5月1日、ふと思い立ってツーリングに。
ふと思い立ったのは、HiroさんのBlogで紹介されていたOutrider別冊「信州ツーリングガイド」に触発されてのことです。よく走った道も、その傍にこんな見所があったのかと思わされる情報がたくさん。特に上信スカイラインなんて、目にしていたはずなのにホテルへの引き込み線ぐらいにしか思ってなくて、その先にこんな絶景の道が待っているとは…。知らなかったよ
知らなかったといえば志賀草津道路が4月20日に開通したのも知らなかったので、ちょっと行ってこよーっと。
GWはいつも大渋滞。なんだけど、1日・2日は平日なので快晴なのに空いている。ラッキーをかみしめながら関越-上信越をリエゾンしてR18旧道へ。
めがね橋
R18旧道を入ってすぐに有名なめがね橋の遺構に出会います。新緑と雪解け水のさわやかな林のなか、対照的にわびさびのくちかけた遺構を堪能。おおっ。橋の上に人が歩いてる…。スリルありそうだなぁ。登ってみたいけど、今日のメインはもっと先だから今回はパス。
ぽかぽか陽気のR18旧道をのんびり走り、中軽井沢を抜けたら鬼押ハイウェイ。季節柄ハイウェイ横の花がないのがさびしいけど、いつ来ても北海道的などーんと突き抜ける楽しさのある道だ。とっても爽快。浅間山にごあいさつ。
R144で給油し、お次は万座ハイウェイへ。西武グループへせっせと献金するのだが、ちっとも惜しくない。どれもとっても楽しい道だから。
こっちは鬼押とちがって入るといきなり残雪がお出迎えする。白樺とあいまって冬に逆戻りしたような錯覚を覚えるが、路面は完全にドライなので心置きなく走りに専念。楽しい。
志賀草津道路
お次は本命、R292志賀草津道路だ。
心の中の予定ではR292を長野へ抜けて1泊。翌2日は佐久から麦草峠、八ヶ岳を走りこむことになっているのだが…。この時点で翌日の長野は雨予報。渋峠の状況次第では峠で折り返し、日帰りにしようと考えながらぐいぐい登る。
ぐいぐい登るが、万座温泉からR292へ登る道からしてエブリィコーナー雪解け水アンド小砂利の洗礼をくらう。気温の上がる昼、南側斜面だから凍結はしていないものの、ぱたっとかイカないようにがんばる。
がんばって上がると、おお、銀世界。途中の見晴台にしてこんな具合。残雪を勝手にゲレンデにして滑るXボーダー(?)に触発され、ガードレールによじ登るわたし。わりと触発されやすいタイプだったりする。
三脚を持っていくと、こういうおバカ写真が撮れるので楽しい。
んで、渋峠はどないだったかといいますと…。
こんなんでした。
完全に雪国じゃんっ。
奥の電光掲示板には「スノーシェードの中は凍っちょるけん、危険ばい」と書いてある。突っ込んでいくバイクあり、折り返すバイクあり。しばらく考えて、宿にキャンセルの電話を入れ、ここで群馬側に折り返すことにしました。チキンと言わば言え。ドカオくんは1コケ10マンという別名を持っているのだ。こわいこわい。
ちなみにここの上はすぐゲレンデです。ためしに登ってみたら(注:足元はXP-5…)、柵もネットもなしにまんまゲレンデでした。ということはちょっとコースから逸れると、スキーヤーはこの場所に落下するということだ。こわいこわい。
引き返す前にお昼ご飯。
建物全体で県境を主張している渋峠ホテルにて。入る前にはインディーくんと遊ぶこと。
信州にきたらお蕎麦でしょ、と思っていたけど、雪景色にやられて頼んだのは「ボルシチお願いします」。なにやら和風な盛り方。ちなみに味はトマト(?)の酸味が強く、あんまり薦めない。
渋峠ホテルではフロントでこんなものも発行しているので、記念に持って帰ろう(¥100.-)。なんか嬉しくなる。
峠から下ってすぐ、こんな景色に出会いました。
登りでは雪解け水を気にして景色どころじゃなかったけど、上から俯瞰すると絵葉書なみの絶景。カメラとカメラマンがよければ、もっといい写真なのにちょっと残念
