちょっと休憩


気分転換には自転車通勤もってこいですわよね。

通勤道ではこれまで見たこと無いような大輪の花を咲かせるクチナシの並木がある。
梅雨時のうっとうしい空気に、追い打ちを掛けるように立ちこめる余計にややこしい甘い香り。
うぇっぷ。大量の安物のチョコの一気食いな感じ。胸焼けしそう
そんな大阪の主張しすぎなのにクチナシとはこれ如何に、というものとはちょっと違ってた。
夜中の軽井沢で真っ暗の交差点で強く主張する香りは…
はっ!クチナシ!ちっこいおめめが急にぱっちり覚めた。
よくよく探すと遠慮がちに足元で小さな白い花が暗がりにぼんやり浮かぶように咲いていた。小さく白く浮かび上がる姿は可憐だった。
軽井沢でもクチナシは咲いてたなぁ

ふと軽井沢のにおいを思い出した。
真夜中サイクリングの記憶はにおいだ。
牛もそうとう多そうだった
牛舎のにおいもちょっと違って少し高原風な涼やかな…
ちゃうって


通勤のお帰りの方の清滝峠はときどきとんでもないにおいさせてるときがあるんですよん。今日は大丈夫。
清滝峠で雷と競争して帰ったが、おへそは無事だった。
勝った~

走行距離【37】km


おもふところあり

2009-06-15 21:29:52 | 徒然という記録
仕事上いろいろと面倒な事があって、なかなか自転車通勤できませんねん…
体調もずっと今ひとつ。
梅雨時には決まってどんよりしちゃうんですよ。
男性はそんなことないのかしらん。
女性はよく同じような人いるけどね。
とにかく600km以来おとなしくしていますんです。

遂に我が家にも噂の北海道のおみやげが来ました。
じゃ~ん。


今更かいっ…

北海道かぁ~
うにだのドライブだの温泉だの…
おみやげ話を散々聞かされて上の空の相づちは打つけど…
頭の中は広い北海道の延々と続く涼しげな景色の中をひたすら自転車漕いでる。
いつか行きたいなぁ~

なになに北海道で1200km開催との噂。
そんなん誰が走んねん

北海道は遠いやね。ってそんなことちゃいますやんか。
1200kmって600kmの倍やん。ありえへん。
いや、しのさんなら絶対行けるやろ。
しのさん!3倍テーピングやったら行ける!



先週の600km走ってるときは結構気楽に楽しく走って、
楽しいサイクリングやったわぁ。
とゴールしたが…

あとあとダメージが来る。
メンタルに。
ま、タイムアウトぎりぎりで仮眠の余裕も無かった。
参加者の中ではほぼビリ。

楽しく走れた様だったけど…
む~んむ~んむ~ん…
何かが違うのだ。
もちろん遅すぎる。

今後ブルベ続けるならこのままでは、何かがあかんような…。

なにか方向転換しなければ…

そんな何かがず~っとぐるぐると渦巻いて…

その上自転車に乗れないというような。
やたら蒸し暑いのに降らない梅雨のような。
天ぷら食べ過ぎて胃が痛いと言うような。

お疲れですか、お疲れですね。

ひょっとしてアレですか。

ほれ、頭にコのつくあれですやんか。
ほれ思い切って、ゆーてみー

こ、こ、こ、こ、こーねんきー?


きゃ~残念、そこは地雷。

疲れています…

2009-06-13 21:25:21 | お出かけの記録
アラームの前に目が覚めた…。

あぁ…朝練
体がどど~んと重いです
なんというか梅雨時は頭や体が重くなるんですけど…
それって疲れが残ってるっていうんでしょうかねぇ。
ブルベ後筋肉痛は一日だけで、睡眠不足感は3日ほど続いたが…
大きなダメージは何もない。
…というのも我ならすごい。
4年前には3キロ走っただけで翌日は病人になったのは、ほんまワタシやったんか?たぶん別人

が、本日朝練お疲れ状態で、いや柳谷登ったら真っ直ぐ帰ろうと…。

ま、いつものように枚方に出て、淀川を京都へ向かう。

淀川の木の茂った見通しの悪いコーナーをぐるんと回ると!
お!リカンベントとマドンの女性!
ということは!!
くぅさんやーーーん



集合時間があったので、ゆっくり話しも出来なかったけど、
少しだけご挨拶することが出来た。
キュートなくぅさんとリカンベントのご主人の穏やかそうな仲の良さそうなご夫妻でした

今度はどこかでご一緒したいですねー


ワタシ達も仲が良いとよく言われるが、実はブルベの帰りにヒロさんとちょっともめた。
ブルベの走り方があまり違うので、一緒に走るとお互いに疲れるのだ。


ワタシ的にはヒロさんの終盤バテようと休憩長さに疲れ、ヒロさん的にはワタシのあまりの登りの遅さがしんどいらしい。まぁ登るのがしんどいのでブログ更新なんて遊んでるから余計に遅いんだけどね。

あまり意見がぶつかる事はないけど、ぶつかると真っ正面になる。


登りのスピード上げろってそれは無茶やー

でも悔しいので今日は頑張りました。
まだ疲れが抜けきってませんけど…
足というか腰というか股関節の奥というかとにかくど~んと重い。
首と肩の筋肉も少し張っていて軽く頭痛がするが。




まさQちゃんとおしゃべりしながらスタート。
あ”~いきなり登りたくないぃ~という登りにうんざりした感じがまだ残ってる。
しんどいなぁ~
と思いながら今どき練習中のペダリングを一生懸命イメージしてたどる。

この間までアウターで登ってたこともすっかり忘れて、
39のミドルでなんとかぎりぎり…
ケイデンスもなんとか落とさずがんばる。
はぁ~先に出たので、後ろからばんばん抜いて行かれるけど、いつものこと
心拍は~
センサーを最近付けてなくって、久しぶりに付けてみると結局下から上までずっと170を越え続けてるらしい。
登り切ったら目の前真っ白になったりしなくなったので、心拍がずいぶんさがったのかと思ったら、170に慣れてただけだったのねん
ま慣れるというのもびっくりだけど。

とにかく今日は体と頭が重いが、くるくる頑張る。
途中三叉路を過ぎると斜度が少しきつくなる。
いつもここいらで気持ちが完全に切れて、ブルベやしここで頑張る意味はない。
と思い続けて1年半。何故か今日だけ頑張ろう
くるくる回すと心拍はあっという間に177!

