世界中にいったいどれだけの言語があるのか知りませんが、
日本語はその中でもきれいで、1つのことをあらわすのに、
様々な表現方法を使える、と思っています。
まあ、僕はバイリンガルやトリリンガルで育ったわけでは
ないので、断定はできませんけれども。
和歌などに使われたり昔からあったりする言葉は、
それが季節に関係している場合、陰暦であることに
注意するほうがいいですね。
たとえば “うるさい” とひらがな入力して漢字変換すると、
“五月蝿” と出てきますが、これは旧暦の五月で、現在の
梅雨時になりますね。梅雨時のハエはうるさいですから。
今日の写真は、話とは全く関係がなく、
葛飾北斎の“富岳三十六景”です。
五月晴れとは、本来梅雨の時期なのに、突然晴れる
ことを指していたのですが、現在では五月以外の月に
快晴だった場合、まるで五月の快晴のようだ、との意味
に変化したそうです。
言葉はどんどん変化しますからね。
僕が日本に帰ると、若い人たちの話は半分くらいしか
理解できないですね。あれも日本語なのかな?
五月雨を 集めてはやし 最上川
松尾芭蕉の句ですね。
五月雨を 集めてすずし 最上川 この句を
後日、書き直したと言われています。
皆様もうおわかりのように、梅雨の時期ですね。
集めてはやし を 集めて早し と漢字で書く場合も
あるようです。水の流れなので、速し が正確なのですが、
速 という漢字を使うと、句の感覚が一変してしまいます。
何だか日本語の授業の時間のようですね。
僕は国語の成績が悪かったんですよ~
話が僕の思っていた方向からずれてしまいました。
言葉とその感覚ですね。
ヴェニスで、ゴンドラに乗りながら聴く歌は、
やはりイタリア語、カンツォーネですよね。
ドイツ人の歌うカンツォーネなんて、想像しただけで
船酔いしそうです。
イギリス人の知人が言っていたことですが、
彼は中等学校時代、コーラスで歌っていたそうです。
伝統で、イギリスの合唱で、誰か間違えた場合、
右手人差し指を上げて、「ミー」と言わなければ
ならないそうです。
ですから合唱の練習では、あちこちに上げられた人差し指が見え、
あちこちでミー、ミー、ミーと聞こえるそうです。
蛙の合唱ならぬ猫の合唱
シャンソンはフランス語ですよね。
語源はカンツォーネと同じだそうです。
シャンソンはドイツ人には歌えないですね。
ドイツ語は歌に向いていない言語だと思うのですが、
それでもシューベルトの歌曲はすばらしいと思います。
ベートーベンの第九もドイツ語でないとしらけるし。
外人が日本語を勉強していて、1番難しいのが
物の数え方だそうです。
あれは日本人にも難しいと思うのですが…
鉛筆が1本、2本はわかるし、本が1冊2冊もわかります。
しかし何でイカの数え方が1杯、2杯なのでしょう?
個人的には1匹、2匹でいいと思うのですが。
不思議なのは、ウサギは1羽、2羽ですね。
これは昔、ウサギを鳥として食べていたことから来るそうです。
何だか取り留めの無い話になって、
書いている僕も、何を言いたいかわからなくなってきました。
では最後に、刀の数え方は?
お箏の数え方は?
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ありがとうございました。
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では次回まで
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