三色オートバイ - Multi 1000 MHR -

RD/WH/GRのMulti 1000s F1仕様⇒MHR風との日々をつづる趣味のBlogです。

MotoGP 2005 Rd.12 Motegi

2005年09月22日 | バイク
はい。しばらくさぼってました。Jonmanです。どーも。この土日はMotoGP観戦にいってきました。サーキット内でキャンプして予選・決勝と1泊2日で見てきました。ゆえに今回は写真多いです。

 17日午前のフリー走行。ヘアピンに陣取る。

 ナカーノ

 ロッシだー カピロッシだー

 ホフマン、宇川、ヘイデン

 MotoGPマシンは異様なまでに速いので、カメラを振っても追いつかず、こうなる…。

 フリー走行が終わると、みんなヘアピン立ち上がりに停止してエンジンを吹かしまくる。ファンサービス、ではなくてスタート練習です。身体が震えるような本当の意味での爆音です。

 



 玉やんのスタート。リヤのトラクションよりフロントリフトを押さえるため極端な前荷重になってるのがわかります。

 シケインからの最終ビクトリーコーナー。席で言うとE席近くからの眺め。

 フリー走行後、お昼の合間に各社トークライブやサイン会がある。ぼくはエドワーズのメットを使っているのでエドワーズを追っかけてみる。トークではご機嫌で、Tシャツをシューターで連射してた。

 Araiのサイン会を経由して、昼のPIT WALKへ。昼の各イベントは各ライダーが複数のイベントを渡り歩くため時間が不規則になりがちです。「もうやりませーん、中止でーす」とスタッフが叫んだ直後にライダーが登場、一転「やりまーす」なんてのもざらなので、タフに廻ろう。

 すんげー、人。1,500人おるとですよ。

 RCVの生ストリップですとよ。戦績のぱっとしないREPSOLチームですが、やはりかっこいいですね。

 TVで見るあれ、サイン小屋。この前で記念写真を撮ると楽しい。

 セッティングかサービスか、RCVのレーシング。音圧という言葉がぴったり。生排気いっぱいスーハーしましたとよ。

 ドゥカティのピットです。Tカーを含め、4台ものデスモセディッチGP05が並ぶ姿は圧巻。世界中に何台のGP05があるのか知らないが、いまここに集中しているのだ。この密度。ドカ好きにはたまりません。ドカ・ブースのじゃんけん大会に勝つとここに入る権利のプレゼントがあったそうです。http://ducatinet.main.jp/ の日本GPのトピック参照ね。

 #65 カピ車。

 そして、わたくしのエドワーズGPレプリカは真のエドワーズGPモデルに。HAPPY

 ホームストレッチ周辺

 最終コーナーを立ち上がるデスモセディッチ。この日、予選はドゥカティの#65カピが1位を取りました。ドゥカティスト大喜び。玉田が4位につけたのもうれしい。ロッシは11番手に沈み、中野も大きく出遅れ。

 パドックはこんなにぎっしりです

 BMW New M5.凶悪なオーラが出ています。これはこれでヨダレもののレアアイテム。

 商売柄ヘリがあるとついつい見入ってしまう。危険と背中合わせのMotoGPにはドクターヘリ2機が待機していました。ノーターシステムのMDエクスプローラー

 今回オーバルコースは使用しないので関係者(?)のパーキングに。かなりバンクしてるんですけど。

 夕方のGPライダーサイン会。ロッシとカピ、イタリア人同士で仲良しです。

 GPライダーの前を整理する競馬場のごときゲート。

 で、ゲートインを待つ競走馬ならぬ大群衆。この写真を上からとった後、参戦。ロッシは無理だったけど、ほかのライダーのサインをもらえました。去年はサインを一つももらわなかったのでとてもうれしい。世界を転戦するライダーを間近に感じられる、いい趣向なので今後も続けてほしいですね。

 今日はサインももらえてまんぷくなりー。キャンプ場で明日にそなえて早寝です。

 翌早朝。朝のPIT WALKへ向けさっさとテントを撤収にかかる。

 朝のPIT WALKで見つけた珍車 デスモセディッチ・ビポスト。超VIP向けタンデム走行をするマシンです。シートの上で丸まってるのは前後のタイヤ・ウォーマー。タンク上にはタンデムライダーが身体を支えるグリップがある。これは市販のSBKビポストにも付いてていいと思う。この日はかつてカジバで走ったランディ・マモラのライディングでタンデム走行を披露していた。このプラチナチケットはいったいどうしたら手に入るのかな。知ってる人は、教えてくださいな。お願い。

 Safety Carがくるのをなにやらフォーメーションを組んで待ち構えるマーシャルたち。なになに?