あ”…あかん180越えると死ぬかも

いやもうええわぁ…

いやあかん!今日はがんばろ!

ブルベやしええねんええねん。

今日はあかんあと1キロや粘れ、
600km走りきれた、たった1キロいけるやろー

いやん無理やし、死ぬ~

今日こそ言い訳たらたらな自分とちょっとだけ戦った。
まさQちゃんまてー!
まさQちゃんの背中を一生懸命に追いつつ、ゴール!

スイッチを止めてみると。
ちゃんと自己最高。
やっと15分を切った
いつも如何にさぼってるかってことやね。

で、みなさんと一緒にサイクリングロードを走り。
山城大橋でお別れして…

河内峠もがんばってくるくる登り。
穂谷方面に折れて、府道7号へ下る。



で、府道7号と相性の悪い人はまたここで、パンク!

ぷぷっ

帰宅は徒歩。

ざまぁ…!あ、いえ、ご愁傷様
ぶっはっは


走行距離【67】km

BRM606静岡600km-ゴールは下り

2009-06-12 21:38:29 | ブルベ

PC4。
スタッフのお手製のおみそ汁を頂いた。
たっぷりのわかめと大きなお麩が入っていた。
温かさと塩分が何より美味しかった。
スタッフの細やかな心遣いが本当にうれしい。

ここのPCはコンビニにもかかわらず夜は営業していないのだ、ありえん
何人かはここの駐車場で仮眠をとるらしく、シートにくるまってる人やただ転がってる人も居るが、気温が低くてここではワタシには仮眠は無理そう。

PC4でもドロップバッグがあったので、お願いした。
雨が何度か降ったり止んだりしたので少し濡れているが、寒いのでドロップバッグに入れた長袖ジャージを上から着る。靴下を二枚履く。

軽井沢駅前の綺麗なトイレをスタッフの方に教えて貰った。
ちょっとだけコースを外れるが…
トイレは暖房も効いて綺麗で快適。
トイレのふたに座って仮眠ならいいかもしれないと思ったが、
駅前なの怒られるかもと思って遠慮した。
駅前の自動販売機でまた水をボトルに入れてスタート。

いろいろと手間取り3時30分頃か。
あと少しでPC4はクローズになる。

PC4からコースが少し折り返しになっている、かの方がPCへ向かって走って来た。

「急いで~!あと10分!!!」とみんなに声を掛けたがしのさんは居なかった。
あれからどうしただろう。


佐久のネットカフェに2時頃に到着で4時まで仮眠という予定だったが。
佐久には既に4時過ぎた

ネットカフェで休憩では時間を取りすぎるおそれがあるので、マクドナルドはどう?
という提案にヒロさんがとりあえず乗った。
24時間営業のマクドナルドで寝ると追い出されるという噂を聞いたが本当だろうか。
とりあえずヒロさんがかなりバテ始めたので、マクドナルドで少しだけ眠って貰おう。

ヒロさんはさっさと食べきって、腕組みをして上を向いた。
ワタシは携帯でブログをチェックして、近畿のゴール状況を心配しながらぽつぽつとポテトを食べた。
トイレで少し顔をあらった。ここで日焼け止めや化粧直しをすれば良かったが疲れて動きたくなかった。

15分ほでヒロさんを起こして準備してまた出発。

店を出ると空は明るくなってきた。

今日は晴れる!




佐久から次の登りに向かって小さな道を抜ける。
観光で来たならこんな道は使わないだろうなぁ。
というような住宅街の道。
沿道の雑草や朝の鳥の声。
農作業をする人。
ワタシが住んでいる大阪の片田舎とか全く違った広々とした風景。
遠くに見える山も美しい…
ふっ…
と時々意識が飛ぶ。
ヒロさんからずるずる…と遅れる。
今日は睡魔が来るのが夜があけてから来た。

眠気覚ましに途中で止まったPC4で着込んだ長袖ジャージや二重に履いた靴下を脱いで荷物を再編成する。




そしていよいよ最後の山というか最後の1000m級の山。
ここから20kmほど登るらしい
意外と交通量が多い。

何となく眠気は覚めた気がするが体調が悪い。
体が少しむくんできた、登ってるはずなのに汗が出ない。
何かがおかしい…
今までこんな事は一度もなかったけど、飲んだ水分がどんどん体に溜まっていく感じで体も重くなった。
ま、24時間もろくに休まずに走り続けてるのだから当然かも



途中でコンビニ休憩。
体に水分が溜まっている感じがなんか恐くなってドーピングを考えたが何を取れば良いのか良く解らなかった。
眠眠打破は後で胃に来るでワタシには合わないと解った。
ひょっとすると、うこんの力?行けるんちゃうん?とうこんの力いっときました。
アルコール用だとおもうけど…
コレが結構正解でした。

休憩から登り始めると、汗が出始めて、だんだん体が軽くなった。
単に眠かっただけかもしれないけど…
今回のブルベの眠気からくる不調は一睡もせずここで乗り越えた。


気温が上がり始めた。
空がすばらしく晴れ上がった。

きゃーきゃーきゃーきゃー

山がめっちゃキレイでぇ~!ヒロさん見てみ~!絶対元気になるから~!!

