フィリピンの顔

フィリピンの日常や、旅行記、人、観光地、ビジネス、
出来事等を記録します。

カルデロン一家 2

2009年03月13日 | Weblog
埼玉・蕨のフィリピン人一家不法滞在:仮放免期限目前 同僚「あきらめるな」

◇中1娘、置いては帰れない…「5倍の努力、認めて」

93年の日本への出発前夜。アランさんはビザ取得を依頼したブローカーから、他人の姓と1年早い誕生日に書き換えられたパスポートを受け取った。「金を支払っていたので、そのまま飛行機に乗ってしまった」という。

本語は1年で覚えた。9割を夜勤で通し、不衛生な現場やアスベスト除去作業にも率先して取り組んだ。「日本で認められるには5倍努力しなければ」と働いた。重い鉄扉数枚の下敷きになった現場監督を救出したことも。社長が「お前がいないと会社は困る」と頼るまでになった。

 日本で結婚した妻サラさん(38)は、06年7月に出入国管理法違反(不法残留)容疑で逮捕された。約10カ月半の収容期間中、11歳だったノリコさんを「1人で置いておけない」と、深夜の解体現場に連れて行って車内で眠らせ、妻を待った。

 一家は06年11月に東京入管から退去強制命令を受け、命令取り消しを求めた訴訟も敗訴した。13日に東京入管に出頭した際、「一家全員か、娘を残して帰国するしかない」と通告され、日程を決めるよう求められた。どちらも選択できないまま27日、再び出頭する。アランさんは娘を苦しめる結果になったことを今、悔いている。

そんなアランさん一家を励まそうと7日、同僚5人が自宅に集まった。細野幸一郎さん(29)は「アランは一番古株で面倒見が良く、誰にでも対等。だからみんな助けようと思う」と話す。同僚らは「絶対あきらめるな。みんながついているから」と吉報を待つ。

法務省入国管理局の推計では、不法滞在者は約17万4000人(08年1月現在)。07年は4万5502人が退去強制命令を受けたが、法相の裁量で7388人が在留特別許可を得ており、うち1457人が不法入国・上陸だった。

毎日新聞から

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昨日に続き、カルデロン一家の事をコメントします。
と、言うよりも、「訂正します。」ですね...

アランさんは、タカをくくってのんびり日本で過ごして居たんじゃなかったみたいですね...

へ~~っっ...  まじめなんだ  

ごめんなさい。

私の偏見でした。 



*******************

朝日新聞ニュースから

 一家で帰国するか長女だけを残すかの判断を迫られている埼玉県蕨市のフィリピン人一家の母カルデロン・サラさん(38)と長女のり子さん(13)らが13日、東京都港区の東京入国管理局に出頭した。代理人の弁護士によると、一家は最終的に入管側が示した提案を受け入れ、のり子さんを残して両親が4月13日に帰国することを決めたという。


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カルデロン一家

2009年03月13日 | Weblog
蕨のフィリピン人一家不法滞在:「3人でいたい」 父アランさん入管に収容 /埼玉蕨市のフィリピン人、カルデロン・アランさん(36)が9日、東京入国管理局に収容された。中学1年の長女ノリコさん(13)は、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、「今すぐにでも戻って来てほしい」と涙をこらえながら話した。そして「3人で日本にいたいと強く希望しています」と繰り返した。
ノリコさんは朝、中学に登校したが、アランさんが午後1時過ぎに収容されたとの連絡を受け、早退して母サラさん(38)と会見に臨んだ。ノリコさんによると、
前夜、アランさんは「収容されるかもしれないけれど、家族みんなで日本にいたい気持ちには変わりがないよ」と話し、気持ちを確かめ合ったという。
一家の代理人の渡辺彰悟弁護士は「もし両親が収容されたら(日本にいる)サラさんの妹に一時的にノリコさんの面倒をみてもらうことを考えていた」と説明しつつ、今後については「今日は決められない」。
さらに、「最高裁で敗訴が確定していることの重みは分かっている。決定を覆してほしいのではなく、今のノリコさんの状況を見て、新たな判断をしてほしい」と続けた。
また、渡辺弁護士が発起人となり、ノリコさんの日本での就学費と生活費を援助するため、「のりこ基金」を設立したと発表した。いずみ橋法律事務所(電話03・5312・4855)。【稲田佳代、桐野耕一】
****************

