試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄103系津田沼電車区322F [Tc819] 朱色1号編成 (C4B形ブレーキ制御装置固定) ※TOMIX製High-Grade製品

2018-05-27 21:35:51 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
同時出場。

TOMIX製国鉄103系High-Grade製品ツヌ322Fが再出場した。
モハ103-757以下8両のC4B形ブレーキ制御装置固定を終え脱落予防措置は万全と言える。
連結面側TNカプラーSPの清掃は簡易式だったが都合により入場車が増加し苦痛を伴う程であった。




国鉄103系ツヌ322F 朱色1号編成(1982/7)。
ツヌ322F:Tc819-M757-M'2014-T499-M758-M'2015-T500-M759-M'2016-Tc826
※TOMIX製High-Grade製品。
◆TNカプラーSP白濁対策施工,行先変更。

ツヌ322Fは豊田区からの後期転属編成で側面用誤乗防止ステッカーが半減されている。
1982年3月に津田沼区へ転入したツヌ320F(Tc141)から採用され以降の特徴になった。
この頃は前期~中期転属編成の塗装変更が開始され多数の混色編成が出現していた。
ツヌ322Fは1982年7月の転入で当然の如く朱色1号のまま運用に投入された。
検査都合からか比較的長期に渡り朱色1号を維持した。
誤乗防止ステッカーに痛みが出始めていた1984年5月には黄色5号へ塗り替えられている。
約2年間も朱色1号を保ったクハ103形高運転台車組成編成は他に無く貴重な存在だったと思う。


ツヌ327F,ツヌ322F (朱色1号編成)。

ツヌ322FはTOMIX製High-Grade製品クハ103形高運転台車組成編成出場の第十弾である。
当初クハ103形高運転台非ATC車のみの投入で抑える予定だった。
しかしKATO製103系ツヌ322Fはクハ103-819,クハ103-826が初期塗装変更車で見劣りしていた。
TOMIX製High-Grade製品のうち朱色1号で整う編成はツヌ327F(Tc101)のみと少数派だった。
ツヌ327Fと後期転属編成同士の離合を実現させるためツヌ322Fでの編成更新に踏み切っている。
旧ツヌ322Fは編成解除となりKATO製モハ103-757以下8両をツヌ316F-1(Tc105)に廻し10両編成化した。
残されたクハ103-819,クハ103-826ツヌ312F-2(Tc817)へ異動し健在である。


運転台側の白濁対策は未措置としたTNカプラーSP (クハ103-101:ツヌ327F)。

2017年3月に出場したツヌ322Fは異例の早期TNカプラーSP白濁対策編成に抜擢された。
低経年が幸いしジャンパ連結器付TNカプラーSPの湿式清掃はかなり捗った。
ところがモハ103-757以下8両は大幅に白濁が進み簡易清掃ながら時間を割かれている。
加えて湿式清掃用のクリーナーが中途半端に残ってしまった。
クハ103形低運転台車交換用の一般流通品(0336)6器を賄える量ではなく急遽ツヌ327Fを入場させた。
クハ103-101,クハ103-102(ツヌ327F)は運転台側TNカプラーSPの都度清掃を施した最後の車両である。
乾式清掃の範疇ながら激しい白濁現象には見舞われていなかった。
まだ白濁対策済のTNカプラーSP(0336)は残っており交換も考えた。
しかし今入場では見送りし他編成用に温存している。
運転台側TNカプラーSPに手は加えなかった。
そのためクハ103-826に比べクハ103-102の連結器部品は浮き立って見える。
胴受やジャンパ連結器は黒色成形のままで見劣りする状態には至っていないと思う。


その惨状に手を焼いたTNカプラーSP (モハ102-831:ツヌ327F)。

一方の連結面側TNカプラーSPは灰色成形品に見えるほど状態が悪かった。
モハ103-757以下8両と変わらずツヌ327FのTNカプラーSP白濁対策は進行が遅くなった。
同時にC4系ブレーキ制御装置固定も並行したため完成線に留置出来ない事態に陥っている。
完成線では他形式で用いている自作ステッカーの長期褪色試験を行っていた。
元々4線8両しか留置出来ず手狭だった。
そこで新成形のTOMYTEC製ダミーレールを起用し完成線を6線12両まで増強している。
ツヌ322F,ツヌ327Fの連続入場で続々と整備完了車が竣工する。
空いた5線を最大限に活用し20両を捌き切った。


固定方式が異なる蓄電池とC4A形ブレーキ制御装置 (クハ103-102:ツヌ327F)。

クハ103形低運転台初期形冷房改造車は蓄電池部品の固定が工程に含まれる。
ただ都度対策を行ったためどの車両が対象か判らない。
ツヌ327Fは脱落が生じた模様で既に流し込み接着剤にて蓄電池が固定されていた。
台枠には接着剤痕が残り体裁が悪い。
投入量さえ誤らなければ各部品の固定には流し込み接着剤が有利だと思う。
タミヤセメントは部品の撤去が避けられない。
20両に及ぶ連続入場では作業効率の悪さが際立った。
以後の脱落対策から流し込み接着剤へ切り替えるかもしれない。




ツヌ322Fサイドビュー(クハ103-819:運転台側TNカプラーSP白濁対策施工車)。

TNカプラーSPの白濁対策と行先変更が工程であり出場当時とは外観変化が全く伺えない。
当時と同様と言う事はジャンパ連結器付TNカプラーSPの清掃が上手く行えた証だと言えよう。
但しクハ103-819はライトユニットの嵌合が非常に固く行先変更に手こずった。
特異な症状であり敢えなく要注意指定車になっている。
なお[千葉]幕は発生品を転用した。

ツヌ322Fへの[津田沼]幕は意図を持っての採用だった。
しかし103系国鉄仕様では[津田沼]への配分が偏り過ぎ[千葉]を上回るまでに増加してしまった。
徐々に削減を図り都合3編成に留まっていた[千葉]は[津田沼]を抜いて7編成まで勢力を伸ばした。
KATO製103系ツヌ325F(Tc231)に[三鷹]を採用しておりツヌ327Fは[中野]のままで構わない。
ツヌ322Fの行先変更で後期転属グループに於ける朱色1号編成の行先配分均等化が達成できた。
一旦消滅した[津田沼]はTOMIX製High-Grade製品クハ103形低運転台量産冷房車(朱色1号)リリース時に復活させようと思う。

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