三色オートバイ - Multi 1000 MHR -

RD/WH/GRのMulti 1000s F1仕様⇒MHR風との日々をつづる趣味のBlogです。

Minimal Conflict (ちいさな戦)

2010年08月29日 | カメラ!カメラ!カメラ!
G7修理(分解清掃)のつづき。

ある夜、郵便受けに白っぽい封書が届けられていた。
ビックカメラ長期保証に関する重要なお知らせ、とある。
中には、さらに白っぽい紙に「点検の結果、異物が混入しています。異物混入は保証対象外で有料修理です。¥9,000.-かかります。」という診断結果が書かれていた。

駄目押し的に同封されていた保証規定の該当条項には、こう書かれている。
「不適切な使用、維持・管理の不備による錆・カビ・埃・傷は対象外です。」
レンズ一体式のコンパクトデジカメに埃が入るのは、不適切な使用・維持・管理によるものなのか?

若干身に覚えがないでもないないけれど、基本的に大事に使ってきたつもりなので、翌朝さっそく抗議した。
電話したのは診断結果を送ってきた、ビックカメラの子会社と思しき保証会社。
オペレーターさんに、何をもって不適切扱いになったのか問い合わせると、不適切かどうかの判断ではなく、異物混入は全て対象外なのだ、とのお答え。
では保証規定の”不適切な”の条件は何なの?と聞くと、その前に書いてある「直接・間接とを問わず」という言葉により過失の有無によらず全ては対象外となるのだ、そうだ。
そんな都合のよい解釈があるか。
しばらく話を続けても、らちがあかない。
いったん態度を保留することにして、電話を終えた。

昔なら、しかたないんだろうなぁ、とか思ってしおしおと修理代を払っていたと思う。
今は、保証会社にしたら有償にできそうなもんならとりあえず一発かましにくるのがふつうだろうな、と思うくらいには世間ずれしている。
たいした金額じゃないけど、納得いかないお金は支払いたくない。
すぐに電話をかけなおす。
ただし、かけた先はビックカメラ本体。
直接話してらちがあかなければ、迂回して脇腹を刺しにいくのが大人の常識。

話をして、小一時間後。折り返し電話をくれた修理受付担当の人は、開口一番、今回のは保証対象でやります、ときた。
ややこしそうな相手だと感じて、とにかくもめないように収拾することにしたのかな。
数秒間そんなことを考え、だとしてなんの損もないな、と割り切る。
保証会社にもビックカメラから連絡をしてくれるので、この電話でやりとりはClose。

いまひとつ爽快感がないけど、望んだ結果は得た。
若干身に覚えがないわけでもないのでいいのか悪いのかわかんないけど、押し切った。
電話2コールの、小さな戦い。

(コンパクトデジカメの埃混入分解清掃が長期保証・延長保証の対象外だと言われてしまった人のための日記。)

よく晴れた夜空に

2010年08月26日 | カメラ!カメラ!カメラ!
夏の終わりのよく晴れた夜空に星々が輝く。

「えーっと、どれがどれだっけ?」

あっ、あのぴかぴか明るいのが北極星じゃね? ⇒ ぶー、それはたぶん金星です。

あっ、じゃああのちかちかしてるのが夏の大三角形ってやつ? ⇒ ぶー、あれは飛行機の衝突防止灯です。

なんてことにならないように。
夜空のガイドさんが必要だ。



てれれれってれーん♪

星・座・早・見・盤~。

お嫁様の友達からプレゼントしてもらいました。
星ばかカメラマンの心をがっちりつかむ、キラー・プレゼント。
ちゃんとバイク旅に持っていけるよう、ポケットサイズのを選んでくれたのですよ。





最近は携帯やi phoneのアプリでも星図があるそうですが、夜空を見上げるのに携帯の画面を輝かせるのは無粋に過ぎる。

やっぱり、これでしょ。くるくる回して、夜空にかざす。

…あっ、暗いと見えないや!

