三色オートバイ - Multi 1000 MHR -

RD/WH/GRのMulti 1000s F1仕様⇒MHR風との日々をつづる趣味のBlogです。

頭上の匠たち

2007年05月30日 | バイク
こんどの日曜日はもてぎにこれを見に行きます。
トライアル世界選手権”ウィダー日本グランプリ”です。


(我が家の玄関に貼ってあるHondaカレンダーです。)


昔からトライアルはけっこう好きで、成田匠の全盛期などはたまにやる短いTV放送に
くぎづけでした。
「ええっ、いまどうやって切り返したの?」「なんでその角度で登れるの?」
と未知の深淵を垣間見させてくれる、不思議な競技です。
最近はHonda主催のアウトドア・イベントなどに小林直樹さんというライダー兼MCが来て、
楽しいライブでその魅力を宣伝していますね。

3日のもてぎは、言わばそのトライアル界のMotoGPです。

とはいっても、MotoGPの時のような人出はないだろうから渋滞はないだろうと
今回は4人で、四輪で行きます。スピードレースとはまた違う魅力を、ライダーの
すぐ近くでゆっくり見てきます。

やはり日本のエース・フジガスを応援しに行くんだけど、にくらしいぐらい落ち着き払った
敵役ランプキンの冴え渡る超絶技も眼前で見たい。
うーーーん、きっと唖然とするくらいすごいんだろうなぁ。


ツインリンクもてぎではその広い敷地と自然を活かしてトライアルスクールを開催
しているそうです。
うーーーん、もうちょっと近ければ入りたい。以前は多摩テックにもあったんだって。
なんでなくなったんだろ。残念。

自転車DAY

2007年05月27日 | なんとなーく
今日も自転車の日。
本日のコースはお嫁様の提案。
 府中競馬場で日本ダービー⇒深大寺植物園でバラ鑑賞⇒深大寺そば

日本ダービーは皇太子様が来られていたのですごい警備が厳しかった。
自転車こいで暑かったからドリンク飲んでたら、「すみませんが、ボトルは
バッグにしまっておいてください」と物腰柔らかなSPに注意されてしまった。
きっと逆らうと投げ飛ばされるんだろうなー。
セカンドバイク資金を狙ったダービーは、軸にしたお馬さんがずぶずぶに沈み、
パー。勝ったのは牝馬だそうだ。




植物園は想像していたより広い敷地に充実した庭園で、よいとこでした。
花をマクロ撮影するのに必死な人々を見て、そっと我がふりを直した。
温室でバナナの葉っぱとか、へんなものを撮ってました(←あほ)。
自転車をこぐと、甘いものが幸せに直結します。
ここ限定というふれこみのローズヒップ・ムース。
 



来る途中に行列ができていたお蕎麦屋さんに早めの夕食に行きました。
「湧水」というお店。お蕎麦は可もなく不可もなし、くらい。
外の席で食べられたから、いいや。
この季節は外で食べるのが楽しめるからいいね。


(蕎麦の写真を載せずにビールの写真を載せるあたりに不満度が推察できる。)


短い距離だけど、人ごみや小刻みなアップダウンでけっこう疲れました。
野川公園からの登りでとどめ。帰ってきてからのお風呂が最高に気持ちいい。
オートバイはぜったい手放せないけど、自転車もやめられません。




撫でろ。とにかく撫でろ。

2007年05月26日 | バイク
ふだん、ほとんどを視覚に頼っているけれど、人の目はけっこうあてになりません。
光の強さや向き次第で見えるものも見えなくなるし、目の錯覚とかもあります。
対象が回転していればわかる歪みや反りも、止まっているとなかなかわかりません。

一般ユーザーが日常整備で異常を見逃さないようにするには、とにかく触ってみることです。
触れてみれば目で見てわからない傷やひっかかり、段差などがはっきり手に伝わってきます。
やたらと工具を持つよりも、洗車して、下から上までなでなで撫でまわすこと。


チェーンに給油して、メンテスタンドに乗せたままタイヤをくるくる回す。
タイヤ関係になにかあれば回すとすぐわかるので、必ずやることです。
ぶれたりひっかかったりはないけど、なんか手に角があたる。

角?

