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山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

信楽町の山に登る

2013-04-29 | 山と無線

2013年4月27日(土)

 滋賀県甲賀市の旧信楽町にある三つの山に登る。

笹ヶ岳(740m)

 歩いたルート

 一座目は笹ヶ岳。信楽町で一番高い山である。北麓の南新田から登る。県道には登山口の標識が二箇所見られたが、東側の最短ルートと思われる道を使う。登山口には登山者の車を私有地に停めることを注意する札がある。登山口の西にコミュニティバスの停車場があり、私有地か道路敷か分からないがその横の空地に車をおかせてもらう。県道から入るとすぐに一軒の民家があり、その左手から登山道が始まる。

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県道の登山口標識

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民家の左から山道に入る

 登山道ははっきりした道で迷うことはないが、後半は急登の連続である。55分で三角点(738.8m)に到着、信楽焼の大狸と北面の展望に登りの苦労も吹っ飛ぶようだ。一般的にはここが笹ヶ岳の山頂だが、最高標高点は170m程南東に進んだP740である。標識に従って踏み跡をたどるが、笹が深くあまり歩きたくないところではある。P740辺りは大岩の上で、深い笹薮に覆われていた。

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始めのうちは笹もこの程度

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桧林の急登

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狸君が見えてきた

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P740横の大岩

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P740は深い笹薮の中

 アマチュア無線は430Mhzで地元甲賀市からCQを出されていたJO3FRX局と交信する。再び狸君の待つ三角点ピークに向かいしばし休憩する。

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信楽の町を見下ろす狸君、どこか哀愁が漂います

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こちらは正面からアップで

 下山も同じ道を下る。約40分で車に戻ることができた。なお、笹薮歩きでいつも気になるのがダニ。山ランをやるまで見たこともなかったが、2年前に京丹波町の五条山や与謝野町の権現山から帰って数日後、血を吸って大きくなったモノが体にくっついているのに気がついた。特に最近はダニによる感染症SFTSが大きな話題となっているだけに気を揉むところだ。案の定、ズボンには何匹ものダニがくっついていた。何度も手ではらって落としてから次に向う。

 

小川城山(470m)

 笹ヶ岳の4km程西に位置し、小川集落の南にある山である。下出から林道がありこれを使う。しばらく行くと林道の分岐があり、分岐の角に1台の車が停めてある。後から見ると何とか横をすり抜けられないこともなかったが、先が読めないので手前の広くなったところに車をおいて歩くことにした。

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下出にある林道の起点

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林道分岐、城山は右に進む

 林道を歩くこと15分で、小川城山山頂に到着。歩いた結論から言うと山頂付近まで車で上がることができる。山頂は広い郭跡となっており、東屋やベンチがあり北側の展望が良い。先ほどの車の主と思われる3人の高齢男女が山菜取りの最中であった。

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小川城跡の案内、本能寺の変から逃げる家康が一夜を明かしたとある

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山頂からの展望

 アマチュア無線はちょっと手の込んだことを始める。山ランの報告に「特記」があり、交信に使ったバンド(周波数帯)やモード(変調方式)ごとの集計がある。最近、出来るだけいろんなバンドやモードをやってみようと思い立ち、今日準備してきたのがデジタルモード。7mhzのアンテナを張り、三角点横で無線機にパソコンをつないでワッチする。最初考えていたのはPSK31。休日には運用している局が結構いるがこのときはそれらしい入感がなく、しばらくCQを出すが応答がない。するとRTTYで北海道の記念局がCQを出していたので呼び出すがまったく応答がない。PSK31なら5W出力でも十分交信可能と考えて準備してきたが、RTTYは厳しいのか。時間も大分経過してきたので諦めていつものCWで板橋区の7K2GMJ局他と更新し、新モードでの山ランは今後の課題とした。

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三角点横でデジタルモードをワッチする

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写真には写っていないが、IFはテクニカルシャックのDIF-3を利用

 

西山(544m)

 歩いたルート

 本日最後の予定は西山。信楽駅の西北西に位置し、信楽町長野の西にあることから長野西山とも言う。県道今峠付近の広い路肩に車をおいて取り付きを探す。すると、峠のピーク辺りにはっきりとした踏み跡が見え、「西山30分」と書かれた小さな白い標識があった。

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今峠から南の踏み跡を斜めに登る

 途中は尾根筋の道で、宗教団体の真新しいコンクリート境界杭が埋められており、非常に歩きやすくなっている。歩き始めから20分で三角点(543.8m)のある山頂に到着。430Mhzで堺市のJA3WPN局と交信し、往路を戻った。

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歩きやすい尾根筋

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西山山頂

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