ちなみにこの「なんちゃって雪の大谷ウォーク」を抜ければ、路肩に雪解け水が流れてるくらいでそうこわくはない。こわくないっすよ。(←小力ふうに)
ツーリングで来た道を戻るピストンルートは好きじゃないんだけど、脇へ逸れるともっと厳しい道が待っていそうなんでおとなしく戻る。戻る。言っておくけど、下りコーナーの雪解け水&小砂利はかなりこわい。こわいよう。
万座まで降りて元気を取り戻したわたし。明日まわろうと考えていたR299を今日走っちゃえと佐久・清里へ向かいます。ますが。制限速度(40kmね)で鬼押ハイウェイ下を走る長野県警のパトカーにつっかえ、時間をロス。下りで40kmって、アクセル全閉でしたよ。ずーーっとバックファイヤがパンパン言ってて、捕まるかと思った
佐久で学校帰りのお子様たちをみて、そういえば京は平日だったなとかぼんやり考えながらR299へ。この時すでに午後5時。
いくら日が長いと言っても、そろそろ山の中はやばい時間。GASがたっぷりあるのを唯一の味方に、ぐいぐい登る。
寒か~
標高1,700mの駐車場まで登ったところで寒さと日没により進行を断念。麦草峠までいかず、県道480号をR141へエスケープすることにしました。稲子湯のそばを通り、あったまろうかな、と思うも営業時間外 おおお。泣きながら名も知れぬ舗装林道を駆け下る。
と、その時。
左ブラインドコーナーを抜けて開けた視界に飛び込んできたのは、3頭の鹿でした。おおっ、しかだしかだかめらかまれ、あ後ろだ、と騒いでいるうちに路肩の茂みに順々に飛び込んで入ってしまいました。くっそー、撮り逃がしたわい。
でも、このタイミングでこの道に来て、ちょっとよかったと思えた出来事でした。
帰りの中央高速もがらがらで、山中の照明がすくない区間はクルマについて行かないと先が見えないくらい。途中のSAでライトの光軸を1段上げて、無事に帰ってきました。朝出て1日ぶっとおしで走りつづけ、心地よい疲れを感じながらのビールはうまい。そしてキク~
そして雪が解けたら、今度こそ上信スカイラインと雷滝に行くぞと誓うのだった。
ふと思い立ったのは、HiroさんのBlogで紹介されていたOutrider別冊「信州ツーリングガイド」に触発されてのことです。よく走った道も、その傍にこんな見所があったのかと思わされる情報がたくさん。特に上信スカイラインなんて、目にしていたはずなのにホテルへの引き込み線ぐらいにしか思ってなくて、その先にこんな絶景の道が待っているとは…。知らなかったよ
知らなかったといえば志賀草津道路が4月20日に開通したのも知らなかったので、ちょっと行ってこよーっと。
GWはいつも大渋滞。なんだけど、1日・2日は平日なので快晴なのに空いている。ラッキーをかみしめながら関越-上信越をリエゾンしてR18旧道へ。
めがね橋
R18旧道を入ってすぐに有名なめがね橋の遺構に出会います。新緑と雪解け水のさわやかな林のなか、対照的にわびさびのくちかけた遺構を堪能。おおっ。橋の上に人が歩いてる…。スリルありそうだなぁ。登ってみたいけど、今日のメインはもっと先だから今回はパス。
ぽかぽか陽気のR18旧道をのんびり走り、中軽井沢を抜けたら鬼押ハイウェイ。季節柄ハイウェイ横の花がないのがさびしいけど、いつ来ても北海道的などーんと突き抜ける楽しさのある道だ。とっても爽快。浅間山にごあいさつ。
R144で給油し、お次は万座ハイウェイへ。西武グループへせっせと献金するのだが、ちっとも惜しくない。どれもとっても楽しい道だから。
こっちは鬼押とちがって入るといきなり残雪がお出迎えする。白樺とあいまって冬に逆戻りしたような錯覚を覚えるが、路面は完全にドライなので心置きなく走りに専念。楽しい。
志賀草津道路
お次は本命、R292志賀草津道路だ。
心の中の予定ではR292を長野へ抜けて1泊。翌2日は佐久から麦草峠、八ヶ岳を走りこむことになっているのだが…。この時点で翌日の長野は雨予報。渋峠の状況次第では峠で折り返し、日帰りにしようと考えながらぐいぐい登る。