 リフトアップー。観客もおおはしゃぎ。マーシャルさんたち、レース中以外にもこんなパフォーマンスしてるのね。

 いよいよMotoGPクラスのウォームアップ・ラン。

 グランドスタンドの各メーカー応援席は、遠くから見るときれいに塗り分けられてます。ちなみにぼくは90度コーナー前のZ席で見てました。ここは最終コーナーや3コーナーまで見えるし、パッシング・ポイントになっているのでかなりいい席です。おすすめします。

 

 決勝。メランドリ(通称マルコメくん)・カピ・ビアッジの3台がトップグループを形成、やや遅れてロッシ・玉田が後を追う展開。

 と、カピが一瞬MAXを差しかけた瞬間、後方でクラッシュが…。誰??なに?なんで、ロッシが両手を天に伸ばして、足で立ってるのだ?えー?

 どうも、マルコメを抜こうとしてインから突っ込んじゃったみたい。マルコメが異様に遅かったのか、ロッシがしでかしたのか。本人たちにしかわからないが、また2台がリタイヤし、ロッシの世界5連覇はこのもてぎGPでは決まらなかった。

 とぼとぼと歩く後姿は、とてもロッシの姿とは思えない…。

 その後はカピとMAXの一騎打ち

 終盤に2コーナーで抜いたカピはこの日一番のタイムで引き離しにかかりMAXを突き放す。LAST LAP、2nd Under Bridgeをくぐりビクトリー・コーナーへ疾走する#65

 ドゥカティコルセ・フラッグが振られるなかのウィニング・ラン

 2位 MAXと3位 玉田のダブル・バーンナウト。玉やんナイス

 レース終了後、急いで着替えてフィナーレ・パレードへ。自分のバイクで、さっきまでGPマシンが走っていたコースを走れるのだ。去年は指をくわえて見ていたが、今年は出るぞう。

 いろいろイベントがあるので、かなり待つ。日陰で助かったわい。
すぐ後ろにいたMonster Darkのタンデムカップルは、今日が納車。記念にもてぎまで走ってきて、何の列かわからないままパレード待ちの列にまぎれこんだそうな。彼はどこかを見に行ったまま列が動くころになっても戻ってこなかったので、取り残された彼女は困ってたみたい。うまく後の方で参加できたかな。

フェンスの切れ間からオーバルを横切り、コースへ。オーバルを下っていくだけでうかれ気味。そして初めて走るサーキットはえっらい、ひろい。先導車つきのゆっくりペースなので普通に走るんだけど、よこに10台くらい並んで走れる。ラインなんて想像もつかんね。うかれついでにコーナー立ち上がりでGPライダーのまねして縁石に乗ってみたら、あの青白の塗りわけ部分はけっこうな段々になってるだ。びーっくり。みなさまよくあの段々の上で全開加速できるね。さすがSpeed Junkyな人々はちがう。いかれてる。

今年も世界中を廻ってるバイク乗りのお祭りをたっぷり楽しみました。TVでも見られるけど、せっかくふだんは遠い国でやってるのが自分の国にくるんだから、見に行かなきゃソンです。まだ見たことがないなら、来年はぜひサーキットへ行ってみてください。

悩車&お参り

2005年09月05日 | バイク
悩車もとい、納車であーる。待ちに待った日が来た。しかーし、155まんいぇんもする単車を自分で取りにいくのに納車とはこれいかに。

