樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

福田ビジョン

2008-06-11 | 持続可能な社会
枝廣淳子さんのMLに 6月9日、日本記者クラブでの
福田総理の『低炭素社会・日本をめざして』という お題のスピーチが掲載されていました。

私は、深読みが出来ないので
細かい部分では色々問題もあるかもしれませんが
総理から このようなビジョンが示されたのは うれしいです。

イギリスでのカーボン・フットプリントやフードマイレージについて触れ
日本でも 来年度から導入実験を開始するよう指示しているとの事。

ぜひ ウッドマイレージもいれて下さいね。


ほんと 近くの木を使うと 二酸化炭素は削減できるし
自分たちの近くの森林を守れるし
雇用も生まれる。

川単位でバイオマス、水力発電できる施設があれば なおいい。

私達の価値観を変えなければならないので、不満も出るだろうが
バックキャスティングで未来を示してある。

第一歩としては悪くない。

政権交代も必要かもしれないけれど
このビジョンは 大切にして欲しいと思う。

携帯からなのでリンク先がわかりませんが ぜひ 読んで見てください。

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2 コメント

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低炭素社会 (市川純雄)
2008-06-12 20:15:15
 福田首相の「低炭素型社会」、理念はけっこうなんですが、なんら具体策が示されていません。長期目標と称して2050年までに温室効果ガスを60~80%削減するとしていますが、中期目標については先送りしています。朝日新聞も社説で「一年先のことなら歯切れよく約束するが、一月先のことになると口をもごもごさせてしまう」たぐいだと批判しています。ボンで開催中の気候行動ネットワーク作業部会は、最も温暖化防止交渉を妨害した国に贈る「化石賞」に日本を二位に選びましたた。これで洞爺湖サミットで主導できるのか疑問です。
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第一歩 (樹子)
2008-06-13 12:41:45
そのような事を言われているのを知った上で
このブログを書きました。
EUや新聞社が わが町の森林や環境やそこで生きる人の事を考えてくれるわけではありません。

明日の続きで未来を考えると たちまち思考は停止して前に進めません。


森林にとっても建築にとっても 2050年というのは 通過点でしかありません。たったの後 40年です。

2030年に滋賀の二酸化炭素排出量を半分にする為にはどうすればよいのかという シュミレーションを見た時に 私は 明日から取組むべき未来が見えてきました。

地球環境を守るには、少なくとも 身近な自分たちの環境をどうするかという事の積み重ねなのだと思います。そういう意味で 滋賀の森林にかかわるものとして 地方・農業・林業が大切なこと 地元の資源を使う事の環境貢献を評価するための仕組みづくりに着手した事などが 盛り込まれていたののと 私としては まず第一歩として バックキャスティングでの表現はよかったと思います。
 
悪いところをつついて潰すだけの批判はもううんざりしています。私たちは もう次のステップに早急に動かなければなりません。

国内外の色々な立場の人に配慮したギリギリの線で 踏み出された絶妙なバランスの第一歩ではないでしょうか。ですので パーフェクトだとは 私も思っていません。
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