ロメロ監督の最新作、ダイアリー・オブ・ザ・デッド
ゾンビ三部作といわれてから、10年以上たってから作られた
去年の「ランド・オブ・ザ・デッド」は圧巻の作品で
その1年後っていうのは早すぎる上映だな~とは思ったんだけど・・・
予告編からして「なんか違うよね」「記録映画なの?」「手ブレ系?」
ちょっと”映画”って感じじゃないなぁ~って気がしてたこの映画。
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大学の教授の授業の一環でホラー映画を撮影してた学生たち。
そこに突然、ラジオから「死人が生き返る異常事態」の放送が。
メディアの放送は真実をゆがめて伝えられてて。
ネットでは真実と独りよがりな虚実が溢れて、真実はより掴み難くなってて。
学生達たちはこ「自分達で真実を伝えよう」と決意し、
”異常事態”を全てカメラに収めようと街に出る。
そして、人々がゾンビに襲われる中、ひたすらカメラを回し続ける。
内容は、そんな感じ。
ロメロが原点に帰ろうとして作った作品らしく、ゾンビは従来通りのろいのね。
で、さほど恐怖感はみんな感じてないの。
その中で、報道というかメディアの姿を問うというのが話しの中心になってました
後に残るのは記録だし、真実を伝えるのは大事だと思うけど
人が襲われてるのに、カメラ回してるのって・・・
通り魔殺人で倒れてる人を携帯で撮ってた人たちみたいで、感じ悪い
手ブレ系といっても、あまりのブレ感に気持ち悪くなるということはなくて。
その辺は、さすがロメロ?
でも、続編が出たとしても、これは見ないな
余談ですが
この映画を見終わって、映画館でチラシを見てたら横で「あれ?」って声がして。
顔を上げたら、友達が立ってた
同じ時間に同じ映画を見てたらしいです
なにやってんだかって感じですね
ネットだとか、マスコミだとかめちゃくちゃになりそう。
記録に残す理性の部分と、目の前の人を助けないとっていう本能と、どっちが勝つんだろう?
圧倒的に人命救助優先でしょって思うんですけどね。
立場が変われば違うのかなぁ・・・
手ブレで頭グルグルになるのかと思ったら違うんですね
さすが、プロはブレさせても観てられないのは撮らないんだ(笑)
あるいは、信念と言う名のエゴなのか。
信念もエゴも人が生きる拠り所に必要なものだから、それがダメだとは言わないけど・・・
不愉快なのは否めない
それが私のエゴ
勝手に私もパニックになっちゃいますから
あんまり手ぶれがないなら、見やすいですね
画面に酔うのはマジで勘弁して欲しいですもん
実際、そうなったらパニクりそうですよね
や、でも生きるか死ぬかの境目だから!
意外と勢いでパニックにならないかも(笑)
友達は、お腹いっぱいで見に行ったら画面酔いしたって言ってました