ぶつぶついいながらも、うれしいものはうれしい。お店につくころには今日から始まるドカライフにニコニコ顔全開。最初に書類の確認と3種の神器(ワランティ,プロテクション&アシスタンス)のご説明。あまりご利益があってはこまるのだけど、いずれも外車はじめてクンには心強いものばかりだ。そのあと外で実車各部の説明、オプションパーツの確認。自身ムルティ・オーナーという工場長がじきじきに説明してくれました。工場長のムルティは箱明け写真のなかに写ってる全身BLACKの車両で、フルエキにマグ鍛を組んでるそうな…。のっけから目の毒なものを見せられてクラクラしてしまいました。

以上で、納車の儀、あっさりと終了。通常の2・3倍の値段がするけれど、バイクはバイクなんである。想像してたような大仰なことはありませんでしたよ。外した純正パーツを背中に背負い(ノーマルのドカはきっぱりと積載性0です)、いよいよ世間にデビューします、わたし。
 お店の前で、出発前にパチリ。ドカライフ最初の1枚です。
「そういや最初の転倒は店の前でしたって、よく聞く話だよなぁ」とブラックなイメージを脳裏から振り払いつつ、そろ~っと発進。でけた。試乗のときにも思ったが、乾式クラッチとはうわさほどむずかしくない気がするぞ。クラッチレリーズを換えてるせいでスパッと感が薄れてるのかもしれないけどね。

それにしてもね、きみ、Nに入らないじゃん。シフトが親の仇みたいに固いぞう。まえに読んだドカマガに「スムーズなN出しは停止直前に2→Nにいれろ」と、ひとむかし前のHOT DOG P○ESS誌みたいなコピーがあったのを思い出して、やってみる。あ、はいった。それにしてもね、きみぃ。街中でこんなことしてたら疲れてかなわんぞ。家まで帰れんぞ。試乗バイクはふつうにうごいていたので、そのうちなんとかなることを祈りつつ、なるべく止まらないように信号のタイミングをにらむのであった。

あとね、シフトペダルの角度があきらかにおかしくて、鋭角になってる側がゆびのつけねにつきささるようにできている(さらに固い)。これはペダルの上下つけまちがいではないかと思うぐらい。だがまちがいではない。こういう風に造ってあるのだ。なにがなにやらわからないが、設計者はイタリアン確信犯だからさからってもしょうがない。ちゃんとチェンジパッドのついたブーツを手に入れよう。足がもたん。

と、ぶつぶついいつつ、じつはメットのなかはニコニコ顔だった。なぜ?
なぜなら赤いドカおはただ走ってるだけでえらい注目をあびるのだ。たいがいは「おっ」という視線で、バイク屋さん前を通過するときは「おおっ」という視線がくるのだ。わはは。いい気分だ。でも左足がいたいぞ。

きょうは初乗りとして勝手知ったる実家近傍の不動尊へお参りにいくのだけど、背中の荷物が重い。なんせバッテリー充電器まで入ってるからね。一度荷物をおろしに家に寄り、写真をパチパチ。
 
 
 
 
 

身軽になって不動尊へお参りに行く。
 
背の高いものどうし、五重の塔とも相性ばっちりである。
この日、不動尊では出たばかりのCB1300SBが横に停まってたけど、いざドカおを手に入れてから見ると正直うらやましくもなんともない。つい先日まで悩殺されてたリッパな対立候補なんだけどねー。人間、現金なものである。もうどーでもいいのね。

納車初日からうかれて実家まで日本縦断するカタもいるそうだが、うちの実家はバイクで30分なのでたいした距離は出ない。左のおみ足もトホホなので、今日はこんなもんにしといたろ。おうちに帰って、さっそくしましたぷち改造。どーこだ。
 
 

答えはこれ、ステップ・ペグにふたをしたのです。ドゥカティ東名横浜のペグに交換したのだけど、孔があきっぱなしなのがやだったのだ。方法はお手軽、角ウレタンを切ってつめこんだだけ。ちなみにこないだ振動でかたっぽ落ちた。
今日は文章ばっかり。すぐれた日記の要素は
 ・ 過剰な形容をさけ
 ・ 端的な事実のみ記録
 ・ 細かい情動は事実から想起される
のだそうだ。が、ほんとに個人の日記なら事実から情動が想起されるのでいいけど、WEBLOGでは他者の体験だからそうはいかない。よってこのくらい文章があってもOKかな、と。