92年 サラ偽造パスポートで入国
93年 アラン偽造パスポートで入国
95年 のり子誕生
06年 7月 サラ入管難民法違反で現行犯逮捕される。
06年11月 強制退去処分決定→取り消し処分を求め提訴。
08年 9月 最高裁は上告棄却で敗訴確定
  ↓
11/27 45日間仮放免延長
  ↓
1/14 30日間仮放免延長
  ↓
2/13 14日間仮放免延長。入管「3人帰国か娘を残すか決めよ」
  ↓
2/27 10日間仮放免延長。入管「仮放免延長は最後。どちらか決めなければ3人とも強制収容」
  ↓
3/ 6 森英介法相「両親の再入国には柔軟に対応する」
  ↓
3/ 9 アラン収容。「13日迄に結論を出さなければ16日収容、17日強制送還」

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フィリピンの顔

今日本は、金融地獄、雇用問題等で大変な状態だと思いますが、最近このカルデロン一家の強制送還問題が大きなニュースになっているようです。
一家3人の行動や言動希望が今のフィリピンの顔の様に感じますが、3人を弁護する渡辺弁護士が、今の日本の顔ですか?

少したわごとを言わせて下さい。
(あっ!! すみません。いつも“少し”といって、長文になってますね。)

 私の意見は、簡単に言えば、入国管理局も最高裁も間違ってないと思います。
法務省に従事していて、日本の入管法は、それが人道的な良し悪しは別として、それが今の日本の法律なのです。
その中で、アランさん一家に幾度となく期間放免延長の処置をした入管は、人道的にもに寛大な処置をしてくれたと思います。

4~5年前に、日本のフィリピンクラブやプロモーションが、この入管法改正で何百も潰れ、何千人が路頭に立たされ、
8万人近いフィリピンタレントが日本への道を閉ざされたのですよ。
私の聞くだけでも十何人かが自殺をしています。貧困のどん底に落とされたクラブオーナーやプロモーターは数え切れません。
そして、生き残った人たちの数人は、フィリピンで事件に巻き込まれ、セットアップや殺されたりしています。

 私も、タレントの日本での仕事を認めてもらえるようにと、フィリピン大統領府から、在比日本大使館を通して特殊便で日本の法務省に意見書を提出し、何人かの代議士の協力を得るために国会議事堂まで行ってきました。
私のNGO(日本のNPO)からです。約百社のクラブオーナーやプロモーターの組織からの依頼で...
フィリピンを出発する前には、当時のDFA(外務省)のパレデスさんとテレビ出演をして、そのことを報道しました。
沢山の方達の期待を受けて。
その時私たちは、残り少ない全財産を掛けて戦いました。

しかし、惨敗でした。  

日本の法律は厳しくも無情です。非情と言った方が合ってるのでは?

その日本の法が、カルデロン一家に対して下した結論は、非常に寛大だと思います。

92年にアランさん93年にサラさんが偽造パスポートで入国して、95年にはもう、のり子さんが生まれています。
そんな事が日本では簡単にできるのですか? 不法滞在をして、2年後に子供ができる?
どういうビザで日本に入ったのかは分かりません。自分の名前でパスポートを作れないほどの貧困生活者は、他人の名前を使っても旅行ビザは取れない筈です。
旅行ビザは、お金と日本人からの保証書なりがいります。

可能性があるのは、仕事ビザでしょう? 偽造旅券で入国するには、何も知らない(或いは知っていてもその分のお金を要求しない)プロモーターの入管申請で、タレントとして入国してるのじゃないですか?
そして又、偽造旅券で入国する大半のフィリピン人は、はじめから計画的不法滞在が殆んどです。

まして、2年後に子供を生み、その子が日本語しか知らない? フィリピンに帰る気が無いか、捕まらないと思っているか、捕まっても子供が日本語しか知らないので返されないと、いずれにしてもタカをくくっているとしか思えません。
もし、事情を知らないプロモーター(招聘業者)から逃げて不法滞在したのなら、それは相当可哀相な目に遭った事でしょう。(招聘業者が…)