交換して7,000kmくらいの我がPilot Powerは真ん中だけが減って
すっかり台形になっていました。横方向にすりすりなでるとはっきりわかる。
スリップサインも、真ん中だけ、リーチ。
NSRが誇った台形パワーカーブも真っ青の台形っぷりである。
最近、ある角度から急にぐりんっ、と腰を振るような回り方をするので変だとは
思っていましたが。
すまん、Pilot Power。わしにはお前を使い切ることができなかった。

これだけタイヤの断面形が変わるとグリップうんぬん以前に気持ちよくありません。
いい経験をしたので、今度はここのところ増えてきた2CTタイプのタイヤにしようと
思います。磨耗が進んでも、味が長持ちしそうなもの。
Michelin Pilot Road2BattlaxのBT021、どちらも出たばかりの2CTスポーツ
ツーリングタイヤです。


(BSのHPから拝借。そ、そんなに勧めないでくれぇ

フォークの修理にタイヤ交換。6月はなにかと物入りです。

洗車~は整備~の一部~です♪

2007年05月24日 | バイク
だかーらー東京ウエストー♪
(東京メガネのコマソンメロディで歌ってね)

洗車すると乗っていて気付かないところに目が届きます。
ふだんはくるま用のでっかい拭くピカでなでるだけですが、20日に
融雪材の上を走ってきたので下回りを洗い流すために洗車しました。
なんで融雪材はすぐ落とさないといけないんだろ?
金属や塗装が腐食しやすいのかな。

洗って、拭いて、軽く走って水切って、めったにかけないWAXをかけてピカピカ。

可動部とチェーンに油を注し、フォークシールにWAKO’sのフッ素グリス(高い。)を
おごってやるときに気が付いた。

左フォークにいつのまにかストロークセンサーがついてる。

正体は泥汚れの輪っかでした。オイル漏れじゃん。
10,000kmでオーバーホール、その後6,000kmでの漏れ。
まぁ、こんなものかな。これでリヤサス、右フォークにつづき、オーリンズの
オイル漏れゴールデントライアングルの完成です。

オーリンズは性能も見た目も最高なんですが、オイル漏れしやすい気がします。
お店のメカさんいわく、オイルは潤滑のためのものでじゃんじゃん潤滑に使う設計思想
なんだそうです。性能を追求する意味では正しい。
ストリートユース専門のぼくは、金か黒い色のSHOWAがいいんだけど。

また預けると1ヶ月コースだなあ。
バイク屋さん経由でオーリンズ日本代理店に送ると、修理待ちでこのくらいかかる。
環八の井荻あたりにある一般ユーザー向け路面店“Uno per Uno”だと持ち込みで
当日中に仕上げてくれるそうだ。
東京ウエストで着脱をお願いして、電車でしょっていこうか。
フォークって、どうやってまっすぐ前に向けてつけるんだろうね。不思議だ。


チェーンの給油中に別のことにも気が付いたんだけど、これはまた別の日に。

同床異夢

2007年05月23日 | バイク
すこし意味が違うかもしれませんが、同じオートバイでもずいぶん違った感じを
受けるものだなと感じたことがあります。

先日のDucati-netツーリングの帰り、解散前のSAで同じムルティに乗る
おさむるさんの04モデルに跨らせてもらいました。
固定式のステップに興味があったのですが、ぼくは別のことにびっくりしました。

車体が小さい!

同じオートバイに同じハンドルを付けているので、ポジションは同じ。
なのに、ぼくの05ムルティより一回り小さく感じたのです。


その理由はシートでした。
04のシートは固くて前下がりという評価から05で厚く柔らかいシートに変わりました。
しかし04のシートは決して悪いものではなく、オートバイをより近くに感じるものでした。
一体感があって、ワィンディングですごく感じが良さそうです。
やはり04に乗る兄が、04>サージェント>05の順にスポーティだ、と言っていた
意味がようやくわかりました(兄は04をサージェントに変えています)。
同じ車種でも、実はずいぶん違った感覚で乗っていることもあるんですね。

04シート、見直しました。いいですね、これ。

山岳路

2007年05月22日 | バイク
迷っていた。

走行シーンを撮るため、他のメンバーが休息している道の駅を後に、独り志賀草津
道路へ先行した。高い空と遠くの山々をバックに山岳ツーリング、という構図が狙いだ。
下見で場所のあたりもつけた
しかし、ぼくは万座ルートとの合流点手前で戸惑っていた。

山が見えない。


(下見したときの写真。この上半分が真っ白だと思ってください)

ここまではきれいに晴れているが、長野方向は白いガスに包まれ全く見えない。
安全策をとってこの高原で撮ってしまうか、標高の高い撮影ポイントがガス雲の上に
抜けていることに賭けて進むか。
ここにはオートバイを停めている場所がない。山らしい迫力も、ちょっと足りない。
前にも万座までガス、峠は快晴ということがあった。


しばらく進むと、信じられないものを見た。



木が凍っている。枝の風上側につらなっていくそれは、霧氷だ。
氷雨と横殴りの強風が作った作品。
すごいものを見た。きれいなものだ。

…5月だぞ、いま。

濃密なガスと強風は途切れる気配がなく、霧氷の原料が路面と体を濡らす。
前後が見えないのでUターンもできず、記憶を頼りに白いガスの中を進むと、
一段と強烈な横風でそこだけガスが薄くなった尾根に着いた。
撮影ポイントだ。