うん。

下を向いたままぽつぽつと登るヒロさん。
さっき少し仮眠したのに復活出来ないらしい。

途中経過を携帯から更新したとおり、
あまりの景色のすらばらしさに一人テンション上がって楽しみました。

あぁ~がんばって走ってきた甲斐があった~
綺麗すぎる楽しすぎるぅ~

道が登ってるのは当然すぎる当然で早く下りたいなーとは思わない。
登れば登るほど景色はコレまで見た事がないほど雄大になっていく。

雨で調子が悪くなったコンデジではとても捕まえ切れない。
ここは自転車で楽しんで登るべき道だ。


目の覚める空の色。
8時になってないだろうか、こんな時間にこんな景色を見れるのはブルベでなければありえないかもしれない。
うつくしすぎる~
どの山が見えるのかと言う事まで調べて来なかったが、みえてるのは八ヶ岳かな??

山と言えば富士山と六甲と生駒しか知らないワタシにとって、また綺麗な山を一つワタシの手中にした。
むっふっふっ
ウソウソ!しっかり目に焼き付けたのでした。



野辺山高原ここは標高1300mとかいてあります。
でっかいカメラを担いだカメラマンもここから山を狙っていました。



どこを切っても絵になる道でした。
風も無く。
ただただ景色を楽しんで走りました。




SLランドあたりが最高標高でしょうか。


…ここから後半戦下りがはじまりました

ひゃっほ~
いくぞ~!
くだるぞ~!
昨日から散々登ったから下って下って下ってやるぅ~!!
いえ~い!

下りはそりゃ~すごい!

斜度もなかなかのもんで、時間に追われている事もあって、
がんがん下った。

雪が降る土地の路面はどこも荒れている。
穴ぼこや修理してもまた空いた穴や。
荒れていて避けようの無い場所がずっと続いた。

自転車はばんばん跳ねた。
衝撃で手が離れたら大怪我するやろなぁ。
なんやかんや自転車から吹き飛ぶのが時々見えた。
信号待ちで確認してみると、キューシートに着けていたクリップが飛んだ。
BENTBOXからはソイジョイが一本無くなっていた
こんな事で自転車無事かしらん…




途中清里で景色を眺めながら優雅な朝食を取るはずだった清里を~
泣く泣くぱ~す!
牛乳、チーズケーキ、ヨーグルト、ケーキ、パン。
いかにも美味しそうな看板が飛ぶように過ぎていく。

ぎゃ~ぐぐぐぐやじぃいいい~

余計に腹減った~
せめて牛乳ぅ~

が、時間的にもまだ営業が始まって居ないのだ…



腹いせに、せめてあちこち道に立ってるトナカイの写真だけゲット

いつか絶対またここに来て牛乳飲んでやるぞーー!!




相当なスピードで豪快に下った。
信号にも掛かったもののこの下りだけのアベレージは40km/hは越えたと思う。

豪快な下りでゴキゲン

徹夜で昨日からもう24時間以上も走ってる事なんてすっかり忘れて、また元気になった。



そう、そういうがんばる人には今日も富士山が出迎えてくれた。

富士山一周のブルベで初めて富士山を見たときはびっくりして少し恐くて遠い存在だったけど…
この日の富士山は「ここの下りはたのしいでしょ~」とのんびりにこにこ笑ってくれた。




ヒロさん大丈夫?
ワタシが勝負パンツ奪ったせいでしょうか。
仮眠時間失ったせいでしょうか。
ヒロさん限界来てます。

すぐこの後のPC5のコンビニの写真取り忘れてます。

清里で何も食べられなかったので、次のPCでがつんと食事しました。
ミニサイズの冷麺とおにぎり。
コンビニの冷麺って初めて食べたけど、酸っぱすぎて完食出来なかった。

ヒロさんまたもやここのコンビニで倒れた。
10分ほどの仮眠。
ワタシは携帯見ながらぼんやり。


そろそろPCで出会う人が揃ってきたみたいです。
最後尾集団はワタシたち二人に、
トレックのマウンテンバイクの人この方はマウンテンバイクにでっかい荷物。
なかなか重量ありそうな自転車であのコースを走ってはります。ご立派!すごい!
それから近畿でご一緒だったえ~っとこの方はジャイアントでしたっけ。
あとはコルナゴの年配の方、PBPの反射ベストを付けていらしたように思う。
CSYの年配の方々よりずっと年齢が行っていらっしゃるようにお見受けした。
最後までペダリングに変わりは無く、最後は抜かれそうになった。
この方達は毎回PCで道でお会いして何度もご挨拶した。




それからしゃ~っとまた下って、
400kmでも通った、山梨静岡の県境のアップダウンが続く道。
この期に及んでまだ登るんかよ…

50個ぐらい坂を越えれば抜けるのかな…
と思うが、二度目なので思ったよりちょっとだけ楽にクリア。

またぐぐ~んと町中を下るように走る。
フレッシュで通った清水の町を抜ける。



でた~~~~~~~っ!!

海やぁ~海やぁ~海やぁ~

イチゴロード。
イチゴのくるくるのおねいさん達が居ないのは、営業時間が終わったせいだろうか、イチゴシーズンはおわったんだろうか。

さびしいイチゴロードを向かい風の中をひた走る。
もうスピードなんて22,3km/hだろうか。

すいっと、横にピストの人が並んだ。
あ、こんにちはとこっくり挨拶をした。
するするとあっという間に届かない位置まで行ってしまった。
「ヒロさ~ん、しんどかったら後で楽さしてもらうとかどう?あはは」
「競輪の人や、絶対無理。」
という声が聞こえてしまったのか、瞬く間に消えてしまった。



そして大崩海岸。
ここも登ります。フレッシュで通ったときは車は少なかったけど、夕方のせいもあるのか、すごく車が多くて恐かった。混んでいて狭い道なのに、スピード上げて無理矢理追い越す車も何台もあって、真っ正面から衝突かと何度か思った。



