三色オートバイ - Multi 1000 MHR -

RD/WH/GRのMulti 1000s F1仕様⇒MHR風との日々をつづる趣味のBlogです。

ちょっとガニマタ

2008年06月22日 | バイク
宅急便で届いたダンボール箱を開ける時は、いつもなにかわくわくしている。
中身は知っているのに、なぜだろう。






今日届いたのは、オークションで手に入れた中古のDPセンタースタンドだ。

一頃はオートバイを買ったら真っ先に外すモノだったセンタースタンドなんだけど、
何とはなしに欲しくなって、探していた。これは、けっこう安かった。
そして話の通り、塗装が剥げている。

塗ろう。

紅く。







いないとは思うけれど、俺も塗るぞう、という物好きなひとのために紹介。

 プライマー:テロシン・ミッチャクロン

 塗料:デイトナMCペインター X04シルバー&HONDAウィニング・レッド

すべて二度塗りして、MCペインターミニ缶はぴったり使い切った。
乾燥させる合間には、オークションに出したものを梱包する。

この日は、星空用品の資金に充てようといろいろ出していたので
塗装-乾燥-荷造り-ご休憩、塗装…というサイクルで忙しい一日だった。
いちばん手強かったのは、ムルティストラーダの純正タイヤ前後。でっかい。




二日待って、完全に塗装が乾いた。
グリス汚れでがじがじだった軸まわりは磨いてグリスアップし、準備万端。
梅雨空の合間を縫って、いよいよ取り付ける日を迎えた。

左右のステップ下に、プレートを取り付ける。
ただそれだけ。
それだけなのに1時間以上かかって、Hexキャップボルトを1本ナメタ。
DPの孔あけがテキトーなのと、アエラ・ステップのつくりがややこしいため。
ステップまわりに4mmHexなんてやわいのを持ってこないでほしい。
完全に真ん円になってしまったボルトを前に、へこむ。



スタンドを仮組みした左右プレートを取り付けたら、スプリングを付ける。
T型のスプリング掛け専用ツールは、近くの店にはまともなのが無かったので
ラジオペンチと握力で掛ける。
どんなに安くても、納得いかない工具にはお金を出したくない。

うーーーん、掛からん。やっぱり、安物でも買ったほうがよかったかな。

そーれっ、もうひと頑張り、引っ張り、引っ、掛け、た。



付いたーっ!







さっそく掛けてみた。右手用に補助ハンドルがあるので、軽々上がる。
でも、外すのも軽々。こんなんだったっけ?
15年ぶりのセンスタは、前下がりな場所だと、ちょっと心配なくらいだ。




さて。なんで、おもむろにセンタースタンドなんか、それも真っ赤に塗って
付けたかと言うと。

それは、元祖MHRがそうだから。
並ぶと、紅いセンタースタンドで凛凛しく立つベベルMHRに対し、
サイドスタンドで斜めになっているムルティMHR。

なんかくやしい。

おれのもいつか、真っ直ぐ立ててやる。と、思っていたのだ。

真っ直ぐに立っているオートバイは、なんだか普段より、かっこよく見える。
ちょっと、ガニマタなんだけど。



星空専用

2008年06月06日 | カメラ!カメラ!カメラ!
星空を撮りたいな、と思った。

ぼくの撮る景色はオートバイに乗って見た景色が基本だから、
景色が見えない夜は写真を撮ることがない。
それが、1枚の写真に出合って考えが変わった。
同じDUCATI MULTISTRADAに乗る若者、キング☆さんが千葉の屏風ヶ浦で
撮った写真だ。長時間露光で浮き上がった断崖の上、ゆるやかな
グラデーションの蒼い空に数多くの星の軌跡が写し取られた1枚。
自分でも、こんな写真を撮ってみたいと思った。
彼は天文部の所属なので、かんたんには真似できないかもしれないけど。


星空といってもいろいろな撮り方があるようだ。
地球の自転による星の動きを電動赤道儀で追尾するガイド撮影。
科学の雑誌に載っているような、星々が輝く点となって写る撮り方だが、
知識と道具はそれなりに必要になる。
対して三脚に固定したカメラで一定時間露光する固定撮影。
地球の自転による星の動きが軌跡となって画面を横切る。
件の屏風ヶ浦の写真はこちらの手法で撮られた1枚で、ぼくはこちらの方が
気に入った。道具も最小限から始められそうだ。






まずレリーズ。フィルムカメラでは機械的にシャッターを押すワイヤー式が
多かったけど、デジタルの今は電気式。D200では左前面の10ピンプラグに
つなぐ。純正じゃないけど、ちゃんとシャッターが切れて長時間露光用の
ホールドスイッチもある。
なぜかパッケージによって接続プラグがL字とストレートとのものとが
あったのでしばらく悩み、着けたあとで使いやすそうなL字にした。
純正もL字。操作感は値段なりのもの。






安いレリーズが買えてほくほくしながら帰ろうとした視界の端に、
何かがひっかかった。
中古のバッテリーグリップだ。A品、定価の半額で出ている。
D200はバッテリーの持ちが悪い。長時間露光+長秒時ノイズ除去の際に
途中で電池切れなんていう羽目になると困るよな、と思っていた。
全く買おうと思ってなかったものだけど、この値段ならいいかな?
中古との出会いは一期一会だ。



付けてみた。知らない人を威嚇するのに十分なでかさだ。
カメラ用シークレットシューズ。正面から見るとさらにでかい。





そのでかさの割りに、バッテリーは2個しか入らない。しかも本体の
バッテリー室がデッドスペースになってバッテリーが入らないので、
容積は増えたのに差し引き1個しか増えない・・・。
ただ、単3電池が使えるようになるのはロングツーリングで助かりそう。
後継機のD300用ではここが劇的に向上していて、本体のバッテリーも
使えるのでバッテリーは計3個、単3も6本から8本に増えている。
しかも縦位置で使えるマルチポイントセレクターが付いた。
作られた世代の差を感じてしまう。


さて。バッテリーグリップは趣味で買ったのだけど、最低限必要なものは揃った。
あとは空気のきれいなところを探して、撮ってみよう。
しかし三脚はG7(400g)用のもやしみたいなのしか無い。
ちょっとでも風があったらまずい。そして空気のきれいな高いところは風が強い。

ふむ。

三脚・・・