三色オートバイ - Multi 1000 MHR -

RD/WH/GRのMulti 1000s F1仕様⇒MHR風との日々をつづる趣味のBlogです。

ヘルメットを新しくした

2010年09月26日 | バイクヨウヒン
昨夜、酔眼朦朧としながら、ふと思いつきであるものをチェック。
すると。
あれ、あれれ。なんか、やけに安くなってるぞ。
Napsがセールで25%オフにしてるのだ。期間は…明日、いやもはや今日だ。
これは行くしかない。



ひさびさに見るアライ箱。

何を買ったのかというと…





発表からずっと気になっていたアライの新作ジェットヘル、mz。
Vectorに設定されていたフィル・リードカラーが気に入って、これがmzで出たら買おうと思っていた。
ちょうど今月mzにも出ることが決まり、あとは値段が落ち着くの待ちだな、と思っていた矢先の25%オフだった。
タイミングぴったり。
ちなみに内装に表示されている製造年月日は2010年9月19日。ほんとにできたばっかりのヘルメットだ。



これまで使っていたSZ-Ram3と比べて、全体にシルエットがころんと丸くなった。
横幅が少し大きく、シールドは少し短くなった。
フルフェイス的なシルエットと言えるかもしれない。
端的に言うと頭がおおきく見える。。。



リブまわりにチェッカー模様。おしゃれ。



大きくなって、グローブ越しでも操作しやすくなったボタン。
地味に大きな改善だと思う。
フィル・リードさんのお国、英国のユニオンジャックがおでこで自己主張。
決して来年トライアンフに乗り換えるという、長い前振りではない…と思う。



開口部両脇の風きり音低減用シールは、少し大きく厚くなった。
SZのは片方が破れてしまっていたので(アライに送ると直してくれるんだけど)、こういうとこも嬉しい。

同じサイズでもかぶり心地はSZよりややきつめ。
内装のへたりを考慮しても、少し鉢の型が変わっているように思う。
眉がかくれるほど目深にかぶるとちょうどよく、すこし上げると眉の上あたりがややきつい。
この辺は使っているうちになじんでくると思う。

この夏、暑かったせいもあって、今年は春からずっとジェットヘルしか使っていない。
なんといっても視界が広いのがジェットを愛用する理由。
SZでは高速道路を走るとちょっと不安があったけど、囲まれ感の増したmzならそれも解消。
冬以外の季節はずっとmzひとつでこなしてしまいそうだ。

めがね君、こんにちは。

2010年09月20日 | バイク


自分のムルティの、このアングルが好き。
タンク上端からアッパーカウリングにかけてのエラの陰影も好きだけど、ここが一番かっこいい。



スリップオンマフラーの、この部分も好き。
タンデムステップブラケットを外すと、好きなとこがよく見える。

なんで外したかといえば、これを外さないとサイドパニアベースが外れないからだ。
(スリップオンマフラーを着けているので、ここを外してずらさないとボルトが1本抜けないのだ)
さらにいうと、マフラー本体も抜きずらい。

なんでマフラーを外すかって?


ユーザー車検に行くためさ。


あれからいろいろ考えてた。
Monster796は、かなりよさそうだ。
でも、写真映えしなさそうだ。わが家では何より重要なことだ。
なんだかなーと、とりあえずムルティの洗車を始めたら、ふとナックルガードをはずしたくなった。
外したら、すごく手元がすっきりした。

この1アクションで心に火が点いて、ムラムラとサイドパニアベースを外したくなり、外した。
そのまま勢いに乗ってトップケースベースとスリップオンマフラーを外してしまった。
完全に勢いだけの行動だ。

普段は手が届かないマフラー裏を洗って、重たいノーマルマフラーを抱えて中間パイプに差し込みながら、鼻歌で「メガネ君、こんにちは。」と歌っていた。
なぜかメロディーラインは、「涙くん、さよなら♪」。
1字あまっているので、「メーガネくん、こにちーは。こにちはメーガネくん♪」となる。

黙々とあほな行為にふけっているうちに、ひさしぶりのメガネムルティが姿を現した。







このテルミニョーニの耐熱ステッカー、懐かしいなぁ。
嬉しかったんだよな、これ貼った時。ほんとに。



普通の目線位置からだとなんだかユーモラスというか、ちょっと情けない感じのメガネくんマフラーだけど、
地面に寝転んで青空をバックにあおると 「ダブルバレルーッ!!」 といわんばかりの迫力に満ちた姿に見える。
オーナーばかと、言わばYeah!