大崩海岸を下ったところが最後のコンビニ。
18時頃。日没まであと1時間。
少しだけ何か食べた。サンドイッチくらいだっただろうか。
今回は最後までちゃんと何か食べられる。すごいいい調子だ。

日が暮れてしまわないうちにさっさとゴールへ向かう。
残り50km。
何キロ走っても残り50kmが果てしなく遠く感じる。




町中を何キロか走る。こういう道もルート上。
さすがにもう坂は無いだろうと油断する。
疲れていて大してスピードは上がらない。
焼津あたりでマウンテンバイクから挑発されても乗らないらしい。
歩道から、女子高生がママチャリにでかい楽器のケースを入れて小さな坂をガシガシ上がってくるが、それにも負けた…


残り30kmほどで完全に日が暮れてしまった。

工事中の歩道に車止めが並んでおいてある。

何故か車止めに動物が乗ってる。

豚だったり猫だったり猿だったり。
んんんんなんの飾りか?と近づいて見ると重しの砂袋

道ばたに座っているメキシカンハットの陽気なおにいさん!え~っと、ゴミ箱。

ガードレールに反射するヘッドライトは膨らんでバーバーパパがむんむんわいて出てくる…

わぁ~あとうとう疲れて幻覚かな。

もう何が見えても何に襲われそうでも気にしない。
一番恐いのはゴールまでの距離。




ぎゃーこの期に及んでまたのぼるんですかー

6/4に開港した静岡の空港へ向かうらしい。
ひゃ~そんなんもう見たないでぇ~
別に気ぃつこてもらわんでもええのにぃ~

緩い坂だったけど、もう550km以上は走った身にはかなり辛い登り。
ゆるゆると7kmぐらいは登ったでしょうか。

頂上が上の写真。
向こう側に空港があるらしい。
交差点で背伸びをすると飛行機のしっぽがちょびっと見えた。
横断歩道の延長上の看板の上の明かりが飛行機。
ミッションコンプリート

で、空港ができたてということは道も交差点も出来たて。

実はアルプスラボにもどこにも正確な地図が無い。

迷いました
GPS頼みだと迷いました。
キューシートだとあっちでしょー!

GPSだと薄暗い森に入る道。

わ~どうしよ~と迷ってるとトレックMTBの人が来て教えて貰った。
やっぱりGSPだとロストするだとか。

よっしゃー道見つけた~!

後は下りや~!!

出来たての空港に向かう道をがんがん下る。

車も少なくて下りは楽しい。
変な者が時折見えるが気にしない。

ゴキゲンにいい道を下ってこのままゴールや~

線路沿いを走り掛川の町を抜け、がんがん走る。
あぁもうあかんしんどい、休みたい…せめて赤信号で息つきたい…
と思うがまたこれ信号が全く赤にならない…
どないなっとるねん

とにかく目指すはゴールあと一息。

ぎゃ~またまたのぼり~
エコパって…エコパって…そんなふざけた名前ってなんやね~ん
また登るんかいな
ぁぁ~最後まで登らせてくれるなぁ
愚痴をいいつつもうあかん~限界ぃ~
というところですさまじい下りが来る

全くよく考えられたコース

大なり小なり最後の最後まで坂がある。
もうあかん…くそーこんなとこ二度と来んぞー
とスタッフを恨みそうになった瞬間に下りがくる。
しかも夜なのにキレイで明るくて長々とひゃっほーな下り。

参加者を楽しませようと意図がはっきりと伺える。
きっと下り好きなスタッフがコースを考えはったんやなぁ

ひゃっほーな下りに気を良くしてあと2km。
前乗りしたホテルの前を通り駅を抜ける。
狭くて暗い道をやや下りながらスタートした橋の下を探す。

あれれ~こんなに遠かったっけ。
のこり1kmで迷うのも辛い話しだが、疲れからか迷った気がしたりした。

気持ちも体力も限界に来る。




あれやーあの橋やー!
ヒロさんが声を上げた!



きゃあ~~~~~~~!
ついたぁ~~~~~~!





ゴールは21時過ぎ。39時間と15分。
仮眠は取れなかったがばっちし予定通り

ゴールではスタッフの方と少しお話しした。
手作りのフルーツヨーグルトを頂いた。

ヨーグルトやトマトやおみそ汁や、だんだん胃が壊れていくワタシには何よりのごちそうでした。
ジェットーコースターバリの超楽しい下りのコースといい…

このブルベは登りが苦しいブルベではなく、下りが楽しいブルベやんなー!

と、最後はにっこにこゴキゲンで楽しくゴールしました




信州の山々の累計標高18,000m!
静岡の海と楽しい下り!
綺麗な景色とおいしい空気。


スタッフの方達のブルベへの愛情を感じられるホントに楽しいブルベでした。

スタッフの皆さん!ほんとうにありがとう

BRM606静岡600km-夜と峠

2009-06-11 21:44:55 | ブルベ
PC2ではドロップバッグがあったので、バッグには靴下、レインウエア、補給食、携帯のバッテリー、アミノ酸やビタミン剤ビオフェルミンを入れたピルケース、交換用のミニタオル小物を入れたいつものリュックもここまで持ってきてもらった。
PC2からはリュックを背負うことにした。
ゼリーをBENTBOXに入れた。
雨で濡れた靴下を交換、ほっ
靴の方はかなり乾きかけていたので、靴下の交換だけで大丈夫だった。
で、着てきた重いレインウエアの上下。
ものすごく悩んだが、天気予報と雨雲レーダーを見て、ここでバッグに入れて持って帰って貰う事にした。
なにぶんまだまだ登るので、軽量化優先。
ただし雨具は百均の小さなレインウエアだけ持つ事にした。

PC2でかなり悩んで準備してるとき…
しのさんが姿を現した!

あれ~っ??
なんで~ここにおるん~???

PC1で…
スタートする姿を見かけて、本気で16時ゴールを目指してはるんやー!

