切ったら泣かすよ

好きになるってムツカシイ

モンシェリー

2011年10月14日 | お酒

水曜日、ベイダーなマスターから借りてた本を読み終わったので、飲みに行ってました

借りてたのは、サガンの「ブラームスはお好き」
内容は、ひとことでいえば、中年女性の恋
時間でいえば、いつも黄昏時
季節でいえば、いつも晩秋

人生を一緒に寄りそうであろう同じ年代のオトコ(でもいつも一緒にはいられない)と
自分を崇拝するように愛する15歳くらい年下のオトコと
主人公のオンナのお話でした

登場人物の中で誰が好きになったか教えて欲しいって言われてたんだけど・・・

 だ、誰もいない

互いの心臓の1/4くらいを相手の元に置き合っているよーなオトコには
柔らかくて優しい惰性を愛しつつも傷き
オトナのレディとして傅かれるよーに愛するオトコには
「私はオバーチャンなの」って別れ

なにがしたいんやねん、アンタ達

いっそ、1/4ある相手の心臓を叩き潰して
サバサバと一人で生きていけばいーやん
だいたい、30代はお嬢さん、40代でレディと扱われるなんて甘々やん
日本じゃ、同じ年で羊水腐るとか言われるんだぞ

そんな感じで、誰にも感情移入できなかったんですが・・・

ひとつだけ、とっても気に入ったのが、この本の所々で出てくる「モンシェリー」
愛しい人って意味だけど、感じが良くって、めっさお気に入りに

ベイダーなマスターにもそう言って

 モンシェリーって、深い森だと思うの
 そこには、アナコンダとか
 頭がライオンで体がカバみたいな動物が沢山いて・・・

・・・と、いいかけたら、みなまで言う前に

 ワールドですね

・・・って、流されて

レポサドとアネホのダブルテキーラを飲んでたんだけど
そのコを置き去りにして、お店を脱出

あ、その前に、この秋初の生ザクロのジャックローズと
スコットランドのドライなジンを飲んでました
ジャックローズはさっぱりしてて、とても好み
ドライなジンは、ま、二度とは飲まないでしょう
表面的過ぎて、ちょっとつまんなかった

で、その後、モンシェリーを語るため( )、いつものBarへ

行ったら、入って2日目っていう新しいスタッフさん(22歳)がいて

背もちっこければ、体つきもちっこければ、頭もちっこければ、目もくるんくるん

 小動物、キター

めっさ愛くるしい癒し系のヒヨコ組

 いや、でも、それより今は、モンシェリー

パタパタとひよこの面倒を見ているバーテンダーさんに
お気に入りのギムレット をお願いして・・・

それまでの経緯をザックリとお話

 で、さぁ、モンシェリー!って、森を頭からごーんと被せてー・・・
 そこで生き延びてこそのモンシェリー

・・・って、今度は邪魔されない様、一気に言い切ったら
・・・なんだかイキナリ大爆笑された

 バーテンダーさんのモンシェリーだって
 似たようなモンだと思うんだけどー

・・・ってブーブー言ってたら

 違いますよ
 僕のモンシェリーは、サバンナです (トットコトー


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それって、森よりなんにもいないんじゃ
ていうか、思い切り、野生の王国だし?

 スミマセン
 サバンナは想定外でした

いや・・・
上には上がいるわ・・・

とりあえず、砂漠じゃなくて、よかったのかしら
っていうか、なんだかもう・・・なんでもいいんじゃないかしら

いつもの不思議マジックにすっかり気持ちが切り変わった夜になりました

あ、ベイダーなマスターには「一目ぼれ」「一目嫌い」の話もしてて
ちょっと面白い見解だったんで、また今度書きますね