15年前の入管も相当招聘業者やクラブに対して厳しいもので、失踪者が出る度に、失踪状況報告書や改善報告書他、たくさんの書類提出をさせ、同時期に3人から5人の失踪者が出たクラブは営業停止、プロモーターも長期申請不可か営業停止となる。

当時は、オカマやニューハーフのブームが下火になり、ホストクラブにかなりの男の子を入れた。そのフィリピンの男達ときたら、示し合わせたように、全員そろって失踪して、営業開始と同時に営業停止となったクラブも少なくありません。
引き抜きやそそのかしも増大していた時期ですね。
失踪したタレントを探して、招聘業者は日本中をどんなに駆けずり回った事でしょう?。

2年も失踪して不法就労をしたタレントは、相当なお金を手に入れて、自から東京や大阪のフィリピン領事館に駆け込んで、以前の入国時にその子らを招聘した業者の出費で楽々帰国しました。

帰国したフィリピン人は、恥どころか、一躍もてはやされる大金持ちですよ。
その時期にカルデロンさん達は、のり子さんを生んだのでしょう?

そのころ日本がとった処置は、いや、フィリピン領事館がとった処置と言った方が良いでしょうか?不法滞在者を一掃する為に、『今、この何ヶ月間だけ、不法滞在者は領事館に届け出なさい。お咎めなしでフィリピン帰国を認めましょう。』と、
以前そのタレントに失踪されて厳しいお咎めを受けた招聘業者に知らせも無しに、新しい旅券まで作ってやり、ぞろぞろと不法滞在者が帰国したのはその頃でしょう?
おまけに、日本人と結婚していたり子供が居れば日本人の保障や何やらを揃えると、そのまま滞在も認めた。

なぜその時に届け出なかったのですか?

 この5年ほど前に、まあ、日本とフィリピンに対してアメリカの仕掛けがあった事は、ある少数の人はご存知でしょうが、入国を簡単に認め過ぎて、8万人ものタレントが蔓延したから10分の一位に減らすとか、日本は幼児虐待の国だとか、理由内容は多々ありますが、
次々と潰されて行く日本とフィリピンの業者が思った事は、『入管は、不法滞在者を壊滅させれば良いのに…』でしょう?

私が言いたいたわ言は、カルデロンさんたちに対して執った入管や最高裁の処置は、入管が招聘業者や出演店に対して執った処置よりも、雲泥の違いが有るほどに寛大だ。  そうでしょう?

はい。私も招聘業者上がりです。 女衒だと兄弟からも罵られた事が有ります。
しかし、私は、ここフィリピンに住む昔からの日本人の魂を、そして生まれ変わってフィリピン人になった魂を、少しでも日本に返してあげたいと、勝手な大義名分を付けて、歌手やダンサーを一生懸命育ててきました。

そして今は、日本に帰るに帰れないどん底の状態で喘いでいます。
不法滞在では有りませんが… そしてフィリピン人妻と子供が居ます。のり子さんの様に、うちの子はタガログしか喋れません。
教えても覚えないのです。家では誰でも会話がタガログだからです。
カルデロンさんのうちは、日本語でしか話さないのですか?
両親はフィリピン人なのに? 何時強制送還させられて一家フィリピンで生活するようになるかも知れないと言う危機感は無かったのですか?
子供に日本語だけ喋らせていたら、入管のお情けを頂戴して、日本に永住できると思っていたのでしょうか?

うちの子は、タガログだけ。日本に行けば相当苦労するでしょう。
のり子さんは、日本語だけ? フィリピンに来れば若いからすぐタガログを覚えられます。
それに日本語ができるから、どんな人よりずっとずっと良い職にも就くことができるでしょう?