「今度しのさんに合うのは再来週の朝練やなぁ~
来週は私らは、しんどーて朝練いかれへんもんなぁーきゃはははは

と言いながら、おにぎりを食べながら背中を見送ったのだった。



とりあえず、ごはん食べましょー!
というともう食べたとおっしゃる。
ワタシ達はこれからまた登るので、ここで食べないと…。

道の駅の向かい側に小さな手作りのパン屋さんがあった。

あんパンとか種類は少なくて素朴だが…
買ったパンのほとんどがまだ焼きたてで温かくてめちゃめちゃ美味しかった。
パン屋さんのおねいさんも気安い方でなんやかんやおしゃべりできてうれしかった。
写真をちゃんと撮ればよかった~。


で、しのさんはリタイヤするだとかおっしゃる。

「またまたぁ~
1000kmも悠々走ってこられる方がリタイヤなんてジョーダンでしょー!!あはは」

なかなか信じられなかったが、食事をされた後なのに、時間の無駄遣いばかりしる私たちにつきあってパン屋さんに行ったりするのでまんざら冗談でもなさそうな。

ひざが痛いとおっしゃった。
いつものにこやかな表情は変わらなかったが、時折かげりを見せたので本当だろうか。
でもまさかまさか…


ワタシもフレッシュと沼津400kmは途中からひざ痛を抱えながらどうにか完走できた。
たぶんワタシの場合は欲張って速く走ろうとしたのでペダリングが失敗だったのだ。
パンを食べながらその時の自分なりのどうにか走りきった方法をいくつか披露した。
ひざに負荷が掛かっちゃったのだから、負荷が掛からないように走ればいいだけだ…
あははははっ
そんなんでわかるかー!

でもしのさんの真剣な表情を見てるとやっぱり痛そうだ。

あの400kmの寒く痛く暗く苦しい富士見峠を思い出した。
1000m付近の気温の低さと雨の冷たさが一層ひざに応えるんだった。
あれは本当に辛かった。



しのさん~!
がんばれ~!!

PC2を一緒にスタートする。
ひざに負担が掛からないようなペダリングを探るんですよ!
がんばってー!!




今度は3人でまたのんびりと峠を登る。
今度は治部坂峠。

峠を少し下って、コンビニで休憩した。
我々がビリだとばかり思っていたら、
白いリドレーの人がいらっしゃった。
ほっとして声を掛けたら…

なにやら700円分を買ったら三角くじでアイスクリームが当たったとか。
笑っていらっしゃった。
時間に追われて大量補給の上にアイスクリームって…
それでタイムアウトしちゃったら、ラッキーだかアンラッキーだかわかりませんねーきゃはきゃは笑った

次の峠からはすごい下りがあります!
としのさんが言う。

わ~いわ~い
と喜ぶと…
「危険ですからくれぐれもスピード出しすぎないように!」
100km/hチャレンジする人もおられるそうな。

「わ~いわ~いワタシもチャレンジするぅ~
と浮かれたら「段差あるから気を付けて下さい」真顔で注意された。
…はい


ん~で、またがんばって…
というのもどれくらいがんばったのか良くおもいだせませんけどね。
全部登りばっかりだったからね。

で標識は7%の7.5kmの下り!

ひゃっほ~!!やったぁ~!くだりさいこー
あぁがんばって登って良かった!
7%の7.5kmの下りって最高やん~きゃ~

がんばって登った甲斐があるなぁ~


しのさんの足はどうだろうか。
ひざの痛みって不安やろうなぁ。
「コレでワタシのブルベチャレンジは永久に終わりかなぁ。」と鬱々としたもんなぁ。
ひざの痛さと一緒にメンタルへのダメージも来るから一層辛いなぁ…。


しのさんがゴールへ向かう気持ちを持っている限り一緒に行こう!
と、このときそう考えていた。
もうクローズ時間気にしないで、しのさんと一緒にゴールしよう。


きっとヒロさんも同じ事を考えてるはず。
時間内完走出来なくてもしのさんと一緒にゴールしよう。って。

だから、しのさんがんばって!


だんだん夕暮れが迫る時間。
下りきってりんご園や果樹園のある町々を抜ける。
かすかに下ってるが、向かい風が強くなってくる。

向かい風と下りの段差はひざに応えるやろな…



夕暮れにみんな疲れて少し無口になってくる。


とうとう。

「体と相談しながらゆっくりいきますんで、先に行って下さい。」
いつになく凛としたしのさんの声が後から聞こえた。

ヒロさんもワタシもうろたえた。


あぁ。恐れていた宣言だ。


これがブルベか。
大事な仲間のピンチを見捨てるようにここから先へ進まなくてはいけないのかな。
単純だが残酷なゲーム。

「いや、そんなぁ…がんばって…」
と言いかけたが、ひざを痛くしている人に「がんばって」と言うのも残酷だ。

やはり一番正しい選択をしたのは、達人しのさんだ。


「ゆっくり行ってますんで~!」と、言うとあっという間に差が開いてしまった。


またいつもの二人。
向かい風が強い。

明るい間に先を進もうと走り始める。
平坦下り向かい風、ヒロさんを盾にして前に進む。



夕方頃そろそろ噂のローメンポイントちゃうん~
二人で沿道をローメンの看板は無いかときょろきょろと走るが見つからず。
日が暮れてしまってPC3の手前でラーメン屋さんへやっと入った。

何モノかしらんが、ローメンって食べてみたかった

沿道に広く窓が取ってあるお店でしのさんが来るのを待ったが…
ゆっくり食べ終わって支払いをしているときにようやくしのさんが来た。
元気そうでちょっとホッとした
この分なら何とかいけるんじゃないですかー