外したスリップオンは、この全部でもノーマルのメガネ部分より軽い。
トップケースベースは車検に影響ないんだけど、ボルトが12本もあってかったるいので、これもひさびさノーマルグラブバーに換える。



なぜ緑色なのか。キュウリのキューちゃん色なのか。
それはこれが、初代ムルティから引き継いだ数少ないパーツのひとつだからだ。
紅いテールカウルとのバランスは悪いが、たまにはこういういのもいいと思う。

マフラーの下にテールランプAssyを取り付けて、点灯の確認。
あれ、テールランプが点かない。
ブレーキランプ、ウインカー、ナンバー灯はOK。
もういちどばらして、球を確認。切れてない。
ヒューズを確認。切れてない。
コネクターにテスターをあてて確認。切れてない。てか導通来てる。
あれ? しかし何度組みなおしても、テールランプだけ頑固に点かないまま。

仕方ない。洗車の水切りも兼ねて、DTWに行ってみよう。
自分でやっておかしくしたって、相当恥ずかしいなぁ。


店に着くと、電話で話したメカさんが出てきてくれた。
素人がいじったのを直させるなんて、申し訳ないなぁと思いながらチェックしてもらうと、

あれ?キーオンで、テールランプ点いてる。

メカさんの解説によると、このテールライトAssyは、球のお尻の接触が悪くて点かないことがけっこうあるそうだ。
で、走ってくるうちにエンジンの振動でちょうどいい具合に接触が戻るらしい。
ハーネスをやっちゃってたらどうしよう、と思っていただけに、とてもほっとした。


せっかく来たので、ユーザー車検を受けるつもりであることを話し、ライト光軸と燃調を診てもらうことにした。
燃調はチェック結果、OKだった。調整不要。
光軸はかなり右、上にそれぞれずれていたらしい。
ふだん高さ調整でマイナス2で合わせていたので気づかないでいたけれど、見てもらってよかった。
ユーザー車検なので、自分の体重・座り位置に合わせるべく、テスター前で自分で乗って調整してもらう。
ムルティのライトは、インナーカウルを外すと現れる白いプラスティックの六角ボルトが調整ネジになっている。
右側が左右、左側が上下だ。まわす向きは、聞き忘れた。

アッパーカウリングの着脱があったのに、工賃が格安だった。
調整なしだったので無料だった燃調も、やったとしても車検整備料から想像した工賃の数分の一。
他店で見積もってもらった工賃よりも、同じく数分の一だった。
しかも、スリップオンに戻してからの再燃調も込みでやってくれるとのこと。
これは、ほんとに法定諸費用だけで車検通せそうだなぁ。

ディーラーさん、高い高い頼めないと勝手に思い悩んでいたけれど、思い切って戸を叩いてみればこの通り。
考えずに動くのはよくないけれど、考え込んで動けなくなるのはいかんね。

ついでに、気になっていた加工済みエアクリーナBOXふたをノーマルに戻す費用も聞いてみた。
ふたが1万4千円、工賃と燃調でだいたい6千円、合わせて2万円。
ふたが思ったより高かったけど、工賃はタンク着脱があることを考えれば格安。
…てことはあの超高額な車検整備では、魅惑のフルエステティックコースが待っているんだろうか。
なんか出してみてもいいような気になってきたけど、ぐっとこらえる。
今回はユーザーで行くったら行くのだ。


再度アッパーカウリングを組みなおしてもらう間、796の予約を解約し、自賠責24ヶ月を手続き。
なぜか先週の796フェアで配っていたハンドタオルまでもらってしまった。
なんだか、かえって申し訳ないなぁ。

隣の中古車展示場をのぞいたら、入り口近くにパンタ750 F-1が2台あった。
内1台はあこがれの1型トリコロール。


(携帯のカメラでごめんなさい)