 昨夜、家賃を何ヶ月も払ってないので大家さんが来ました。
「未だお金が有りません。」と言うと、「何の料理してるの?」「えっ? 料理するもの無いですよ。」
「そうね… ちゃんと食べなきゃだめよ。」なんてタガログで言って帰られました。
しばらくすると大家さんのお手伝いさんが来て、「これ、大家さんが持って行けって。」と言って、米をひと包み置いて行ってくれました。

今、日本は雇用問題で外国人も日本人も大変な状態でしょう?
私もカルデロンさんも数年前の豊かな状態のときに、故郷に戻っていれば良かったのかも知れない。

でも私は、未だ何とか出来るんじゃないかと夢を描いています。
この時期を乗り越えられたら、まだまだ援けてあげたい人達がここにはたくさん居て、
それを放って帰る事はとても辛い。 …などと思いながら、沢山の人から支えられて1日1にちを生きています。

私は、こちらで、キワニスと言う、「恵まれない子供たちに援助の手を」のボランティア団体のプレジデントをしていました。
ロータリークラブや湾岸警備隊、と他にもいろんなボランテイア活動をやっています。
今では出かけることも少なくなりましたが、極力自分で稼いだお金で救済活動をしていました。

そのボランティアマンの私が何の罪も無いのり子さんの事を言うのはおかしいと思いますが、
ごめんなさい、日本に帰りたくても帰れない日系人や新日系人で、入管法(法務省)や大使館(外務省)のシステムでどうしようもなく、泣いてる人がどれだけ居るものか...

カルデロン夫妻が他人名義の旅券で日本に入り不法滞在してるという事は、その名義を使われた人は、二度と国外に出る事ができないのですよ。
それとも名義貸しで多額のお金をもらったのかな?
いずれにしても、偽造旅券、不法入国、不法滞在。
これは、入管や最高裁がたとえ許しても、反対する人は、私も含め沢山いると思います。
喜ぶのは現在不法滞在をしている、または不法滞在を計画している連中でしょう?

それを認めて例外を作ると、まじめに日本に行きたくてトレーニングしてる人達が馬鹿馬鹿しくなるでしょう?
そして今度は、入管の査証審査(ビザ申請)がもっと厳しくなる。
カルデロンさんたちが一度帰国をしても、正規な手続きを踏んで申請すれば、入国を認めますと入管も言ってるのでしょう?
寛大な処置でしょう?

もう一つごめんなさい。
先日の記事で私が、「フィリピンの弁護士は信じられる人が少ない。」と言った事。
日本の弁護士にも、こんな信じられない様な人が居るんですね。

「のり子基金」ですか?
いらないでしょう。そんなの...

3人の親戚は何をやっているのですか?日本で...

「のり子基金」などと言って基金を募ると、振り込め詐欺に騙されるような情に深く騙され易い人が沢山居る今の日本、
これだけニュースになっているのり子さんのことだから、必要以上のお金が入ってくるんじゃないですか?

渡辺弁護士、優しい人なのかも知れませんが、自分の懐からお金を出してほしいですね。

ボランティアも過ぎた事をやると、本人の将来を間違った方向に導くことが多いんですよ。
本人の人格や人生を台無しにしてしまわない様にしないと...
...ハイ。ごめんなさい。自分にも言い聞かせてる言葉ですこれは...
他人を助けるだけじゃなく、今他人に助けられてる自分が、他人に甘えない様に自分に言い聞かせています。

最後に言いたいたわ言は、
知っていたか知らずにか、どちらにしても不法労働者を雇うことは、罪になるんですよ。
そんな人が居るから、日本人も、フィリピン人も含めて、まじめな人が馬鹿を見ることになるんですよ。

え? 私? 真面目な方じゃないと思いますけど… 
失踪するタレントさんに頭を痛めていました。

しかしそれにしてもカルデロンさん一家、よく今まで逮捕されなかったですね。
学校にも、病院にも行けたんでしょう?
こんな良い(?)弁護士さんにも手伝ってもらって...

こそこそ隠れる様に生きて来たのかも知れませんが...

誰かがいつも見守っていたのでしょうね。

今は、入管、法務省、領事館、その他が助けてくれているんでしょう?

見たいですね。
本当は、偽造旅券はフィリピンでも大きな罪ですけど、
カルデロンさんは、フィリピンに帰っても、きっとお咎めなし(無罪)でしょう。
その時に初めて、今の最高裁が執った処置がカルデロンさん達の為に下してくれた判決だと。

見たいですね。
フィリピンのお宅は豪邸でしょうね。
(要らぬお世話じゃ)

でも、本当は、
フィリピンに帰っても、向こう何年と日本のマスコミが追っかけるんですね。これが...
どんな住まいか、どこに出かけているか、どこに旅行に行ったか、どんな生活をして居るのかずっと追っかけられますね。

やっぱり可哀想…




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