今回はこれまでと違って真剣に取り組む姿勢が感じられます。
北朝鮮は、初めて拉致被害者の調査に前向きです。
それは、特別調査委員会の組織構成や短期間の調査報告、日本側のチェックの受け入れ等
全ての面で今までとは違う交渉姿勢が認められます。
それでも、TVのコメンテーターの中には「相手がどう出るかは不透明の中で日本側が制裁解除
のカードを切る事になる」等と述べている人もいますが。 これは間違いです。
もし、北が不誠実な態度を取れば制裁解除を取り消せばいいのであり、当然ながらカードは双
方にある訳です。 この機会は確りと活かして行かなければなりません。
韓国外交省が「日朝政府間協議には透明性が必要だ」との声明を発表したり、米政府高官が、
「国際的な枠組みで核・ミサイル問題の包括的解決を目指すのが基本戦略だ」述べているが、
「大きなお世話だ」と言わざるを得ない。 大体これまで6カ国協議の中で日本が「拉致問題の
解決」を求めても真剣に取り上げてくれたことはない。 大体、今6カ国協議は暗礁に乗り上げ、
一歩も進んでいないじゃないですか。 拉致問題は日本にとって最重要な人権問題です。
日本人以外何人も、この問題にブレーキを掛ける事は許されません。
相手が「犯罪国家北朝鮮」であっても、問題解決のために真摯に向かって来た時には此方も
真剣に向き合うのが唯一の解決策だと考えます。 関係者には最大の努力をお願いしたい。
折しも、花言葉に「謹厳」「張りきる」「熱き思い」そして「喜び」の意味を持つサンタンカが咲いています。
プチプチとした蕾から花を付ける、可愛らしいが強い花です。
日本人しか解決できない問題は、雑音に負けることなく頑張って、やがて喜びが得られる様に
願ってやみません。