痛かった。
本当に。
痛かった膝。
しかし～
神様への願いをふと思い返してみると…
膝を治してくれ、ではなく使い方を教えろ。
そのことに自分で笑えた。
ほしいのはこの日のゴールでは無くって未来のゴール。
とりあえずでは無くて、あと少し残された未来。
ぷぷっ…んなもんあるんかいな。
何よりも…
「間違っている。」
という事は明白だ。
靴を変えてからクリートがうまく調整できないであげくに膝が痛む。
クリートとペダリングに由来するこれはもう確実。
さて間違いはどこだろうか。
ブルベは考える時間だけはたっぷりとあるのだ。
どこがどうちがうのか観察してみると、左右の足の使い方が全然違っている。
右足は何かと器用に動くが、左足が何処でどうペダルとかかわっているのか解らない。
ふんふん…
右足と同じようにペダルにかかわれば良いのだ。
あたりまえだけど…
右足は母子球でしっかりペダルをとらえてる感じ、親指ごと。
回すたびに親指も動いて一緒にぐいっと靴底を押している。
左足は何処も動かないのだ、膝のされるままに何処にも力が掛かってない。
クリートをぐいっっと外へずらしてやって母子球と親指を意識して回す。
わ～っ基本やんかー
えっとこうかな？
悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで
くるくるくるくる塩尻峠をゆっくり登る。
相変わらずの雨と深い霧。
すっかり日も暮れてしまった。
雲の塩尻峠とうちゃ～く！
えっ？
あっ！
おっ。
うそやろ～！
まさかまさか～！
なんでやなんでや～！
だんだん膝痛が消えていくのだった。
痛かったところは上から指でつついてみるとやっぱり痛いが、
左足の母子球親指を意識して回し始めると、膝痛がどんどん消えていくのだった。
…やっぱり。
まちがえとったんかー
わ～
きゃぁ～
うれし～
ひゃっほ～！！
路肩に水が溜まって、曲がりくねった道は狭くて車が多い。
前をゆくヒロさんが何度かトラックと接触しそうになってる。
ちょっとでも揺れると接触しかねない道のせまさ。
恐くて何度も目を覆いたくなる、いつ事故に遭ってもおかしくないなぁ…とぼんやり思う。
が、膝の痛みが消えつつあるのが嬉しくて嬉しくたまらない。
ひゃっほーーと塩尻の町へ下った。
塩尻の町は初めてや。
こんな所に結構大きな町があるんやぁ。
ポン！と大きな音が何度も聞こえた。
へ～っ？？と思って何度も原因を探してやっと見つけた！
雨の中に花火が上がっていた。
何かお祭りでもあったんでしょうか。
でも私の気持ちそのもの、でっかい花火が上がっている。
まだまだ先は長いけど、
ゴールに向かうことが出来るかも
いや、ひょっとして下りだからかも…。
若干不安は残るが。
不器用な左足は、号令を掛けないと母子球は動かない。
母子球、親指にアクティブスイッチを入れるためには…
左手もニギニギとする
小雨になってきた、塩尻からついに松本市へ入る。
ゆるく下りが続く。
松本は今まで来たことが無いけど大きな町やー
松本でももっと大きな花火が上がっていた。
なんやろ～
のんびりおいしいモノを食べたりしたいけど、とにかく雨で急いでます
速くもＰＣ４からの折り返しの人が時々対向車線を走ってくる。
嬉しくて一人一人丁寧に手を振る。
向こうも気づいて声を掛けてくれたり、手を振ってくれたりする。
折り返しってなんかい～わ～
ニギニギを忘れるとまた膝痛が起こる。
おぉ…いかん忘れてた、以外とややこしい。
うぉ～ちょっと混乱。
ニギニギ…うーん
ニギニギ…ぎゃ
ニギニギ…むー
ニギニギ…
今まで一体どうやって自転車のってたんやーーー
ニギニギに疲れて混乱してると、ヒロさんを見失う…
ほんまに、も～
ＰＣ４付近のマップは頭に入ってる。
あと真っ直ぐ行けばコンビニに出るはずやー。
気づいたら心配して戻って来るやろ、と思ったが戻ってこない。
しばらく走ると自転車がいっぱいのセブンイレブン発見！
ＰＣ４とうちゃ～く！
「こらー心配してないんかー！」
「あ、ごめん、気づかんかった。」
この30kmであっという間に膝の痛みが引いた。
ラーメン屋では歩くことも難しかったのに、
ひねったりすればひどく痛むが、足を引きずらなくても歩けるほど回復した。
コンビニ前で靴下の水を絞り出す女。
サイテー
でも、水を絞り出すだけで、少し暖かくなってほっとする。
体は相変わらず冷え切ってるが、
雨はきっちり１２時間降って止んだようだった。
よっしゃー！！
行けるでーー！！
ゴールに向かうどーーーー！