ぐいぐい登るが、万座温泉からR292へ登る道からしてエブリィコーナー雪解け水アンド小砂利の洗礼をくらう。気温の上がる昼、南側斜面だから凍結はしていないものの、ぱたっとかイカないようにがんばる。
がんばって上がると、おお、銀世界。途中の見晴台にしてこんな具合。残雪を勝手にゲレンデにして滑るXボーダー(?)に触発され、ガードレールによじ登るわたし。わりと触発されやすいタイプだったりする。
三脚を持っていくと、こういうおバカ写真が撮れるので楽しい。
んで、渋峠はどないだったかといいますと…。
こんなんでした。
完全に雪国じゃんっ。
奥の電光掲示板には「スノーシェードの中は凍っちょるけん、危険ばい」と書いてある。突っ込んでいくバイクあり、折り返すバイクあり。しばらく考えて、宿にキャンセルの電話を入れ、ここで群馬側に折り返すことにしました。チキンと言わば言え。ドカオくんは1コケ10マンという別名を持っているのだ。こわいこわい。
ちなみにここの上はすぐゲレンデです。ためしに登ってみたら(注:足元はXP-5…)、柵もネットもなしにまんまゲレンデでした。ということはちょっとコースから逸れると、スキーヤーはこの場所に落下するということだ。こわいこわい。
引き返す前にお昼ご飯。
建物全体で県境を主張している渋峠ホテルにて。入る前にはインディーくんと遊ぶこと。
信州にきたらお蕎麦でしょ、と思っていたけど、雪景色にやられて頼んだのは「ボルシチお願いします」。なにやら和風な盛り方。ちなみに味はトマト(?)の酸味が強く、あんまり薦めない。
渋峠ホテルではフロントでこんなものも発行しているので、記念に持って帰ろう(¥100.-)。なんか嬉しくなる。
峠から下ってすぐ、こんな景色に出会いました。
登りでは雪解け水を気にして景色どころじゃなかったけど、上から俯瞰すると絵葉書なみの絶景。カメラとカメラマンがよければ、もっといい写真なのにちょっと残念
ちなみにこの「なんちゃって雪の大谷ウォーク」を抜ければ、路肩に雪解け水が流れてるくらいでそうこわくはない。こわくないっすよ。(←小力ふうに)
ツーリングで来た道を戻るピストンルートは好きじゃないんだけど、脇へ逸れるともっと厳しい道が待っていそうなんでおとなしく戻る。戻る。言っておくけど、下りコーナーの雪解け水&小砂利はかなりこわい。こわいよう。
万座まで降りて元気を取り戻したわたし。明日まわろうと考えていたR299を今日走っちゃえと佐久・清里へ向かいます。ますが。制限速度(40kmね)で鬼押ハイウェイ下を走る長野県警のパトカーにつっかえ、時間をロス。下りで40kmって、アクセル全閉でしたよ。ずーーっとバックファイヤがパンパン言ってて、捕まるかと思った
佐久で学校帰りのお子様たちをみて、そういえば京は平日だったなとかぼんやり考えながらR299へ。この時すでに午後5時。
いくら日が長いと言っても、そろそろ山の中はやばい時間。GASがたっぷりあるのを唯一の味方に、ぐいぐい登る。
寒か~
標高1,700mの駐車場まで登ったところで寒さと日没により進行を断念。麦草峠までいかず、県道480号をR141へエスケープすることにしました。稲子湯のそばを通り、あったまろうかな、と思うも営業時間外 おおお。泣きながら名も知れぬ舗装林道を駆け下る。
と、その時。
左ブラインドコーナーを抜けて開けた視界に飛び込んできたのは、3頭の鹿でした。おおっ、しかだしかだかめらかまれ、あ後ろだ、と騒いでいるうちに路肩の茂みに順々に飛び込んで入ってしまいました。くっそー、撮り逃がしたわい。
でも、このタイミングでこの道に来て、ちょっとよかったと思えた出来事でした。
帰りの中央高速もがらがらで、山中の照明がすくない区間はクルマについて行かないと先が見えないくらい。途中のSAでライトの光軸を1段上げて、無事に帰ってきました。朝出て1日ぶっとおしで走りつづけ、心地よい疲れを感じながらのビールはうまい。そしてキク~
そして雪が解けたら、今度こそ上信スカイラインと雷滝に行くぞと誓うのだった。