1人30ドルだし、
小さめの船だろうと想像はしていた。
錆び付いてるのは仕方ないにしても、
救命胴衣とか着せてもらえないし、
ちょっと定員オーバーじゃないの?
ってくらい人を乗せてるし、
これで大海原に3時間は多少不安もあったけれど、
野生の鯨とかドルフィンが見られるかも!
とワクワクの気持ちの方が大きくて、
勇んでアッパーデッキに陣取った。
あーお天気も良いし、海は綺麗だし
気分上々。
ロデオみたいに大波をどんぶらこと越えながら進む船。
45分くらい進んだところで
ガイドのお姉さんが「11時方向にミンク鯨がいます!」
と叫び、
みんなどどどーっと船の左側に寄る。
「今度は2時方向に見えます!」
みんなどどどーっと右側に寄る。
船ひっくり返んないかなーとちと心配。
でも見えた!ミンク鯨の小さい背びれが。
凄い!
ちらっと下のデッキの方々を見ると、
1人の女性が船酔いで嘔吐していた。
あー可哀相に。
相当揺れているからなあ。
と、まるで他人事のようだったけれど、
自分にもその時は突然に来た。。
ちょっと気分が悪くなってきたと感じていて、
一度は復活したんだけど、
やっぱりダメだった。
ちょうどドルフィンの大群が船の横や後ろを
泳いでいた時で、
わたしはぼーっと座ったままで動けず(泣)
大好きなドルフィンなのに(泣)
その後はベンチに横になり、
帰りはひどく揺れずに港に帰って来れた。
ダンナさんの話によると、
アッパーデッキで気分が悪くなった人は
わたしを含めて数人。
わたし以外の家族はちょっと気分が悪くなりながらも
持ちこたえたそう。
しかし、下のデッキではほぼ半数の人が
船酔いで苦しんでいたそうな。
わたしは吐いてからはすぐ気分が回復したけど、
3時間ずっとひどく苦しんでいた人もいたらしい。
船長は「今日はかなり揺れました」とアナウンス。
やっぱりなあ。
凄い揺れたもん。
まーでも、ミンク鯨とドルフィン見れたからいいや(笑)