本当に。
痛かった膝。
しかし～
神様への願いをふと思い返してみると…
膝を治してくれ、ではなく使い方を教えろ。
そのことに自分で笑えた。
ほしいのはこの日のゴールでは無くって未来のゴール。
とりあえずでは無くて、あと少し残された未来。
ぷぷっ…んなもんあるんかいな。
何よりも…
「間違っている。」
という事は明白だ。
靴を変えてからクリートがうまく調整できないであげくに膝が痛む。
クリートとペダリングに由来するこれはもう確実。
さて間違いはどこだろうか。
ブルベは考える時間だけはたっぷりとあるのだ。
どこがどうちがうのか観察してみると、左右の足の使い方が全然違っている。
右足は何かと器用に動くが、左足が何処でどうペダルとかかわっているのか解らない。
ふんふん…
右足と同じようにペダルにかかわれば良いのだ。
あたりまえだけど…
右足は母子球でしっかりペダルをとらえてる感じ、親指ごと。
回すたびに親指も動いて一緒にぐいっと靴底を押している。
左足は何処も動かないのだ、膝のされるままに何処にも力が掛かってない。
クリートをぐいっっと外へずらしてやって母子球と親指を意識して回す。
わ～っ基本やんかー
えっとこうかな？
悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで悩んで
くるくるくるくる塩尻峠をゆっくり登る。
相変わらずの雨と深い霧。
すっかり日も暮れてしまった。
雲の塩尻峠とうちゃ～く！
えっ？
あっ！
おっ。
うそやろ～！
まさかまさか～！
なんでやなんでや～！
だんだん膝痛が消えていくのだった。
痛かったところは上から指でつついてみるとやっぱり痛いが、
左足の母子球親指を意識して回し始めると、膝痛がどんどん消えていくのだった。
…やっぱり。
まちがえとったんかー
わ～
きゃぁ～
うれし～
ひゃっほ～！！
路肩に水が溜まって、曲がりくねった道は狭くて車が多い。
前をゆくヒロさんが何度かトラックと接触しそうになってる。
ちょっとでも揺れると接触しかねない道のせまさ。
恐くて何度も目を覆いたくなる、いつ事故に遭ってもおかしくないなぁ…とぼんやり思う。
が、膝の痛みが消えつつあるのが嬉しくて嬉しくたまらない。
ひゃっほーーと塩尻の町へ下った。
塩尻の町は初めてや。
こんな所に結構大きな町があるんやぁ。
ポン！と大きな音が何度も聞こえた。
へ～っ？？と思って何度も原因を探してやっと見つけた！
雨の中に花火が上がっていた。
何かお祭りでもあったんでしょうか。
でも私の気持ちそのもの、でっかい花火が上がっている。
まだまだ先は長いけど、
ゴールに向かうことが出来るかも
いや、ひょっとして下りだからかも…。
若干不安は残るが。
不器用な左足は、号令を掛けないと母子球は動かない。
母子球、親指にアクティブスイッチを入れるためには…
左手もニギニギとする
小雨になってきた、塩尻からついに松本市へ入る。
ゆるく下りが続く。
松本は今まで来たことが無いけど大きな町やー
松本でももっと大きな花火が上がっていた。
なんやろ～
のんびりおいしいモノを食べたりしたいけど、とにかく雨で急いでます
速くもＰＣ４からの折り返しの人が時々対向車線を走ってくる。
嬉しくて一人一人丁寧に手を振る。
向こうも気づいて声を掛けてくれたり、手を振ってくれたりする。
折り返しってなんかい～わ～
ニギニギを忘れるとまた膝痛が起こる。
おぉ…いかん忘れてた、以外とややこしい。
うぉ～ちょっと混乱。
ニギニギ…うーん
ニギニギ…ぎゃ
ニギニギ…むー
ニギニギ…
今まで一体どうやって自転車のってたんやーーー
ニギニギに疲れて混乱してると、ヒロさんを見失う…
ほんまに、も～
ＰＣ４付近のマップは頭に入ってる。
あと真っ直ぐ行けばコンビニに出るはずやー。
気づいたら心配して戻って来るやろ、と思ったが戻ってこない。
しばらく走ると自転車がいっぱいのセブンイレブン発見！
ＰＣ４とうちゃ～く！
「こらー心配してないんかー！」
「あ、ごめん、気づかんかった。」
この30kmであっという間に膝の痛みが引いた。
ラーメン屋では歩くことも難しかったのに、
ひねったりすればひどく痛むが、足を引きずらなくても歩けるほど回復した。
コンビニ前で靴下の水を絞り出す女。
サイテー
でも、水を絞り出すだけで、少し暖かくなってほっとする。
体は相変わらず冷え切ってるが、
雨はきっちり１２時間降って止んだようだった。
よっしゃー！！
行けるでーー！！
ゴールに向かうどーーーー！