くぎづけになっていたら、べベル・パンタ大好きなメカさんがエンジン音を聞かせてくれた。



腹にひびく、いい音。しびれる。

セカンドには理想的だけど、メインにはちょっと、と言ったら、シンプルで壊れるとこないし、
壊れたら自分でいじれるし、軽くて小さくて楽しくて最高だよ、って。
うーん。なんだかそんな気になってきた。
でも、これで舗装林道は行かんよなぁ。
究極の趣味のセカンドバイク。お値段、煩悩の数万円。
なんかお値ごろじゃないかと思ってる自分がこわい。


閉店時間が近づき、とっくに作業が終わってる(すみません…)ムルティを受け取りにサービス工場へ。
暗い駐車場で、気がついた。
おれ、真っ暗な駐車場でも自分のムルティは見つけられるけど、Monster796だったらたぶん見つけられない。

お店を出て走り出すと、やけにムルティの動きが軽く感じる。

いろいろ吹っ切れて心が軽くなったのと、トップケースベースやサイドパニアベースを外して実際に軽くなったのと、両方効いてるんだろう。
それにしても、ノーマルマフラーって、こんなに乗り易かったっけ。
なんだか、トゥルルンと軽く吹けあがって、低速トルクが豊かな感じで、四つ角を曲がった立ち上がりがすごくいい感じに乗れる。

このままノーマルマフラーでもいいかもしれないな。シート裏に砂が溜まらないし。


というわけで、さんざん悩んだわりに、洗車から始まった勢いだけでユーザー車検に決定したムルティの針路。
しかし、車検は来週月曜27日で切れ、有給を狙っていた24日と27日にはばっちりお仕事の予定が入った。
車検場の予約は午前中のラウンドを押えたので、午前休でピンポイント勝負か。
あるいはあせらず10月に入ってから仮ナンバーで自走するか。
ムルティの前には、まだちょっと、壁が残っている。

Nikon D7000の衝撃

2010年09月17日 | カメラ!カメラ!カメラ!
9月15日。かねてから噂されていた通り、NikonとCanonから新型が発表された。

この間書いた相似形のライバル、Canon G12とNikon P7000が並んでいる姿は知ってはいても驚きの絵姿。
並べてみると、ずんぐりむっくりがG11から変わり映えしない印象を受けるG12より、Nikonの新型の方がモノはよく見える。
いますぐ買い替える予定はないけど、注目の2機種だ。

それよりも、この日のトップニュースはNikonの新作デジタル一眼レフ、D7000。
D300とD90の中間に入る新型。
サイズはD90、重さは中間、機能はD300、部分的にはそれ以上という、いっさい出し惜しみのない全部入り下剋上モデル。
一番すごいと思ったのはISO感度。100スタートの常用6400、拡張25600という、一昔前なら数字を書き間違えたとしか思えない高性能。
これまで、ISO12800超の高感度は高くてでかいフルサイズ機の専門分野だった。
D7000はこの壁を壊して世に出た、期待の超新星なのだ。

D7000の下剋上ぶりは他にもたくさんあるけれど、一番惹かれるのは超高感度。
そしてD300同等というファインダー。見え方まで同等だとすごいな。

あまりの豪速球に、Nikonファンの間ではちょっとしたお祭り騒ぎになっているらしい。
さらに、21日からのヨーロッパでのショーに合わせて、20日に次の発表があるとも噂されている。
噂通りなら、次はD400が発表されるようだ。
しばらく、楽しくも落ち着かない日が続きそうだ。

大人買いは止まらない

2010年09月15日 | カメラ!カメラ!カメラ!
『またつまらぬものを斬ってしまった…』

有名なこのセリフにはいくつかのバリエーションがあって、
「またつまらぬものを買ってしまった…」や
「またつまらぬものをポチッてしまった…」などがある。

そう、今日もまた、小幅に大人買いをしてしまった。


ちょっとカメラ関係の小物(\300也)を買いに、カメラ屋さんへ行った日のこと。
目当てのものを買って、店を出ようとした足下に、コツンとあたる感触。
それは床に立ててある細身の三脚。