で、PC3。21時頃。

食べたばかりなので、少し休憩して補給食を足してまたスタート。
次はたぶん一番の難所らしい和田峠?和田トンネル?有料道路までのなが~い登り。

車もトラックも意外と通る。
有料道路へ入ってトンネルから料金所まで長いって14キロ。
斜度はどれくらいだったか暗くて解らないが、かなりあったように思う。
きっとすばらしい景色だろうな。
が、暗い中を鬱々とただひたすらに登る。
今朝からもうどれくらいのぼっただろうか。
それでもまだ半分にもならない…
と思うと凹みそうになるので、ただ料金所までの距離だけが頼り。

工事中の道では夜にもかかわらず年配のガードマンさんがいらっしゃって、
笑顔で「がんばってくださいー」と声を掛けてくれる。
「はい!がんばります」頂いた小さな一言がエネルギーに変わる。



メタメタへろへろよれよれになって料金所へ到着~

二人並んで100円を料金所の係員に支払う。
二人の方がいらして、
「何かイベントですか?」とブルベではもう何度も問われた問。
「袋井からきたんですけどーこれから軽井沢回ってもどります~!」
というとあきれたのか、理解できないのか曖昧な表情で「気を付けてがんばって下さい」と言われた。それでもやっぱり見知らぬ人に声を掛けられるブルベの楽しいところ


料金所横の自動販売機で切れた水を補給。
ここで23時。
標高が高いのか冷えるので暖かいものをと思ったら、全部コーヒーだった
普段缶コーヒーを飲むと気分が悪くなるのだけど、暖かいものが欲しかったので、カフェオレを押したら、普通のコーヒーがぽとりと出た。
ぐっ…
こんな事でも夜の峠のメンタルには応える。

近畿を走ってるみんなはそろそろ無事にゴールしただろうか。

しのさんは登ってるだろうか、登り切れただろうか…。
「きつかったね、ここが一番!しのさんは登れたかなぁ…」

そんなことをぽつぽつ話しながら下りに入る。

暗闇の下り。
時間を取り戻すように回して下るが、強い向かい風。
いくらペダルを回しても体重で下るヒロさんには追いつけないほど強い風が吹く。
危ないとは思ったが真っ暗の下りに、ヒロさんにぴたりと張りつく。
ふ~うらっくち~ん
文字通りヒモが付いててするすると引っ張られるように足も回さずに下れる。
ヒロさんは必死で向かい風に立ち向かってる。がんばってくだされ
がんがん下って下丸子あたりのコンビニでモリタさん発見!
二度と会えないかと思ったがあえてうれしかった。
ちょうどスタートされるところで、一言二言言葉を交わしたら出発された。


少し補給して、そこから軽井沢PC4に向かってまた登りが始まる。
軽井沢ってこんな標高高い所にあるんかー
信じられん。
時折ビデオショップやお店があるが、コンビニも全部閉まってる。
また500mほどは登って、標高は1000mくらいでしょうか。
ほんま、なんぼのぼらすねん…




一応夜景を撮ってみました…

そしてアップダウンの真っ暗の広域農道を進む。
強い向かい風に必死に立ち向かう。
時間はすでに真夜中。

時折車が追い越していく。

二人で計6灯並んで、道の幅を照らす。
真っ暗い中、目を見開いて道を見張る。

あとすこし、軽井沢まで来れば、少し仮眠しよう。
それだけを支えに走る。

体力的にもメンタル的にも一番苦しい時間帯だ。


後から車のライトで明るくなった。
道幅は充分あるから邪魔にならないはずなのに、追い越して行かない。
ゆっくり走ってるのかなぁ。と不思議になる。
でも道が明るく照らされてかなりホッとなる。
しばらくするとさすがに邪魔なのかなと思って、道の端に寄る。
と。
車は横に並んで走りはじめた。
暗くてドライバーは見えない。
そして小さくクラクションを鳴らして、前に出た。
しばらくワタシたちをひくように前を走ってくれた。
明るさとペースが相当助かった。
白いワンボックス。長野ナンバーだった。
長野に知り合いは居ないはずだが…
明らかに、ワタシたちを助けようとしてくれている。
真っ暗で冷たくなっていた空気の中に、この車の優しさを感じて胸が熱くなりながら前へ進んだ。

「ひいてくれてはるんやな」ヒロさんに一言やっと言った。
それ以上なにか言うと涙がでそうだ。
ヒロさんも「そやな」とぽつりと言った。

数キロ白いワンボックスが一緒に走ってくれて、また小さくクラクションを鳴らして消えていった。



車はもう一台来た。
車種は解らないが今度はスポーツカーが来た。
ゆっくり前に来て、「がんばれよ」というようにハザードランプを何度か点滅させて、真っ暗の農道をしばらく前を照らしてひいてくれた。
ありがとうありがとう

最悪の時間帯に最高の助け。
がんばろう、きっとゴールしよう




やっと軽井沢へ入った…
アップダウンはいつ終わるともなく続く。


時間は予定より大幅に遅れてきた。
ひょっとして仮眠の時間が無くなったかもしれない。

ヒロさんが、「ひざが痛い。」
といって何度か止まって、体をほぐす。


PC4のぎりぎりまで登り下りが繰り返された。
とうとう町中への下りが始まり。


PC4の軽井沢へ到着。2時半は過ぎたかなぁ。

BRM606静岡600km-峠峠峠

2009-06-10 21:17:02 | ブルベ
スタートから降ってた雨は、しょぼしょぼと降り続く。
雨雲レーダーによると9時には止むはずやん!