凍っていた。
路傍の木々、草、ガードレールの支柱、ワイヤー。
すべてのものが烈風に凍りついていた。
オートバイも倒されそうなので、風上向きに停めなおした。
幹事に悪天候を伝えるメールを作るが、圏外。電波が届く場所を見つけたのは
休憩を終えたメンバー15人がこちらへ出発した後だった。
待つしかない。

今日は初心者もいる。無事に通れるのか。
上からは救急車が降りてきた。
渋峠がアウトなのか。思考まで真っ白化。





メットも脱げず、バイク野郎フル装備のまま吹きさらしの尾根で待つことしばし。



いいかげんさみしくなってきた頃、濃霧の中からドゥカティのテルミサウンドが
響いてきた。凍らないように懐で保護していたG7を構える。


乳白色のスクリーンからにじみ出てきたのは、四角い、大きなバスだった。

どう考えても図太い排気音はこのバスから聞こえる。
いったいどんなエンジンが付いてるんだ?
混乱するぼくの前を巨大バスが通過。
すると、すぐ後ろにつくようにして、いた。オートバイのライトの群れ。









反射的にカメラを向けた。それが精一杯。
この先やばそうだからと止めればよかったのに、それに気がついたのは
全車通り過ぎてから。冴えてない。




風上に向けて停めたオートバイには、びっしり霧氷が貼りついていた。
レバー、スクリーンにカウル。タイヤは物陰でぎりぎりセーフ。
氷を払い落として、この先でみんな停まっていないかと期待しながら後を追う。




濃密な白いガスの中、たくさんの駐車車輌が見えた。渋峠のスキー場だ。
この先が最大の難所、スノーシェードだ。
スキー場にもオートバイは停まっていない。6台ほどのホンダの集団を見つけ、
後について限界まで速度を下げてスノーシェードに突入…

目の前で3台連続、横回転して転倒した。

呆然。逃れられないムルティ初転倒のイメージが、シェード内に濃密に充満する。
オートバイを停め、一番手前の転倒車輌を助けようと近づくと、
いち早く出口側から現れた人々が手際よく救助&誘導をはじめた。
うちのメンバーだ。

やってきたうちの頼れる幹事さんに、道の端、溝板の上がかえって滑らないと
教えてもらい、押し歩きで通過。
下り側なので一人で通れたが、登り側はサポートする人ごと滑っている。
幹事さんに教えてもらわなければ脱出の手段すらイメージできないまま
氷のエジキになっているところだった。
仲間がいてよかった。


その仲間も2台が転倒、幸い乗り手に怪我はなく、自走できないほどの損傷もなく
ぼくがシェードを出たころにはみんなタフに再出発を始めていた。
再出発?
そう、魔のスノーシェードを通れない以上、長野側へ降りる片道切符しかないのだ。
ヘルメットのシールドも凍りつく中、一行が濡れてはいるけどましな路面に
めぐり会ったのは○○分後のことだった。
木戸池の休憩小屋でみんなかつてないほどゆっくり休憩したのはいうまでもない。





本日の教訓: 山を舐めてはいけません。

ブログ・テンプレートを変えました

2007年05月19日 | なんとなーく
早起きしたら、朝陽が輝いていた。
今日は雨、けっこう降るという予報じゃなかったっけ?
このままならオートバイで大菩薩くらい行って来れるかなぁ。

そわそわしながら空模様を眺めていると、しかし確実に暗くなっていく。
ああ、降ってきた。がっかり。


二度寝するのも不健康なので、おもいつきでブログのテンプレートを
変えてみた。最初はトップ画像にソファとかの静かな写真が載ってる
すかしたやつにしようと思ってたんだけど、いろいろ見ているうちに
この「だんぱ」が気に入った。
記事の右上で日付と時刻を読み上げているのがかわいい。
(と、思ったけど落ち着かないのですかしたやつに変えた。)


書いているうちに雨は止んだけど、これだけ予報どおりぴったり降ると、
午後にもう一雨というのも信憑性は高そうだ。
今日はきっぱりあきらめ。明日に期待。
明日はD-netの志賀高原蕎麦ツーリングだ。ゆっくり道具の手入れをしよう。

コンバージョンレンズ・アダプター入手

2007年05月17日 | カメラ!カメラ!カメラ!



