三色オートバイ - Multi 1000 MHR -

RD/WH/GRのMulti 1000s F1仕様⇒MHR風との日々をつづる趣味のBlogです。

モンベル アウトドア義援隊

2011年03月21日 | バイク
大地震から1週間。

被災地から300kmも離れたここでは、ひどく大きな揺れだったけど、それだけで済んだ。
周りにけがをした人もいなければ、壊れたたてものもない。
地震の後の1週間は、ろくに動いていない電車や食品、ガソリンの不足(というより過剰消費だ)に計画停電といった、いつもよりちょっとだけ大変な日常が待っていて、そうした身近な変化に振り回されて、ようやく慣れてきたところだ。

この機会に、これまで作らなければいけないな、と思いながらほったらかしにしていた非常持ち出し袋も、がんばってまとめた。
もともとソロキャンプの道具が一揃いあったので、手持ちのデイパックに重くならない範囲でつめこんで、以前使っていたテントやバーナーをダッフルバッグに入れて、かんぺき。
家から脱出しても、おれとお嫁様は3日間生きていける。


なんて、一人で勝手にがんばっていた。自分のことだけ。



晩飯を食べて、いつも楽しみにしているブログを見て、打たれた。
 (こちらのshibainuさん「バイクで行く旅。2」です。)
おれよりももっと遠く、大阪から、被災地で役立ててもらおうと、愛用のテントと寝袋を送ったという。
同じものを、おれは自分の非常持ち出し袋に詰めて、悦に入っていた。
なんて、ばかばかしくて、つまらない支度をしたんだろう。

けれど、幸いにも、いま動けばとりかえしがつく。
一度ダッフルバッグにしまったテントと寝袋、バーナーなどを取り出して、モンベルの義援隊に提供することにした。



コンビニで宅急便で山形県の集積所に送ろうとしたら、東北地方への発送はまだ受けていないという。
困った。
で、モンベルショップ店頭に持ち込むことにした。

ちょっくら重かったけど、恵比寿店の店頭へ持ち込むと、北海道にも乗鞍にも行ったテントと寝袋たちは、無事に受け取ってもらえた。
今日の昼時点で、義援隊の物資は業務用の段ボール箱に3箱は準備されていた。
その一角に、ぼくのテントと寝袋。
どこかで、だれかが、少しでも暖かく眠ってもらえるといいんだけど。
そして早く寝袋なんかで毎日を過ごさなくていいようになればいい、と思う。


【3月28日追記】
バロンさんのコメントに触れて。
支援のフェーズが変わるにつれて、必要とされている物資も変わっています。
いまはテント・寝袋といったハードではなく、生活物資と食料に主眼が移ってきたようです。
都の援助物資受付もいったん中止になりました(今は仕分け中かな?)。
モンベルに限らず、各ホームページには必要とされる物資が掲載されていますので、これから協力を考える人は、事前に確認をお願いします。