OPEN THE BOX

2005年09月02日 | バイク
ひらけ、箱。

ドカおことMULTISTRADAは、輸入車だ。イタリアから船にのってジパーングへやってくる。ホンダくんちとの大きな違いだ。トラックでお店へやってくるのはいっしょだけど、抜き身ではなく箱に入ってくるのだ。箱入り息子なんである。靴を買っても箱が捨てられない箱好きな男は、DUCATI TOKYO WESTの店長さんにお願いした。
「この店頭在庫のじゃなくって、とりよせたのください。さらに箱あけもみせてください。
…。国内の倉庫から出てくるのかもしれないけどね。いいのだ。わしは箱明けが見たいのだ。

そして待つこと3週間。箱明けの日が決まった。お店から連絡があったのはその前日、平日に休むためその日はものすごーく濃密に仕事をこなしたのは言うまでもない。

そろそろトラックが到着しますよ~という店長さんの電話をうけてお店へ行くと、ちょうどトラックが到着。ユニックで箱をいくつも降ろしているとこだった。若手のメカさんたちが出てきていたので、じゃまにならないよう許可を得てから見学させてもらう。

スペースが限られているので、手前にある箱から順番に開いていくらしい。最初の箱は木箱だったので、メカさんたちは容赦なくバールでばきばきと開いていく。どっちかというと破壊に近い光景だ。なかから出てきたのはモンスター400。輸送中外されていたハンドルを付けて押し歩きできる状態にすると、整備するため手際よくファクトリーへ運んでいった。そのあとは次の作業に備えて散らかった木屑の掃除。最近はリサイクルと後片付け効率化のため木箱は減り、鉄枠とダンボールで梱包するのが主流になっているそうだ。

掃除が終わると、フォークで2箱目・3箱目が運ばれてきた。我らがドカおくんは、3箱目にはいっているという。早く開けてくれい。
 


この新型梱包はよくできている。上下にまわっているテープを切って、
 
左右でよっと持ち上げると
 
こっちはお隣の749Rでした。ん?749Rじゃん。1台づつ銘板がついているRよ。すごーい。なにがすごいって、この車高短がすごいねー
ドカおくんはこっちです。

おおー。日本上陸ー(もうしてるって)。やっぱり、自分のバイクははんぱなくかっこいい。手放しでほめちゃう。ダンボールとっただけでみとれるほどかっこいいわ。

ダンボールをとったあとは、上のアルミ(?)板のねじ止めを外してくるくる巻き取る。

 
ふつうのねじだったので、ちょっと自分でもやらせてもらった。メカさんじゃましてごめんなさい。
鉄枠のボルトを抜くと、バイクは底板に立った形でアクセスが可能になる。


この辺、イタリアの風を感じる部分。ってイタリア語だってだけかい?車体には保護のためシャンプーハットのようなカバーがかかっている。かわいかったので、タイダウン・ベルトといっしょにもらってきた(再使用せず捨てちゃうらしいのだ)。

オーリンズ様、ようこそ日本へ(だからもう来てるって)。

ハンドルがつかないことには身動きとれないので、まっさきにハンドルをつける。ちなみに向こうで作業してるSBK(Super Bikeの略称ね)はボルトを緩めて倒してあるだけなので、すこし楽らしい。
 
 
メーターもアッパーカウルもないと、コンペマシンのようでもあり、あたまがないみたいでもある。前から見るとかおだけはあるあたりが、びみょーである。


おお、新型はオクタゴン・マフラーかぁって、そんな訳ありません。輸送中のダンボールカバーです。

 
 
 

動かせる目処がたつと、Fのタイダウンを解除してファクトリーへ移動。本格的な整備まで、しばし休息の時間。ちなみにこの時点でも、傾斜地での移動用に最低限の電圧とオイル、燃料は入っている(つまりエンジンかかる)らしい。「走れる?」ってきいたら、メカさん笑って「壊れます」だって。

うー。楽しみにしてた箱開けが見られておなかいっぱいじゃ。帰りは同梱されてたDPのカタログをもらって、バスのなかで読みふけりました。早く乗りたいね。