メベリン・デラクルス ( Mebelyn Dela cruz )

　元日、顧問弁護士のデラクルスさんから封筒を渡されました。
何かな？分厚い封筒ですね。
去年末にはアロヨ大統領からクリスマスカードを頂いたから、
新年早々のこの封筒も吉報だったら良いですね。

へ～～ッ!!
結婚するんだ?　メベリン....
吉報だ。　幸先良いぞ。

ご存知ですか？メベリン・デラ・クルス？
ご紹介しますね。

彼女は、【ＡＢＳ－ＣＢＮ】テレビ局の専属スターです。
フィリピンの人なら誰でも知っていると思いますが、彼女は、
子供の時からテレビドラマや映画に出ていて、コメディキングのドルフィー
さんの子供役としても活躍してきました。

一昨年マカティ市の映画館で開催された映画祭で優秀映画の紹介後に、
彼女がスピーチをしました。
そのときの長い時間の彼女の流暢な英語に、周りの招待客達も感心して
いましたね。

彼女は、レッドクロス【赤十字社】のマスコットガールでもありまして、
自ら進んで献血をしたり、赤十字の国際会議にも出席し歌を披露したり、
自身でも財団を作り、ボランティア活動をする等、奉仕の心でどこにで
も駆け回っている姿には、本当に心を打たれます。

日本にも行って、コンサートを開いたこともあるんですよ。
　
私がメベリンと知り合ったのはコマンダージュンさんと言う湾岸警備隊の
仲間から、メベリンの音楽ＣＤをプロデュースしてくれと頼まれてからです。
英語は上手い、頭も言い、歌も上手いしやさしいし、顔も良い。
ちょうど日本で私も少しお手伝いして作成したばかりの【千年火】という
映画ができて、それをフィリピンでも上映しようとしてたので、その映画
の挿入歌として、彼女に歌ってもらおうと、作詞家の高坂圭さんに作詞を、
そして【夜の訪問者】など数々のヒット曲を作った城賀勇先生に作曲をして
いただき、メベリンの1曲が出来上がりました。

ところが、あまりにも彼女は忙しすぎて練習をする間もなく、私の最初の
プロデュースは、マルティン・ニエベラの『天国の階段』と、その挿入歌
『Hangganng Langit』に変わりました。
リカ・ペラレホ、ゴーガールスと続いたのですが、彼女は時間が取れません。

しかし、彼女の1曲は、彼女の声に合わせ、高さに合わせ、イメージに合わせ
作った、彼女用の曲なので、保存して置く事に決めました。

そんな彼女が結婚ですか?

お相手は、入国管理局の局長、アルピオ・フェルナンデスさんの息子です。
御子息と言ったほうが良いでしょうか?

だからこんなに分厚い招待状なんだ。

大物俳優のドルフェさん(実は、ドルフェさんから、私と一緒に写真を撮ったら
その写真を入れるように、その箇所を空けてサイン入りで額縁つきの色紙を
頂いています。)　他の俳優さん、大物政治家、財界人、有名な人達の名前が
連なっているではありませんか。　(ムフフフ... こりゃ又、”すみませ～ん、
一緒に写真を撮らせてくださ～～ィって、私の虫が出てきそうですね。)

すかさず、お父様がおっしゃいました。

「誰誰、誰と誰に誰や誰も来るから、必ず出席してよ。」

　ムムム... 出席したいのは山々なんだけど、何せ今の状態は大変なんだぞ。



　左のマイクを持っているのがメベリンで、隣に居るのはうちのかみさんです。


　　　　　　　　(この写真は、私が撮りました)

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