今回カエルちゃんのキューシート用のボードを付けた。

いつもはヒロさんのGPSに頼りっぱなしだったが、
まともにキューシートで確認しながら走ったのは初めてかも知れない。
私も慎重にスタートまではサイコンの電源を入れなかったが、
100m単位でポラールの累計距離とキューシートがぴったし!
途中GPSが間違えて別の道へ入ってしまって、100m余計に掛かったところも最後まで狂わなかった。
結局予備で付けていた、誤差の大きいキャットアイはサイコンとして使わず時計として使った。

あぁ~あと580kmある~
と思うよりもキューシートの「1.8キロ先の交差点を左折」の小さい目標ごとに走った方が気持ち的にはずいぶん楽かなぁ。
GPSも楽だけど、楽すると辛いことに気持ちが傾きがちになるから、少々のストレスはあった方が結果として楽なんやなぁ
と一つ大人になりました
「あー次の交差点右やね!」とヒロさんの後ろから確認する。
GPSも時々ぶっとんだり、間違えたりしているからお互いに見知らぬ土地では安心だった。

キューシートの精度のお陰だ。



で、どこだったっけ?
でトイレ休憩。綺麗なトイレありました。

PC1まで約68km。
これまでのブルベでは大体50kmごとのPCだったが、今回はPC間が100kmを越えるところがある。
ここらへんの計算が曖昧だったので、余計に時間を食っちゃったのかもしれない。



が、雨雲レーダーによると。もう止むはずだったPC1到着は9時を少し過ぎた。
まだ大勢の人PCで一緒になった。モリタさんとも少し話した。
しのさんもさっさと休憩を終えてスタートしていた。
ワタシ達は何故にのんびりでした。
作戦としては、登りは苦手だから急ぐとダメージ残るので、時間いっぱいのんびり。各PCで30分ずつ貯金を重ねて、後半戦下り手前で2時間使って仮眠という作戦だった。

私にはスタート直後からもう登っていたが、PC1を過ぎると本格的に登りが始まる。


え~っとこれ何?
こんなモニュメントだかがあちこちにある。

ま、とにかく大した斜度じゃないけど、ながながと登るのです。
この大した斜度じゃないとこらへんが大変苦手でして…
どう登れば良いのかがわからなくって。



途中どこかのバス停ですね。
空が晴れてきたので、レインウエアをやっと脱いだ。
なんというのか、これから何百キロ登り続けると言うことと、
PC間が長いといことで、休憩ペースがすっかり狂ってしまって、のんびり休憩しまくりな感じになりました。



で、レインウエアから解放されて楽々ぅ~
のぼるどー!えいえいおー!


で、またすぐ休憩するわけです…あたたたた
休憩多すぎますね。
ちょうどお昼時。
ほんとはもう少し進んでから昼食と思っていたけど、
これから新野峠に掛かるので、少し食べようかなと。



お味噌の五平餅と胡麻の五平餅、焼いたじゃがいもにも味噌。
素朴でおいしいんですよ
ちょっと冗談を言っても目も合わせてくれないお店のおねいさんがた。
ん~ん。
シャイなのかしらん、それとも大阪のおばちゃんって面倒なヤツなのかなぁ
まま、そういうお土地柄なのかも知れない。


お米で作ったとメモにあったドーナツ。
ふんわりした甘さでめっちゃツボでした
山ほど食べたかった。


で、そろそろ本気出して登りますっ
本気モードとか無いんですけどね。
うらうらと気を抜かずというか、しんどいのでブログにアップしまくりで、新野峠を目指す。

すばらしく、い~いお天気になりました。
絶好のサイクリング日和。
ちょっと風が出てきましたけど。


沿道の家というか軒先というか道の端というか…
時々こんな風に水が流れます。
湧き水を引き込んで桶に溜めて掛け流しという感じですか。

コップが置いてあったので、ちょっと離れた家に向かって「お水いただきますねー」と聞こえないかも知れないけど取りあえず声を掛けて、コップで水を頂く。
少し減ったボトルにも水を頂く。

はぁ~
ちべたくっておいしい~っ

ええなぁ~信州かぁ~

え?まだ信州ちゃう?




例のレーパンですが…
見た目には遜色ないです。
が、乗るたんびにサドルに引っかかってずれてます。

「サドルで穴開けるなよー」とヒロさんが言うが、無理かも



なが~く登って来ました。
いよいよ新野峠です。
この滑り止めのコンクリート舗装ってことは結構斜度があったのかしらん。
スタートからず~っと、6時間以上、登ってきたので、
斜度なんか訳わからんようになってます。
ゆるい登りはいつも悩みどころですが、急な斜度は意外となんとか登っちゃうのです。
が、あ!平坦!下りや!と思ってサイコン見ると、頑張っても15km/hも出てないので、やっぱり登ってるのかとやっと思える。



新野峠のピークはどこやね~ん!の叫び。

1000mは越えたはずやのに…。
が~ん。隣の山の方が高い
六甲山なんかなー900mほどやのに、絶景やどー

信州おそるべし。



はい!新野峠をちょっとだけ過ぎると県境ですね。
長野ってことはここから信州ですかー!

ここから数キロダウンヒル。
下りと平坦で時間を稼ぎたいところなので、飛ばす。




また登る。

覚悟の上やーかかってこんかいー
あ、うそ。ぼちぼちきます。



平谷峠。
ここは結構斜度あった。
トリプル総動員、31×27でスピードなんて7,8km/h。
途中で雨も降り出した。
標高1000mを越えると雨は冷たいので、またレインウエアを着込む。



が~ん。
まだ隣の山の方が高いど




平谷峠から少しだけ下ると、PC2の道の駅は14時過ぎ


ふ~う。
クローズ30分前か
限りなくビリに近い。
登りはがんばらないで、遊ぶことにしたので、気にしない。
たぶんこんなペースで遊び遊び行けばタイムアウトぎりぎりでゴールできるやろ。

まだまだここまではのんきで楽しい峠サイクリングでした。
お天気もだんだん良くなって、信州の景色サイコー


ピント外しましたが、トマト頂きました!
むちゃむちゃ甘~いっ
大阪のスーパーでは今どきおいしいトマトは高級品なのよぉ

BRM606静岡600km-スタートの峠

2009-06-09 21:53:15 | ブルベ
みなさ~ん!
お元気でしたか~

毎日携帯からがんばって更新しましたけどね、
久しぶりにブログに顔をだせたので、
無事帰還という喜びを実感いたしましたですっ。
ふふ

じゃレポートいきますね~!
まだ相当疲れが残ってるので、ゆるゆるのレポートになる予定です。
山岳600kmだからって、
手に汗なんか握らないで、片目でテレビみながら適当にお読み下さい