G7の修理

2010年08月23日 | カメラ!カメラ!カメラ!
愛用のCanon Powershot G7が、最近困った状態になっていた。

以前から左上の方に、うっすらと丸いホコリのようなものが映りこんでいることには気がついていた。
風景を撮ると、縦横どっちで撮ってもちょうど空にあたるところだ。

レンズや液晶をクリーニングしても消えず、絞り込むと特に目立つのはカメラ内部、特に撮像素子の
表面についたホコリの特徴だ。
レンズ交換式ではないコンパクトデジカメも、ズームレンズの鏡胴がボディに引き込まれるときに
ホコリを入れてしまったり、場合によってはズーム機構そのものから削れくずが出ることもあるようだ。
いったんそうなると、マクロに向いたコンパクトデジカメの強みが裏目に出てホコリの映りこみが
目立つようになってしまう。

ためしに白い壁に向かってf値を変えながら確認していく。

f2.8

このくらいだと何も見えない。

f4.0

左上に、ぼんやりとした影が見え始めた。

f5.6

あれ、右下にも盛大に影が出てるぞ???

f8.0

ぐわっ。左上の影はくっきりとした点に。
そしていままで気づかなかった右下には、たくさんのホコリが…。


こうなると、もう分解修理しか手立てはない。

G7を買ったのは4年前の2006年11月。とっくの父ちゃんにメーカー保証は切れているけれど、
ふと思いついて大事にとってあった元箱を開いてみた。

あった!

ビックカメラの長期保証。期間は5年間。まだばっちり保証期間内。
小さい字で「不適切な使用による埃は対象外です」と書いてあるけど、だめもとで修理受付へ持っていってみた。


すみやかに受け付けてくれた。


だいたい10日から20日でできあがるらしい。
Canonのメーカー修理だとレンズから撮像素子面まで一体になっているアッセンブリー交換。
定額修理対象モデルなので、一律12,000円だそうだ。
ビックカメラの長期保証は売価の5%で3,000円。最近は「5年も経ったら買い換える」と長期保証に入らない
ことが多かったけど、G7は買い替えずに修理して長く使いたい。

G7を買ってから4年。
後継モデルがどんどん出て、いま店頭にあるのはG11。来月あたり、G12が発表になるとも噂されているけれど、
比較的スリムなボディと35mm版換算210mmの望遠側に振ったズームレンズ、コンパクトらしい使い勝手のよさに
あふれた設計のモデルはもうないのだ。
真っ暗でも手探りで操作できるという点ではD90よりも手になじんだG7。
早く分解清掃がおわって、きれいになって帰ってきてほしい。

揺り戻し (カウンター)

2010年08月10日 | バイク
ドゥカティ東京ウエストがお盆休みに入った今日、郵便受けに届いていた葉書。



グラッ。

揺れる20%OFF。

覚えてないけど、前回の車検もこんな感じの割引あったのかなー。
タイミング的にこないだ店に行ってすぐ発送されたものだと思うけど、なかなか低く重く効いてくる20%OFFだ。
純正パーツってなにがあったっけ。

 ・オイルフィルタ:   ¥1,050.-
 ・タイミングベルト: ¥12,464.-
 ・エアフィルタ:    ¥4,192.-
 ・エアフィルタカバー: ¥5,000.-
 ・スプロケットR:  ¥10,672.-
 ・スプロケットF:   ¥4,640.-
 ・ブレーキパッドR:  ¥3,120.-
 ・フューエルフィルタ: ¥2,416.-
    合計      ¥43,554.-

かなりちっさい部品まで挙げてみたけど、こんなもの。
2007年価格、割引後か前かよくわからないが、たぶん前回も割引があったと思う。
逆算すると1万円ばかり割り引いてくれてる勘定だ。
(あとは純正ではないRKチェーン2万円と車検整備・車検代行・工賃・税で15万くらいになる)

うーん。点検基本料の方が対象外なんで、20%OFFという言葉ほどのインパクトはないかな?
でも、魅力的ではあるよな・・・。


迷い

2010年08月09日 | バイク
(今日は毒を吐いているので、不愉快になるかも。それがいやな方は読まずにスルーしてください)

車検切れまで、あと2ヶ月を切った。
3年乗って、約16,000km。2年で18,000kmの初代に比べると、ずいぶん控えめ。

しばらく前から気になるバイクに試乗するなど、いろいろ考えてはいたのだけれど、ここに来て迷いが深まっている。
車検を通すか、乗り換えるか、だ。


【プランA:ムルティ】
一番ストレートなのは、ムルティを車検に通して、継続すること。
ここまで仕上げたムルティを手放すより、ぜったい快適。
ただ、後整備でユーザー車検を通すならともかく(排ガスと音量はどうする?)、
ディーラーで距離相応の交換・整備をすると20万円もかかる。
前回はそんなものだろう、と思えた維持経費を見過ごせなくなっているのは、やはり当時とは思いが変わってきたのだろうか。