SLIK SPRINT CL。
あまり見たことない三脚だけど、見てすぐに心引かれた。
仕舞い寸法が細い・短い・軽い。
その割にけっこう高さを稼げて、一番下の脚を出さなければ、そうぐねぐねとしなることもない。
脚のレバーロックはすぐ壊れるタイプだけど、この手の三脚にそんなにまじめに耐久性は求めてない。





何より安い。\5,000でおつりがもらえちゃう。
安っぽいけど、トップケースに放りこんでおくのにこうあってほしい条件、全クリア。
日帰りツーリング用にぴったりだなあ、これ。


見るまで全く買うつもりがなかったのと、ノーマークのモノだったことから、しばらく悩んでみる。
しばらく後。
また来るのもめんどくさいし、これでこの値段なら買ってしまえ、とラスト一本をつかんで向かうレジまで、たった二歩。
財布を取り出そうと目線を下げたその先に。
レジカウンターの上に、同じメーカーの小型自由雲台。
おー、知らないうちにかっこいいのが出たなあ。
三脚付属の雲台は軽さだけが取り柄のショボい雲台だし、これに替えたらよさそうだなあ。



しばらくいじっているうちに、気に入ってしまった。
ちっちゃくて安いのに、ベース回転機能があって、縦位置90度もきちんと90度超まで倒せる。
これより高い雲台でも、85度くらいでつっかえて縦位置が使いづらいものがある中、これは立派だ。
ロックがレバーじゃなくて丸ノブなのもツボだ。
これも買うと、\5,000じゃおつりは来なくなるけど。
安いし♪


結局、特価三脚セットだけを買うはずが、ノリで雲台まで買ってしまった。
それでも\10,000でお釣りがくる。
ああ、小さな大人買い。


家に帰っていそいそと雲台を買ってきたやつに交換。
完成、日帰りツーリング・スペシャル。






野反湖星空撮影会みたいのにはもっとごついのを持って行くとして、
日帰りの時には荷物の中で自己主張しすぎないこっち、というふうに使い分けるつもりだ。

グローブ大人買い

2010年09月12日 | バイクヨウヒン
バイク用品もカメラ用品も、1万円以内なら大人買いできる小さな大人、ジョンマンです。

なかなか決まらないバイクの針路からちょっと気分を切り替えて、夏用のメッシュグローブを大人買いしました。



右から左へ、新しい&気に入っている順。
一番奥が、もう何年も使ったFOXのオフロード用メッシュグローブ。今のラインだとDirtpawあたり。
FOXのグローブは手の型がぴったりなのか、ほとんど外れなく手にフィットするので、XR-Bajaの時から代替わりしつつずっと愛用してきた。
今のも素手感覚が気に入って、高速道路に乗るとき以外、夏はずっとこれ。
ちなみに試乗に行くときも、初めてのオートバイにもまごつかない操作性のよさで、このグローブを多用している。
しかし、表面のメッシュはぼそぼそ、ビニールやゴム製の部品は割れたり無くなったりで、もはや限界を迎えている。

同じく寿命を迎えたSZ-Ram3の後継メットを探しに行ったバイク用品屋さんで、ついでにグローブコーナーを探索(ちなみに目当てのメットは置いてなかったのでまた今度)。
気に入ったグローブが2つあったので、迷うのもめんどくさいわー、っと両方買ってしまった。




その1.FIVEのStunt。デザインが気に入って、ジャケ買い的に買いました。
手のひら側がレザーで、転倒時に手をつくあたりがハードなスライダーになっているのが高速道路でも使えそうな一品。
ただ、手のひら側が暑い・・・。ポンチで空気抜きの孔を開けたらまずいだろうか。



その2.FOXのBomber。もう今日から夏の主力になってます。





先代同様、もんくなしに最高のフィット感。
今までのものより、少しだけ手首が長いミッドカット。





手の甲側にパンチングメッシュのレザーとハードなナックルガードがついて、より頑丈になった。
手のひら側は相変わらず薄手のクラリーノ1枚だけど、これが素手感覚を生むデザイン・ポイントなので、これでいいのだ。

高速に乗るならStunt、そうでなければBomberという使い分け。
どっちもモタード的なデザインだけど、Stuntはオンロード用、Bomberはオフロード用のコーナーに置いてあった。



