三色オートバイ - Multi 1000 MHR -

RD/WH/GRのMulti 1000s F1仕様⇒MHR風との日々をつづる趣味のBlogです。

落車と書いて、コケると読む

2012年06月10日 | ジテンシャ
人生初の落車。

自転車業界では、転倒することを指して落車という。
きっと、乗る、というよりも人がロードバイクの一部になる感覚が強いから、
車体から放り出された時の喪失感が「ああ、落車した」な感じにつながるのかもしれない。

もちろん、自転車でこけたことはあるけれど。
落車という言葉を知ってからは、初めてで、その意味をかみしめている。



昨冬買った、BASSOのLesmo。
auの音楽配信サービスではない。
いちおうロードコンポで組んであるので、自分ではフラットバーロードなのだと固く信じている。
いまどきはやらない、重たいクロモリバイクだけど、試乗で気に入ったんだから仕方がない。

ぴかぴかのsuginoのクランクとか、フォークまで細身のクロモリだったりとか、
いちばん大きいサイズだけトップチューブがホリゾンタルだったりとか。
ピナレロあたりのカーボンバイクには比べるべくもないB級さもなんのその。
ふだん使いにたいへん可愛がっている。


今日のにわか雨の降りはじめ。雨宿りできそうな心あたりの駐車場へ入ろうと、
バンクしながらぐいぐいペダルを回して

あ、けつ滑った。このぐらい立て直してや



れ、を言う前に、仰向けで雨が落ちてくる空を見ていた。
濡れたグレーチングの上でバンクして踏んだら、それは滑るわな。
昨日、上限近くまでエア圧上げたとこだったし。

バイクのダメージはなし。フロントのチェーンが落ちただけ。
ヘルメットとグローブを着けてたから、左ひじのすり傷だけ。
あれ、右にバンクしてたのに、なんで左に落ちてるんだろ。
不用意な自分にとってもむかつく。


けっきょく、一番雨が強いときにバイクともども仰向けに寝てたわけで、雨宿り意味なし。
実はドロップハンドルの本格ロードを物色してきた帰りだったんだけど、まだまだ基礎レベルで
修行が足りないことがわかったんで、しばらくLesmoさんとのレッスン続行だ。

標準のザフィーロちゃんがツンデレだというのはほんとだったんで、まずタイヤ換えよう。
ホイールごと換えちゃおうか。
と、モノのせいにしていじり始めてしまうのが、オヤジの趣味の、いけなくも楽しいとこだ。

I Love Honda

2012年06月10日 | バイク
ホンダ好きです。
ホンダびいき、というか。

身内がホンダにお勤めのせいもあって、オートバイに乗る前から
「ホンダ1番」「ホンダ最高」「間違いない」
と思ってました。

ドカ以外は、ずっとホンダだった。
そして最近、またホンダが気になってきた。




CRF250L。ようやく復活したホンダ4スト250オフ。
XR復活の噂すら絶えて幾歳月。
むかし、ひそかにXRに乗ってたので(そしていまでも手放したのを後悔してる)
CRFには大注目。


(この頃、あまりバイクの写真を撮る習慣がなかった。今となっては貴重な1枚)

さっそく、とあるホンダドリーム店で試乗。



けっこう元気のいい音。
スタートすると、あれ、クラッチレバーがすかすか。なぜだかレバー側調整代を使い切ってた。
気にしないことにして走り出すと、おお、サスがふにゃふにゃだ。
信号。おお、止まらない。ブレーキ弱いー。

どれも20分走ってれば慣れる程度のものだろうけど、なんか拍子抜け。
白いCRFで注文を出すくらいの気合いで来たけど、すっかりその気が失せてしまった。
なんだか、すっかり大型のらくちんさ加減に慣れてしまったんだなあ。


おのれのへたれ具合を棚に上げ、がっかりして店内を眺めていたら、NC700Sが目に留まった。



無個性なネイキッドね、とモーターショーでも素通りしてたオートバイ。
いや、でもこのタンクのエッジは…なかなかかっこいいぞ?


(ここね、ここ)

DCTバージョンはまだだけど、これも試させてもらおう。
試乗車はXだった。似たようなもんでしょう。

やはり700ccの方が、なじみが早い。
感覚的に違和感がないというか。
トラック的に感じるエンジンのフィーリングは、なんだかCB1300のそれと似た印象。
もちろん、うわさ通り、あっと言う間にレブリミットにぶちあたるんだけど、
街中でそれを感じるのは1速だけ。
昔のNSRみたいな超台形トルクカーブは、あっという間に速度を乗せるので、そうそう高回転の壁は感じなかった。
3速までささっとかきあげると、あ、スピード1桁間違えてる、という域に。