ずっと欲しかったアイテムがようやく手に入りました。
G7用のコンバージョンレンズ・アダプター。1個¥1,890.-です。
どこの店でも欠品で、取り寄せもMax4週間という隠れた人気アイテムですが、
製造のタイミングとうまく合致したのか注文から数日で入荷しました。




2007.3.6「広角のブルース」で書いた通り、ワイドコンバーターは非日常的な大きさなので
いまのとこ使いません。ではなんでアダプターだけ買ったかというと、これがあると
レンズの前にフィルターを付けられるからです。


(左が偏光フィルター、右がレンズ保護用フィルター)





持ちやすそうでしょ。小型の一眼レフみたいです。
レンズ保護フィルターをつければ飛んでくる小石や虫からレンズを保護できるし
(どういう状況で使う気でしょう?)、偏光PLフィルターをつければ乱反射の多い
春~初夏の空も霞がとれてくっきり切り取れる(はず)。
さらに持ってないけどクローズアップレンズを付ければ望遠端でマクロ撮影が
できるようになります。一番の狙いはPLフィルターで、これを山写真で使うのが楽しみ。
と、父上に言ったら 「まぁ、どうやっても目で見た通りには写んないぞ」 だって。
えー。そうなの?まぁ、まずはやってみましょう。




レンズキャップをつけて、一眼レフごっこ。
が、Canonのレンズキャップはどうもぐにゃっとして使い心地が悪い。
家にあったNikonのキャップはかっちりしてて気持ちいい。
キャップをひっくり返してみると…



ぜーんぜんつくりが違います。左がNikon、右がCanon。
しっかり独立したスライド機構を仕込んであるNikonに対し、Canonのは
ぐにゃっと楕円のプラ環が歪むだけ。Nikonの勝ち。
Nikonのキャップじゃ変かと思ってCanonのを買ってきたけど、
つけてみたらそんなに変でもないのでNikonのを使おう。

ちなみにこのアダプターをつけると以前使っていたPanasonicのFZ-1
というカメラとサイズも形も大体同じになります。だから余計手になじむ感じ。
フィルターを使わないときにも、この形態で使うことが増えそうです。

Do you have a Kodak?

2007年05月15日 | カメラ!カメラ!カメラ!


こないだ衝動買いしたTシャツ。
黒地にレインボーをあしらったKodakのロゴが鮮やかなのも、
同じくレインボーのバックプリントが往時のベネトンを思わせるのも
ぐっときたんだけど、なにより目を引かれたのはKodakロゴを囲む
レンズの羽絞りデザインだ。
しびれる~。
10枚羽根ってすごいな。
特にカメラやKodakに興味がなくても、このデザインが気に入る人は
けっこういるんじゃないかな。



ユニクロにて¥1,500.-。
そういえば前にもてぎで買った“Do you have a Honda?” Tシャツと
“46”Faster Tシャツは最近なかなか出番がありません。
出してこよっと。

Ah, fuck!

2007年05月13日 | バイク
ぼくが意味を含めて最初に覚えた英語です。
ロバート・デ・ニーロが「ミッドナイト・ラン」の冒頭、脱走犯が隠れている部屋を
せこせこピッキングしていたら内側からショットガンでドアノブを吹き飛ばされ、
あわてにあわてて叫ぶのがこのセリフ。
「ああっ、くそっ!」または「このどちくしょう!」、という感じ。
今日はそんな1日でした。


昨日からなんだか微熱っぽく、薬をのんで一晩寝て直しました。
だから昨日も今日も絶好のツーリング日和なのに、全然走れず。
今日は午前中様子を見て、すっかりOKなのを確かめてからオートバイで出かけました。
ちょっと用があって、とある駅近くの京王アートマンへ。
20日までは交通安全週間、前にここの自走式立体駐車場にバイクが停めてあるのを
みたので、駐禁を切られないよう駐車場へ。
と、初めてみる看板が。

「二輪駐車できません。」

ああん?いまさら驚かないけど、こないだまでOKだったじゃん。
府中のシネコンといい、二輪お断りして、その先どうすんの?
「こちらに市営駐輪場があります。」
横柄ではないものの、あきらかに迷惑そうに地図をくれる警備員氏。
へー、ここ知ってるけど、ここから徒歩10分以上あって砂利だよね。

ぼくはオトナなのでそれ以上末端警備員氏を困らせることはなく、大人しくその場を
去った。

そして角を折れたちょっと先の路上に思いっきり駐車した。
もちろん心の中では思いっきり中指を立てて。
そっちがそうならこっちはこうだ。どうだ~。


・・・・・・


30分後。
ムルティが無事なのにほくそ笑みながら、戻ってきたぼくは外したロックを
小物入れにしまおうとオートバイの右側へ廻り、そこで凍りついた。


ドカオ、鳥ふん爆弾2発の直撃を受け、戦死。


1発は見事にシートの上である。木陰に停めた俺が浅はかだったとはいえ、これはないぜ。
しかも、買いに来た目当ての品、一つはいまひとつで見送り、もう一店にあるというので
わざわざ見に行ったもう一つは直前で売れてしまって無かった。

これぞまさしく 「おお、くそったれ!」 だ!