Bomberにひとつだけ文句があるとしたら、この人差し指・中指の先のコーティング。
すべり止めが効きすぎて、レバーにからみついてクラッチ操作がやりにくい。
軽くペーパーがけして半分落とそうかな。

手にぴったりの新しいグローブって、オートバイのカスタムよりもオートバイとの距離を縮めてくれる気がします。

Nikon P7000の波紋

2010年09月10日 | カメラ!カメラ!カメラ!
いつもカメラ関係の情報をチェックしているデジカメwatchに、一目でCanonのGシリーズと判る新製品がアップされていた。
お、噂のG12だ。思ったより発表が早いな、とページを開いて、記事を読み始めたところで気がついた。

『ニコンはcoolpicsシリーズの新型、P7000を発表した』

なにー!

このデザイン、まんまGだぞ…。
記事を読み進めてさらに愕然とした。背面・上面のスイッチ・ダイヤル類の配置まで、完全に同じ。
あまりに似過ぎ。他人では有り得ないくらい。

現行のG11や、その延長上にあるだろうG12との違いは二点。
望遠側に振ったズームレンズと、バリアングルにしなかった分、大型高精細にした液晶モニター&薄型ボディ。
どちらかというと、現行G11のパクりというより、G7/G9を現在の技術トレンドでまとめ直したらこうなる、といったカメラだ。


結構まじめに考えて作ってあるようだし、これまであまり魅力のあるコンパクト機がなかったニコンから凝った造りのカメラが出てきたのは、嬉しい。
先にキャノンからGシリーズが出ていなければ。

いくら機能とデザインの均質化が進んで、カメラ好きでも見分けがつかなくなっているコンデジ界とはいえ、4年前から出ているライバル機種のデザインをそのまま踏襲して出してくるそのセンスやいかに。

技術的な説明はいくらでもあるんだろうけど、しかも個人的にツボな方向にまとめてあるカメラなんだけど、なんだかモヤモヤするニュースリリースだ。

G7 is back.

2010年09月09日 | カメラ!カメラ!カメラ!
Powershot G7の修理が終わり、ようやく手元に還ってきた。



ひさびさに見る角ばった黒い塊りに、嬉しくなってしまう。
ビックカメラの修理コーナーで先週の連絡が伝わっていなくて、また修理代を請求されそうになって閉口したこととかは、もういいや。

最近はD90が主役でG7はすっかりサブカメラ扱いになっていたけど、いざ手元に無いと、その不在は意外に大きかった。
家の中でブログ用にちょっと写真を撮る時。気になるオートバイを試乗する時。
マクロレンズをつけなくても気軽に接写ができて、バッグにひょいと入れられるG7は、気づかないうちに一眼レフとは違う場面で存在価値を示していた。



記憶にある、レンズ鏡胴端のわずかなへこみがなくなっている。
分解清掃は手間がかかるらしく、手元に戻ってきたG7はCCDを含むレンズユニットが1式まるごと新しく交換されていた。
もちろん、絞り込んで撮った写真にゴミは1つも写りこんでいない。
すっかりきれいになった。




G7が無い間は、カメラなしでがまんするか、G7の前に使っていたFZ-1を数年ぶりに出してきて使っていた。
こうして改めて見ると、レンズの前玉はけっこう大きくていいものを使っている気がする。
モンスター796の記事の写真はこれで撮ったもの。
いまどきの携帯電話の方がカメラの画素数も上だろうけど、携帯では撮った気がしないのだ。
ブログにアップするサイズなら、いまだにこの古いカメラで十分。



しかし、やはり時代を感じてしまうのが背面の液晶モニター。
SDカードとぴったり同じという、現在ではありえないサイズと表示の粗さに、思わず苦笑い。
そういえば、以前このカメラをメインに使っていたころは、外だとモニターがよく見えないので、どんな写りになっているのか勘が頼りだった。
家に帰ってきて、PCのモニターで見て失敗写真の多さにのけぞっていたこと数知れず。
この時期に、やたらと同じ場所で何回もシャッターを切るくせがついたんだと思う。
それでもあの頃は、道具に頼らないでも自然と誉めてもらえるような写真を撮っていたな、ということも思い出した。