それでいて操縦性は超イージーなので、オートバイに対して人間様が完全上位。
ジムカーナ的にオラオラモードで車体を攻めたててしまえる。
スーパー実用車。


けっこう満足して戻って…やはりCRFに納得できなかったのがひっかかっていたので、
同じエンジンのCBRを試させてもらった。



「!」

これこれ、この感覚。
CRFより20kg近く重いというのに、元気よく走れる度合が全然ちがう。
重心が低いのと、サスが固めなので、思いっきりアクセルを開けていけて、
フロントが多少持ち上がるような感覚があっても落ち着いて振り回していける。
開けて楽しい、小さなスポーツバイク。
こっちのが全然いいや。



カラーリングもだいたい好みだし、これいいかも。
高速道路は苦手でも、一応カウルあるし、こないだみたいに田んぼの周りをロケハンして回るような
使い方にはぴったり。

真剣にいいな、これ。
I Love 小さなホンダ。 

白馬へツーリング

2012年06月07日 | カメラ!カメラ!カメラ!
5月19日、釈迦堂PA。
小仏トンネルの渋滞を抜けて、談合坂だとまだ止まりたくなくて、でも疲れて止まりたくなるのはいつもここ。
用もないのに、展望台に登って、山を見るのもいつも通り。
いい天気だ。



今日は白馬へ。
5月に入ると、アルプスのふもとで田植えの準備が始まる。
水を張ったばかりの水田に、雪解けの北アルプスが映りこむ年に一度の機会だ。
いつも逃していたけど、今年こそ見に行くぞ。
なんせ、天気がいいし。





豊科インターで高速を降りて、川沿いの県道31号を北上すると、すでにこの景色。
あちこちで止まりたくなる。
ぐっとがまんして、でも鷹狩山とか寄り道して、





わりとあちこちのんびり走って、
結局ついたのは夕方。
めちゃくちゃ西陽で、なんも写りません。



ここは白馬駅の東側、国道から1本はずれた舗装農道。
国道148号を北上して、イオンモールを過ぎると、その先にウイング21という看板が出てくるので、案内に従って左折。
ぐるりと回って国道の下をくぐり、東側に抜けると舗装農道。
これを道なりに進むと松川にかかるこの橋に出て、橋の向こう、突き当たりを右折。
砂っぽい橋を渡り、丘を登っていくと、目的地の野平(のだいら)地区だ。



隣の青鬼地区の方が有名だけど、自由に乗り入れができないようなので、ひねくれ者はあえての野平を選ぶ。
もうここまで真逆光で被写体が遠くにあると、シルエットにする手も効かないので、明朝に備えたロケハンに徹してしまおう。
どこだろ。この辺かな。





明日も天気はいいらしい。
あまり良すぎても朝焼けにならない。
うまく朝焼けになってくれるといいな、と思いながら農道を戻って、本日の宿へ撤収。




途中で落日。








翌日3:30、起床。
買っておいたおにぎりを食べて、4:00出発。



野平への道は真っ暗なうえにガードレールがない。
昨日下見しといてよかった。
田んぼにつくと、朝焼け狙いのカメラマンがちらほら。
横にならんで位置決めして、日が昇るのを待つ。



ここは山間の西側なので、まだ陽は差していないが、空はもうかなり明るい。





びみょーに焼けてきたような。



しかしこれが精一杯のような。





そのまま、明るくなった。
早朝の澄んだ空気に、きれいに峰が見えたけど、朝焼けは拝めなかった。



昨日はろくに見えなかった山並みに、時間と空腹を忘れて撮りまくっているうちに、山頂に雲がかかりはじめたので、撤収。
気がつくと、周りにはもう誰もいない。



帰りがけに、昨日は何も映らなかった橋の上で、もう一度。








ここは宿(ハイランドホテル)へ戻る、手前の坂。
景色が、あまりに良かったので、またも空腹を忘れる。
あぜ道に止まっている軽トラが水田に写りこんで、おお、かっこいい。



そして、軽トラ退場。
これは、行くしかない。
お腹すいてるけど。









アルプスとおれのバイク。
ええ、そうです。アルプスとおれのバイクです。
誰にも文句は言わせません。

皮パンのまま、ようやく宿で本当の朝ごはんを食べてたら、ドゥカティの人でしょ?と隣のテーブルのお嬢さんに話しかけられた。
えっと驚いてたら、この人、表にとまってたCBR600RRの人だった。
CBRはかなりいじってあったので、どんなやんちゃなお兄さんかと思ってたら、二度びっくり。
この後、小布施にいって栗を食べるんだと嬉しそうに言ってた。
小布施、しばらく行ってないな。モンブラン、食べたいな。
しかし、すでに半日活動した後なので、しばらく白馬大橋あたりを回ったあとは、あまり寄り道せずに帰ることにした。



今回、撮影メインでひたすらカメラを使って思ったこと。

最近導入したCanonのS100は万能。
ものすごく小さいのに、ものすごく高性能。
C-PLフィルタが使えないのと15秒以上の露光ができない以外、できないことがない。
トップケースに一眼レフ2台、三脚2本、レンズたくさんという今日の重装備が、あほみたいに思えるくらい。
(積み過ぎだ)
でも、ものすごくひさしぶりに持ち出したD200の、跳ねるようなシャッターの音には、文句なしにしびれてしまう。