2021年8月6日(金)
前夜は茅野市内のホテルに泊まり当初の予定ではこの日は北八ヶ岳の山に登る予定だった。しかし天気予報を見ると翌日予定していた大菩薩嶺は土曜の午後から天気が崩れそうだったので、金曜と土曜の予定を入れ換えることにした。そのため朝6時起きでホテルを出発し、諏訪ICから中央道に乗り勝沼ICまで車を走らせる。甲州市から東京都の奥多摩に抜ける青梅街道は初めて通る道で、山梨県側のこの辺りは大菩薩ラインと言われるようだ。
大菩薩嶺の登山口は上日川峠で市営の無料駐車場や山小屋がある。第2駐車場に車をおいてロッジ長兵衛の横から登り始める。今日の計画は唐松尾根を登って大菩薩嶺に登頂し、その後は妙見の頭、大菩薩峠、熊沢山を通って石丸峠から上日川峠に下山する予定だ。
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上日川峠
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登山口のロッジ長兵衛
最初のポイントは福ちゃん荘。唐松尾根と大菩薩峠の分岐となる。唐松尾根は幅の広い道で傾斜も比較的緩やかで歩きやすい。途中からは富士山が望めるようになり、立ち止まっては振り返り眺望に癒やされながら登る。主稜線に乗るとそこが雷岩。大菩薩嶺山頂まではもうすぐだ。大菩薩嶺の山頂(2057m)は樹林に囲まれて展望はない。登頂したときは人も少なく、ゆっくりと腰を落ち着けて無線をする。430MhzでのCQに多摩市からJS2KGJ局が応答してくれた。ふと三角点方向を見ると、誰もいない山頂に雌鹿が来ていた。
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福ちゃん荘
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唐松尾根の初めの辺り
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1900mを過ぎると眺望が広がる
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大菩薩嶺山頂
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鹿が来るほどひっそりしていた
大菩薩嶺を後にして大菩薩峠への稜線を歩く。右手には終始富士山や大菩薩湖、甲州市街の眺望が広がっている。大菩薩峠の手前に妙見の頭という小ピークがあるので本道を離れて1980mのピークに立ち寄る。ここも山ランに有効なので何はともあれ無線機を取り出す。富士山の剣が峰に登っているJH1AIL局と交信できた。
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この眺望を楽しみながらの稜線歩き
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妙見の頭、正面に大菩薩嶺
大菩薩峠まで下ると山小屋でくつろいでいる人がいた。密になるのを避けてそのまま通り過ぎ熊沢山に向かう。熊沢山のピークは1990mだがちょっと分かりにくかった。明確な標識も見付けられなかったが、とりあえずは430MhzでCQを出すと、川越市のJA1PTK局他が呼んでくれた。
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大菩薩峠の山小屋
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登山道の標識に熊沢山の表示、ピークはその上
その後は石丸峠まで進み、そこから上日川峠への標識に従ってひたすら歩く。林道とバス道を越えてからは結構なアップダウンがあり疲れた体にやや応えたが、大菩薩峠以降はほとんど登山者に会うこともなく静かな山歩きを楽しむことが出来た。
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石丸峠
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カラマツ林の中を下る
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