【プランB:M696&796】
乗り換えもまた、難しい。
端的にいって、ムルティを買ったときほどのめりこめるオートバイがない。
候補は、やはりドゥカティ。超軽量なモンスター696かこんど出る796。
試乗すると、ムルティより体の位置が低いので、なんでもないコーナリングがものすごくエキサイティングに感じる。
ただ、積載も、ETCやHIDなどの格納スペースも大幅に減る。
なによりデザインに優美さがない。悪くないけど、欲しいって夢中になれない。

【プランC:グラディウス】
そもそもドゥカティだと車検で3年後にまた同じようにいやな思いをすることになる。
(そう。車検で20万も取られるのは、オートバイの魅力とは別に、端的にいやな思いだ。ばかばかしいコストだ。)
では国産にすれば、と思うけど、なかなかこれといったものがない。
しいていえば、スズキのグラディウス(650)。
年代的にいうとTVゲームを連想してしまう名前だけど、400の方に試乗してみたらなかなかよかった。
エンジンの魅力はくらべるまでもなく薄味だけど、車体の反応は劇的にいい。
これなら扱いきれないシチュエーションが考え付かないというほど、いつでも思い通りのハンドリングマシン。
ただ、エンジンが薄目の味付けで飽きそうなのと、逆輸入車扱いなので、国産といえるほど維持にメリットがあるのか不安。

【プランD:セロー250】
他に候補、というと…だいぶジャンルが違うけど、ヤマハのセロー250。
もともとセカンドバイクとして考えていたバイクだけど、現行の400以下のバイクの中では、いちばん欲しい、と思えるバイク。
軽くて、どこでもいけて、積載もOK。車検がないし、燃費も抜群。FIで始動にも気兼ねは要らない。
いいとこづくしで、ムルティからの乗り換え候補としてすら考えられるようにまでなった。
高速道路を使った遠出には向かないのと、なによりヤマハの店ではムルティを下取りできないのがネック。
(やりにくいらしい。少なくとも、ドカ屋さんより価格が下がるのは確かなよう。)

【プランE:ムルティ+セロー増車】
セローへの乗り換えなら、買取専門業者に出すことになる。
でも、どうせセローでの長距離高速移動に不満が出るのがわかっているなら、そこまでしてムルティを手放さなくてもセローを増車すればいい、という案が出てくる。
値段的にはこれでもモンスター乗り換えとそう変わらない。
ただ、20万円も車検でふんだくられていいカモにならなければならない、という問題にループしてしまい、最初に戻るのだった。


悩んでいてもしょうがない、と先日ドカ屋さんにモンスター696と796の見積、そしてムルティの下取り査定を依頼しにいった。
が、なんとその場で数字が出ないという。可能なら今日、でなければお店の盆休み明けに連絡をくれるとのことだったが、今日は連絡がなかった。
察するに、3年と16,000kmが経過したオリジナルカラーのムルティには、価格がつかないのかもしれない。
おそらくオークションや買取専門の業者からの回答を待って、それなりの数字を出そうとしてくれているのだろう。
初代・二代目ともお世話になった店長さんはもういない。3年経ってはじめて名刺をいただいた後任の店長さんとの商談。
相手のキャラクターがわからないし、おたがいなじみがない。
お店のスタッフが総入れ替えになっていると、こんなときに、困る。


ドゥカティに乗ったことは後悔してない。
この躍動的なエンジンは他にないし、特別なバイクに乗っている喜びも代えがたいものがある。
でも、節目節目でいちいち鼻につく維持費設定が、その喜びを削いでいる。

いっそのこと、セローに乗り換えたら心配なくダートに踏み込んでいけるというだけじゃなくて、
こういう不愉快さからも自由になれるんじゃないかと思う。

最近弱いモノ

2010年08月09日 | なんとなーく
最近、買い物時にすっごく弱いモノがある。



ギネス。…じゃなくて、ビールのおまけについてくるグラスにめっぽう弱いのだ。
たいてい、3缶パックに1こグラスがついてくるようになっている。
グラスの大きさやデザインはそれぞれ違い、おかげで買うつもりのなかった銘柄を買ってしまったりする。
ギネスのは、特徴的なこってりとした泡が広く厚く層をなすように広口のグラス。



こちらはプレミアムモルツのおまけグラス。細身で、繊細な泡を盛るのにちょうどいい。
入れているのがサッポロクラシックなのは、これが好きなんだから、おいといてくれ。

他にも内外のたくさんの銘柄が同じようにグラス企画を始めていて、買い物にいくと目移りしてしまう。
が、中にはぱっとしないのもあって、やたら小さかったり、デザインがそっけなかったりする。
とりあえず、この2つはかなり気に入っていて、最近は陶器のビア・タンブラーはそっちのけで
こうしたおまけグラスでばかり飲んでいる。