晴れたぁ～ようやく自転車通勤
ふふぅ～ん、深呼吸
まさしく冬の乾いた空気
乾いた空気と脳天気な空の色。
これぞ大阪の冬の景色。
葡萄の葉は落ちた、桜の葉も落ちた、銀杏の葉も落ちた…
あぁ冬だ
ほっぺたと口がちべたいっ。
この時期、道路が掘り返されて…
地球の裏まで掘り進む気か、いつもの道はもう何週間も掘ってる。
狭い交差点では…
工事の上下に出勤してきたばかりの二人のガードマンが寒そうに立ってる。
車は朝の渋滞でいっぱいだ。
歩道も車道の区別も無くなって、ガードマンさんの指示どおり動くしかない。
こちらがわのガードマンさんは向こうを向いたままワタシに気づいてくれな～い
…ちっちゃいからかぁ…やっぱり見落とされるなぁ
え～ん、こっち見ろぉ！気づいてぇ～ヒザかっくんするぞ～！
どこ通ればいいんですかぁ～！
お～い！
無視かよ…。
…砂がまき散らされた狭い交差点に無理して入るのも嫌なので…
えいっ！
左折！
前にも書いたが左折方向は全部山。
ここの道なりに行く方向は、帰りにつづら折れて下って来る道だ。
1kmは続き斜度はかなりある…
つまり出勤するときは絶対に登りたくない長い坂。
いえ、いままでそこを登ろうとチャレンジする気さえ起こさせない坂
…そんなとこ寄り道して会社へ行きたくないよぉ～
いや住宅街だから、工事をパスする道は他にあるだろう。
右には「住宅街の為、通り抜けご遠慮下さい。」と看板がある。
ということは抜けられるんだろな…
通れるのかな？とのぞいてみると…
ぎゃあ！とんでもない坂。
どう見ても、軽く10%は超えてる…
あかんあかん！朝からそんなとこ登ると、自転車ごと転げ落ちるに決まってる。
次の道も、ぎゃあ！
その次の道も、うそっ！
その次の道も、なんで～！
左はつづらに折れる長い山道、右は激坂住宅街。
全くなんっちゅうところにすんでるんや…自分のすんでる山を恨めしく思う。
…が、このちっこいが山々環境がどっぷりはまるほど自転車に乗せてくれてるのかと思うとある意味…もっとうらめしい
…ということは谷間をはしってるという事になる。
直進でぬけられないのかな。
山の新興住宅街ではどこの家もきれいにクリスマスの飾り付けがされている。
夜だったらきっときれいだろうなぁ。
あ～ぁ等身大のサンタさんね、いったいなんの等身かわからんが…
とうとうここまで来たかってかんじだね～！
夜にがきっとくるくる走ってる自転車のイルミネーション。
ふ～ん、いつの間にかすっかりクリスマスだわぁ
えっ？ハニワ
いえ～い！やっぱりハニワの歴史のある国のクリスマスはそうこなくっちゃな。
ハニワ～！いけてんなぁ～！
夜になると口からぴかぴかするのかなぁ～サイコー
敬虔ではないがキリスト教徒のワタシの家にはクリスマスの飾りは無い
別に理由は無いです、自転車に乗るのに忙しいからで、
でっかいイルミネーションや、ツリーを出しちゃうと片づけるのが面倒だからです。
ま、キリストの誕生とハニワやイルミネーションはなんの関係もないでしょうが…
とにかくみんながクリスマスを祝ってるなぁ～
…ということは、勘違いであってもうれしい限りです
いいなぁ～ウチもハニワを飾ろうかなぁ～
最後に左にはつづらに折れる山道と、右には学校の裏山風の道と二つに割れる。
仕方ない、方角からすると会社は、短い激坂がある右。
ぽかんとしたままのハニワ君に見送られて、朝から覚悟決めて登る…
ハニワ君に見送られたおかげか、最後に割れた道だけは10%を超えるって事もなさそうだ。
でも結構な坂が続く。
道脇の藪には「まむし注意」もうおらんやろ。
竹藪に続く竹藪、廃屋、空き地、雑木林…
ため池をぐるりと回ってまた竹藪。
やっと坂の上、開けた畑に出てホッとする。
ハニワ君…
ほんでここはどこやねん…
走行距離【26.5】km Avg19.1km/h Max51.9km/h 1時間23分