三色オートバイ - Multi 1000 MHR -

RD/WH/GRのMulti 1000s F1仕様⇒MHR風との日々をつづる趣味のBlogです。

柳沢峠の向こうにあるもの

2006年11月07日 | バイク
4日はひさびさに兄弟走りの予定でしたが、体調不良の兄がリタイヤしソロに変更。
当初は関越水上IC近く、谷川岳 一の倉沢(「クライマーズ・ハイ」の舞台)を遠望して
こようという計画でした。
が、独りで関越の紅葉渋滞にはまりに行くのも気が進まず
(道連れがいればいいのか?)山梨へ転針。
とくにあてはないけれど、大菩薩ライン*を通ってみるつもりです。
 *青梅街道の奥多摩湖から西、国道411号のこと

渋滞の中央道をさけて国道20号をとことこ。八王子・高尾・相模湖と景色の変化を
楽しみながら進み、上野原で満タンにしてから県道33号で奥多摩へ入りました。
このへん、むかし通ったときは工事中でガレガレのダートだったのですが(いつ以来だ?)
滑り台になりそうなくらい滑らかな舗装がされていました。
何の用があるのか、けっこうクルマも通ります。







数馬へ至る途中で県道33号から県道18号へ。
無茶してとばす人もいない、静かな山間のみち。いい苔むしっぷりです。
鮮やかな紅葉よりコケとかシダ植物が好きなぼくを、お嫁様は「マニアックすぎる」という。
アップライトなムルティはこういうお散歩もできるけど、Lツインエンジンはこういう場所には
ちとにぎやかすぎますね。
「山の郵便屋さん」という風情でハンターカブあたりが似合いそうです。









県道18号をくだり、大菩薩峠の東で国道411号へ合流します。
山奥の3けたとはいえさすが国道。クルマも増えてきました。
ゆっくりペースをいかして、気に入った景色がある度ちょっと走っては停まり、の繰り返し。
今日はそれがことさら楽しい。
懐にこんなのが納まっているからさっ





入荷のタイミングをはかってようやく手に入れたPSG7です
まだP(プログラムオート)とTv(シャッター優先オート)ぐらいしか使ってないけど、
いじりまわして楽しんでるのです。
これをおっさんと言うべからず。昨今は若いお嬢さんがたにもマニュアル・クラシックカメラ
ブームが来てるというではないか。トレンドよ、トレンド。
















大菩薩ラインの中間、柳沢峠を越えると天気がよければ富士山を望む展望がひろがる。
それと同時にいやになっちゃうくらいRの小さい急勾配のヘアピンが延々つづく、はず
なのですが…。


なんじゃー、こりゃあ!?





山奥に突如出現した巨大ブリッジ。こんなのいつ造ったんだ~?
うは~、高い。したのほうに白く見えるのはきっと昔、学生時代のぼくが泣きながらくだった
旧道の名残だろう。日本の建築技術はすごいねー。
いちばんきついとこを、冗談みたいにさらりと抜けられるようになりました。
いや、びっくり (←だから、前にきたのはいつだ?)




この下、黄色く色づいた林の中を抜けた先には山並みを眺めながら露天風呂に
つかれる「大菩薩の湯」があります。グループで走った時には休憩をかねて
寄ると楽しそうですね。

地図も見ずにコンパス頼りで走ってたら、フルーツラインという広域農道に出ました。
どっかに同じ名前の道100選なところがあったような…笛吹川だったっけ?
ぶどう畑越しに塩山の街と山並みを見渡せる、そこそこ快適なみち。
なぜか道の脇に「100m先給水所」という立て看がありました。
なんだろう?畑だからトラクター用かなぁ。
 ⇒ このとぼけたモノローグのために翌日たいへんなことになる。to be continued….






帰宅後、アースカラーの山並みを愛でる、穏やかな1日のしめくくりに韓国料理を
食べに行きました。
うまかった。けど辛い。辛いよう。
ガムジャタンというのは、地獄鍋のような、それはそれは印象的な煮え方をする鍋でした。


 *これは煮える前ね。