G7の綺麗で快適なモニター。
2.5型は最新の3型より一回り小さいけど、その分ボディ右手側のスペースに余裕があって、気に入っている。

新型が出ても、やっぱり、使い慣れたものに愛着を感じる。


気になるオートバイたち

2010年09月07日 | バイク
アップライトなやつら一気乗りからしばらく。
車検切れがせまってきて、ようやく試乗ロードを再開した。
後で、「あ、あの時知ってたら…」というのはいやなので、気になるオートバイは一通り見ておきたい。


ひさびさのトライアンフ。

以前、気になっていたけどたまたま試乗車がなくて乗れなかったボンネビルに試乗した。
路面に近い着座位置で、のけぞり気味なくらいアップライトなポジション。
両足ぺたぺた。気楽な感じがいい。
しかし、エンジンは想像してたのと違って、ひたすら無愛想。
擬音で表すなら、でえぇぇぇーっ、という感じで、重苦しい回転感。
おまけにすぐ頭打ちになってしまうので、すぐにこれは違うと割り切れた。

ついでのことに、数年ぶりにデイトナ675にも試乗。
先導つきなのでオートバイに集中できないのか(それはそれで未熟者だなぁ)、以前ほどの感動はなかった。
オートバイの前半分に上から覆いかぶさって押しつぶしているようなポジションは、これは絶対長距離は無理だなぁ。
でも、ニッシン製ラジアルマスター&キャリパーのフロントブレーキは、大絶賛。
ものすごく気持ちよくブレーキングできた。
ブレンボじゃなくても十分。

ついでに噂のアドベンチャー(もしくはタイガー800)についても聞いてみた。
メーカー側の情報統制が厳しいのか、何も教えてくれなかったけど、気になるなぁ。
出回っている線画図はこんな感じ。



ドゥカティ916もはだしで逃げ出す遮光器土偶っぷりである。
675を拡大した800cc3気筒だという噂のこのオートバイは、年内には公開されて、たぶん来年には日本にも入ってくるんじゃないだろうか。
ちなみにF800GSとF650GS(ツイン)の関係と同じように、スポークホイールとキャストホイールの2モデルがあるそうだ。
トライアンフのHPでティーザーが3本公開されている。


お次は、ヤマハ。

XT1200Z スーパーテネレを試乗。
国内モデルかと思ってたら逆輸入扱いで、なかなか試乗はできないかと思っていたのだけど、輸入元のプレスとが巡回試乗キャンペーンで各地を回っていたのだった。

初対面の第一印象は、巨大。造形上、タンクのボリュームが上に盛り上がっている分、R1200GSより大きく感じる。
これで260kgじゃとても扱えなさそうだなと思うのを押し隠して、またがってみると、あれ、足がつく。
シートをローポジション側にして、3cm下げてあったのだけど、それだけで不安が解消されていた。
エンジンスタート。
ドリュリュン、という感じで滑らかな回り方。
ドゥカティとは違う、BMWパラツインの味気ない回り方とも違う、なんとも風味のある感じ。
TDMで使っていた270度クランクって、こういう感じなんだ。
2つあるモードのうち、スポーツモードのSで発進。きわめてスムーズ、低重心。
初めて乗ったのに、いつも通りですよ、という顔で乗れる。
ものすごく乗りやすく、穏やか(あれ、スポーツモードなのに?)。
パワーはないけど、超長距離走行にはこういう方がいいんだろう。マラソンランナー風なエンジンでした。
スクリーンの効果もいい。新型ムルティにも感じたことだけど、スクリーンが高くても体から離れていると、開放感があってとてもいい気分だ。

思ったよりもずっと好印象だったので、見積や車検経費などいろいろ聞いてみると、値引きは一切ないけど維持費はかなり抑え目。逆輸入車でもさすがヤマハ。
ただし、サイドケースつきのFirst Editionはもうほとんど残っていないらしい。
箱なしのノーマルモデル、並行輸入ならなんとか、ということだったけど、それなら今急いで買わなくても、じっくり次の入荷待ちでいいと思う。
ちょうど海外では、Black Editionが発表されていることだし。



