混乱

テレビニュース。

「希望」を立ち上げ代表に収まる。

「民進」前原は党丸ごと小池百合子に献上。

百合子は全員受けいる気は「さらさらない！」と照れない返事。

 

今次総選挙、小泉劇場ならぬ「小池劇場」を狙ったか？

しかし、新党立ち上げで都議選はうまくいったが国政選挙となるとどうか。

都内を走り回れても短期間で全国を走るのは難しいのでは。

民進から「希望」公認を取りつけたからは「緑のタヌキ」に顔を出して欲しいだろうし。

 

まず金の面があるだろう。

どこからか工面してくるだろうが、ここはやはり民進が貯めている助成金。

喉から手が出るほど欲しいのが実態だと思うが。

民進の全員を受け入れないとしても自前で立てる分プラス民進から受け入れる分を

あわせるとかなりの数になるはず。

 

どこか金をせびる当てがあるのか？

 

それにしても混乱している。

民進の主だった面々は事前に知らされていただろうがほとんどは寝耳に水だ。

 

支持母体の「連合」も対処に困るだろう。

「希望」公認とそうでない人間。

いち早く無所属で出ると宣言したのもいるが果たして。

 

小泉の「郵政解散」とは事態が全く違うだけに。

小池百合子と前原は構わないだろうが。

 

公示近くなると「小池出馬」の声も大きくなるやも知れない。

仮にでないとしても「知事公務」をほったらかして駆けまわるわけには行くまい。

例え「希望代表」であっても。

 

二足の草鞋を履く身の辛さか？

 

 

投票の判断

ここまで混乱すると有権者にとって投票先を迷うだろう。

 

一つ、確実に見分ける方法がある。

これは単純だ。

 

個人、政党を問わず日常の政治活動・選挙における資金だ。

政党助成金なるものができて多くの党が収入のかなりの部分を占めている。

もちろん、憲法の平等に反するとして受け取らない日本共産党を除いてだ。

 

まあ、単純に考えてだ。

自党の政策を理念を有権者・国民に訴えて活動資金を募る。

資金を拠出してくれた国民を裏切るマネはできないだろう。

額はともかくその人たちのための政治を目指すだろう。

 

卑近な例で言うなら個人的に金銭面で支援を受けた人間の害になることはやるまい、一般的に。

それをやると犯罪が起きる。

 

それと同じだ。

自民党はどうか「財界」というバックがあり企業献金を受けている。

更に、国民の税金である政党助成金までがっぽりと手にしている。

選挙になれば、最近はさすがに昔ほどではないにしても企業の社員を駆りだしている。

こういう政党であれば、まず献金を受けている企業のために働くであろう。

助成金は個人の税金とは言え特定できない。

だからこれは無視する。

こうして、大企業のための政治に全力を挙げる。

 

投票する判断として、その個人・政党が政治活動・選挙資金をどのように工面しているか？

ここがポイントだ。

 

企業献金など論外であることが分かるだろう。

この基準で選ぶこと。

これなら迷うことはない。

自民党に電話して聞いてみるがいい。

まあ、正直には言わないだろうが。

助成金については総務省に問い合わせれば或いはホームページで知ることができる。

 

助成金だって自分たちで工面した金でない。

一人一人に話をし、分かってもらいいくばくかの金額をいただく。

そういう活動で資金を工面しているのは私の知る限り、日本共産党だけだ。

 

こういう判断基準で投票先を決めよう。

迷うことはない。

 

総選挙

22日投票。

短期決戦だ。

「希望」をめぐり混乱している。

小池百合子は「さらさらない！」と強調した。

前原は自分で下手打っておいて自覚がない。

公明・山口は「少子高齢化」を解決できるのは自公だ、と力んでいる。

が、この問題を長年放置してきたのは誰だ？

福祉を掲げる党として力みたいのは分かるが、その元凶は自公だろう？

厳密に言えば自民だが公明だって共犯だ。

 

天に向かい唾するとは正に公明のことだ。