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まちづくりの視察へ!お伊勢さん「おかげ横丁」にみる地域ブランド復活の熱意

2014-09-02 13:01:30 | 地域貢献
お伊勢参りに行った際に、どうしても視察しに行かなくてはと思っていたおかげ横丁に
行ってまいりました。
 なんでも、赤福の先代当主の浜田氏が、おはらい町の門前町の凋落を観て、なんとかしなくてはと、
当時の1年分の売り上げに相当する額をまちづりのために投資したという。
 伊勢神宮には、年間500万人を超す方が参拝する。そして、この門前の、おはらい町は、活況にみちていました。しかし、参拝者は、500万人を維持するものの、おはらい町の活況は、1975年には、20万まで落ち込んでしまったそうです。
さて、この日も沢山の方が、参拝に訪れていました。
伊勢神宮前のローターリーには、ひっきりなしに、観光バス、タクシーがやってきます。かくいう私も、
伊勢市駅から、外宮まで行き、タクシーで。内宮へ!実は、このモータリゼーションの流れが、
おはらい町の凋落の原因だという。

 そこで、赤福の浜田氏は、会社の存亡をかけて、おはらい町復活のための活動として、
人工のまちをつくりあげる。おかげ横丁の誕生だ。
 この人工のまちは、おはらい町とつながっており、むかしからここに存在していたのではと
きっと思ってしまうはずだ。
 そして、自然と車で来た参拝者の方が、この門前町を歩きたくなるような仕掛けがそこかしこに、
おかげ横丁には、用意されています。

 おかげ横丁で、太鼓のショーがやっていたり、神話をアニメで開設する劇場があったり、
昔懐かしい玩具、おもちゃのお店があるかと思えば、イセエビコロッケや、黒飴ソフトクリームなど
食べ歩きができたりと街中がお祭りです。私も、ついつい視察を忘れ、楽しんでしまいました。
 さて、1975年には、20万人まで減ったこの門前町は、いまでは、300万人まで復活する。

 そして、赤福さんの売り上げはどうなったというとですが、個人的に聞いたところによると、
ここだけの話ということで、返答していただきましたが、
5年間で初期投資分を回収し、「?倍」にもなったということです。さて、どのくらいいなったんでしょうね。
充分投資以上にはなったということです。
 しかも、その業績は、いまも継続中です。
 
 浜田氏は、「変化することが、伝統をまもること」と言い残しています。

さて、赤福餅に赤福かき氷をいただいて、浜田氏のまちづくりにあやかるとしましょう。