四国遠征第一日目。前日夜に京都を出発。つるぎ町にある道の駅「貞光ゆうゆう館」で車中泊。駐車場のすぐ横が国道192号で騒音がうるさいが何とか一夜を過ごす。
23日は剣山の登山リフトが9時始発なので、これに合わせて7時に道の駅を出発。剣山の麓三好市見ノ越まで国道438号を進む。連休初日だが第一駐車場の車はまばら。リフト始発まで30分ほどあるので、歩いて登る登山者を横目にゆっくりと準備をする。
リフトの終点西島駅は標高1750mで、ここから今日の登山が始まる。最初に次郎笈をめざすがガスで先がよく見えず、途中で道を間違えて剣山に登ってしまった。予定変更して一座目は一ノ森とする。途中に気持ちのよいシラベの樹林帯がある。
シコクシラベの保護林辺り、木漏れ日が気持ちよい
剣山から約40分で一ノ森(1879.6m)に到着した。この辺りのピークはどこも展望が素晴らしい。地形図ではすぐ横の三角点も同じ標高となっているが、GPSが示す方のピークを山頂とした。430MhzでCQを出すと、堺市のJA3WPN局からすぐに声がかかる。
一ノ森山頂から剣山を見る
来た道を戻り改めて剣山山頂に登る。山頂周辺は植生保護のため木道が張り巡らされており、公園のようになっている。剣山(1954.7m)は百名山の一つに数えられ、西日本第2の高峰だが、リフトのおかげで40分も歩けば誰でも山頂に立つことが出来る。東灘区移動のJR3SZZ局と交信し二座目も終了。
剣山山頂の三角点は注連縄の中?
剣山での山ランを終え次郎笈に向う。次郎笈への道は笹原の尾根道で、途中視界を遮るもののない山々の展望が広がる。剣山から40分で次郎笈山頂(1930m)に到着した。ちょうどお昼時とあって混雑しており、三角点も高年登山者グループの椅子と化している。奈良県野迫川村移動のJP3AIM局他と交信し、グループの喧騒が去ってからゆっくりと昼食にした。
剣山頂から次郎笈へ、最初は木道を下る
次郎笈山頂
次郎笈からリフト西島駅までは45分、車に戻ったのは1時40分だった。まだ早いので次の丸笹山に向う。丸笹山登山口は国道438号を少し戻って、夫婦池の畔にある「ラ・フォーレつるぎ」の前だ。登山道は2本あるが、右手の尾根道を登り始める。最初は樹林の中を登るが、山頂下は笹原になっている。30分で展望の良い山頂(1711.9m)に着いた。本日最後の予定なので、腰を落ち着けて430MhzでCQを出す。岡山県小田郡移動のJN4PMO局をはじめ、3・4エリアの7局と交信することが出来た。下りはもう一本の山腹に着いた道を下る。こちらの道も、樹種は分からないがシラベのような針葉樹に苔むした岩が広がる、しっとりと落ち着いた樹林の中の道だった。
丸笹山登山口は、今宵の宿「ラ・フォーレつるぎ」の前
丸笹山山頂
比叡山以来お空でお会いしてませんが、またの機会楽しみにしております。