青も銀もいまひとつピンとこないけど、艶のある黒はかっこいいなぁ。

ついでのことに、なかなかお目にかかれない新型V-maxにも試乗した。
すぐに嫌いになった。
ハンドリングとかポジションとか、いいと思えるところがひとつもなかった。
旧V-maxには憧れてたのに。残念な感じ。


いろいろあって休みもなかなか自由にならなかったけど、この試乗スパートでけっこう勘所は押えた。
あと乗ってないのはVFR1200DCTとXR1200X。
XR1200はたぶん買わないので乗らなくてもいいけど、VFRはちょっと見ておきたい。

それにしても、ドゥカティはドゥカティ・ディーラー以外ではほとんど下取りの値段がつかない。
トライアンフやハーレー、BMWはドゥカティと兼ねているところに行けばなんとかなりそうだけど、ホンダ・ヤマハではどうしようもなく下取りが低い。
これでは車体や維持費が安くても、トータルでは外車と変わらない出費になりそう。
ということなら、もう外車はやめよう、と言わずにオートバイ本体の魅力で考えていいのか。


いまのところの選択肢。
A:ムルティ車検継続+セロー250追加
B:軽量渋線のモンスター796に乗り換え
C:トライアンフの新型やスーパー黒テネレを楽しみに来シーズンまで乗り換えは持ち越し。
   ムルティは車検継続。⇒そして、マイナーチェンジ後のムルティ1200に行き着く、とか。

796

2010年09月05日 | バイク
車両が入荷したという連絡をもらって、お店に見に行った。

Monster796。

250のように感じさせる超軽量な696と、1100の片持ちリアアーム&ホイール、ハイパーモタード796のエンジン。
いいとこ取りの渋い中間モデルか、中途半端なワンタイムの短命モデルか、これからその運命が決まるブランニューモデル。

確定発注にしなくても、名前を入れておけば優先して納車してくれるというので、こないだ予約を入れてきた。
手続き的には、車両注文書(契約書)を書いて判を押す。備考欄に何かその旨を書くのかと思ったら、何もなし。
外形的には確定発注したようなものなのだが…。契約上はキャンセルフィーをとられても文句言えないかっこだけど?
いい意味でゆるい運用をしてくれていると信用して手続き。
ただ、ムルティの譲渡証明書などもいっせいに書類を作ろうとしたので、予約の名前を入れるだけというにはやりすぎでは?と反発を覚えたので、以降の書類は確定発注まで保留にした。

色は白を予約。

現物を見るのは、今日が初めて。



S4Rs的、赤フレームに白いボディ。
きれいなんだけど、なんとなくイメージと違うような…。

なんでだろ?



わかった。この白、マットカラーなのだ。
696の白がクリアーを吹いたパールホワイトだったので、てっきり同じ色だと思っていたら、違う色味だった。
おしゃれだけど、事前のイメージと違うので違和感が目立つ。

その違和感のままに視線をめぐらせると、赤い796が目に入った。



こっちの方がいいなー。ドゥカティど直球なので避けた赤だけど、フレーム同色なのもあって、白より赤の方が好印象だった。



新型モンスターのデザイン、いったいどこがモンスターなのだろうと思っていたけど、今日しげしげと眺めていて、タンクを横から見たシルエットがなんともモンスター的なことに気がついた。

ハンドルポストが少し高くなって、前下がりだった薄いシートが水平・厚手になって、696よりずいぶんポジションがよくなった。
足つきは696ほどべったりではないけれど、ほとんどかかとまでつく。
なにより車体が軽く、重心が低いのでムルティ1000よりぐっと軽快。

でも、やっぱりこの潰れたようなライトは好きになれないなー。
臆さずにブルターレをパクったグラディウスの方が、ずっとかっこいいライトだ。
上下別灯なんだけど、ふつうの丸いライトに変えられるんだろうか。



試乗車はまだ登録できていないということで、来週のデビューフェアにも間に合わないらしい。
月末のムルティ車検切れまでに試乗できるのだろうか。
試乗もしないで決めるくらいなら、来シーズンまでおあずけにしてゆっくり考えるぞ。
確定発注にも車検継続にも決めきれないまま、ショーウィンドー越しに796の右横顔をじーーーっと見る。

とりあえず、色は白から赤に変更だな。