前日は袋井市のスタート地点から2kmほどの、しのさんおすすめのビジネスホテルに入るので…
なるべく早く入って睡眠時間を確保したかった。
金曜日は早めに会社から帰って息子の為にカレーを作って、ごはんをどっさり用意して。
自分一人でカレーを食べてお風呂にも入って、ヒロさんが最寄り駅に到着するのを迎えに行った。
そこから家に荷物を放り込み一路袋井市へ。
19時過ぎに到着すた電車からそのまま袋井市へ。
途中でどこかのサービスでラーメンなんかたべて、23時前には到着した。


フロントで…

とあるイメージが突然頭に浮かんで、冷や汗が流れた。


数日前から何度も忘れ物が無いように、
ホテルへ持ち込む荷物はスタート時に身につけるモノを入れた。
PC2へのバッグドロップいや違った、ドロップバッグ用の荷物。
PC4へのバッグドロップいや違った、ドロップバッグ用の荷物。
帰るときに着替える用の荷物。

そのスタート時に身につけるモノのバッグの中に。
ひょっとして…
重大なモノを忘れたんじゃないのか!!
と突然ホテルのフロントで思い当たった。

たら~~~~~~~~~ん

それが無いとスタート出来ないモノ。
いろいろとあるから忘れ物厳禁、だから何日も掛けて準備したのに。
ひょっとしてひょっとしてひょっとしてひょっとして…
鍵を受け取って急いで、部屋へ行ってバッグを空けると…

ないないないないないない…
わすれた~~~~~~~~~~~~



レーパンわすれたーーーーーーーーー!!

あかん。
どないしよ。
って、もう取りの戻る事も出来へんし、どうしようもない。

あ~んあほあほあほあほっ
近頃わすれっぽくて重大なミスをして少々凹んでいたところだったが…
もうあかん~とうとうワタシも焼きが回ったか。
とか考えても仕方がない。
スタートに来てDNSってそんなあほなー


「ひょっとしてさ。」
…とヒロさんがおそるおそる言い出した。
「アソスのパンツって小さめで、ぎゅっとなってるから俺のんはけるんちゃう?」

げっーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっっっ!!
いややいややいややーーー!!
いくら夫婦でそれはあれやーーーホレ、アレ。
率直にいうとキモ過ぎるー!!
絶対いややー

それに無理ーーーっ!
身長差30cm、体重差30kg履ける訳ないやん~~~~~~!!

「じゃホテルでゴール待ってる?」
「うげっ…キモい方がマシかも」

いくらアソスでも履けるわけないやろー。
と思いながらも一応履いてみると。
 
履けるや~ん
それはそれでなんか、いややわ、なんで履けるねん


ウエスト周りとお尻周りはだぶつくモノの、腿がぴっちりしてるので、ゆるゆるだけど、見た目には解らなさそう。
「ヒロさんありがとう!勝負パンツを悪いなー
ヒロさんはPC4で雨に濡れたときの交換用にパールのパンツを持ってたので、
それに直履きする訳じゃないし、それでスタートすることにした。

600kmも走るとレーパンの差っていうのはものすごく大きい。
きっとパールで出走するヒロさんのお尻は400kmを越えると大変な事になるだろうな。
その勝負パンツを譲ってくれたのはホントに申し訳ない…


スタートまでに既に1000m登った勢いでどっと疲れた…


忘れ物厳禁






24時頃眠って、朝4時起き。
窓を覗いてみると降ってる…

お天気は回復方向だったのに…
インターネットであれこれ調べてみると。
午前中に少しは降りそうだった。
雨量は少なめ。日が変わる頃にはいいお天気にはなりそうだった。
雨が降ったらDNSとはどの時点の雨を判断すればいいのだろう。
とにかく雨量と時間が多くはないので、スタートすればすぐにも止むだろう。

集合地点は橋の下。
準備するのに濡れなくてもいいから、じっくり雨対策を考えた。
薄ら寒いので、気温は15度前後くらいだろうか。
完全雨装備の人と、全く雨を考えてない人と、そこそこの人。
雨に対する考え方も人それぞれらしい。

ワタシは気温が思ったより低かったので、しっかりと雨装備。
ヒロさんは百均のレインコート。



受付に行ってみると…
モリタさんが声を掛けてくれて手を振ってくれた
きゃ~きゃ~きゃ~きゃ~きゃ~
モリタさ~ん!
近頃、近畿よりよそでお会いする事が多くなった
初めての静岡で知り合いにしかも女性にお会いできてほんとにほっとしてうれしかった~

しのさんにも会えた~

たぶんお二方も速いので、ブルベの掟で、スタート時点でしか会えないだろう。
しっかりご挨拶をしておく。

「ブログ見てますよ~!」
とか「近畿の600kmでお会いしましたね!」
とか少ない人数でも意外と声を掛けて頂いてめっちゃうれしかったですっ。
初めての静岡でずいぶん緊張がほぐれました。



でも600kmはやっぱり 

きんちょー!

またブリーフィングろくに聞いておりません…


出走は27名。

少ないよねぇ?

何でこんなに少ないんやろ。

コースがめちゃめちゃ山岳で厳しいとか?
まさか~東京あたりから遠いせいやろ~

ふとよぎる嫌な予感をはらいいつつ…

しとしと降る雨の中を、この日もスタートはのんびり走り始めるのでした。

またビリで。



あの1杯で二日酔い

2009-06-08 13:41:49 | Weblog
激筋肉痛の今日は温泉入って、伊良湖で遊んでいます。
なのでレポートは明日以降になるかなぁ。
近畿の606の皆さんもおつかれさま(^-^)/
レポート楽しみにしてますよん。