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今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

ベトナム再訪

2015-11-10 18:51:01 | 日記


相変わらず賑やかだった街中…この夜は若者が多いベトナムも日本と同じでハロウィンで盛り上がっていた。寺院や仏像が建てられていることからおそらく仏教徒が多いのではと思うが、フランス領時代の名残も多く教会や西洋式の建物も多く残っている。



50年前の悲惨な歴史について、もちろん今の若者は直接知ることはない。ただ日本と違うのは彼らは戦勝国だ。強大な戦力と物資を持ってこの地を支配しようとした異国人を追い払ったのは農民達だった。豊かな森を焼き払われ、畑や田んぼを荒らされ、その自然の恵みを奪われた彼らは勇猛に戦いを挑みそして奪い返した。



大日本帝国として東南アジアを制覇した大戦で多くの植民地を列強諸国から解放したが、連合軍のまえに敗れた日本は幸いにして植民地化されずに…いや、急速に拡大してきた共産主義国に対しての防衛前線基地として活用された。

やがて南北朝鮮戦争特需でめざましい発展を遂げた日本は再び経済大国として東南アジアへ進出したが、よく日本人が口にする「彼らは親日国だ」という思い込み(と私は思う)はまさしく世界を知らぬ島国の人々の発想だと思う。

彼らにとって「都合のいい国」であればよろこんで親しんでくれる。そうでなければ嫌われる。

イデオロギーや宗教が異なる国々と陸続きで境を持ち、また国内では少数民族とのいざこざが絶えず常に緊張感に満ちた彼らと接するときに「日本人が好きなはずだ」という一方的な片想いは余りにも無謀だし、また失礼でもあると思う。

ところで総選挙で軍事政権が大敗したミャンマーは今後どうなるのだろうか?このところ開放路線を取っていた政権が破れることでさらに民主化が進むのか、もしくは地政学的にどうしても手に入れたい彼の大国の支援を受けながら成長路線(だいじょうかぁ?)を選ぶのか?

その成り行きは今後このベトナムにも影響していくのではと在らぬ心配をしている。

まあそれにしてもベトナム国民は本当に若く、エネルギッシュで、希望に満ちている。そんな彼らの期待を裏切らない限り嫌われることは無いと思う。そしてわたしはそんなベトナムにいま夢中(笑)


青いスニーカー

2015-03-20 17:28:24 | 日記


齢を重ねるとともに派手になっていくのは、その眼の前の道が白と黒で描かれた中を背中丸めて歩く自分に少しでも勇気と精気を与えたいから…

まだ酸っぱい汗のにおいが漂うガキの時代にはオトナノカオリに憧れてよせ付けなかった。

意味のない…いや意味の理解できない歌詞に粋がってシンパの真似事をして駆け抜けた。

オルガンが奏でる旋律は朦朧とする意識の中で静かに堕ちていく彼女を抱くために自分も深く沈んでいく…


卒業記念という名目で妻と娘が韓国旅行土産を買ってきてくれた。

G-shockにコーディネートした青いベルトとスニーカー。

「ワンポイントでいいよ」というリクエストに応えてくれたのは目に焼き付くようなスカイブルー。

瞼を閉じても目に浮かぶ青い残像に遠い昔の曲名を思い出した。

「青い影 ~ A whiter shade of pale」

さぁ、あとは白いパンツ

だけど雨降りにも、スープがついた食事にも行けない。

卒業写真

2015-03-04 19:17:20 | 日記
大盛況の「ブラスバンド部 三年生を贈る会」

ありがとう…
苦楽を共にしてきた仲間たちによる最後の合唱



コーチへサプライズなプレゼント



そして卒業生へ監督から「卒業写真」の弾き語り



ほんとうに最後の最後のお別れ会は笑いと涙のうちに終わりました。

たくさんの思い出を本当に「ありがとう」

とてもいい意味で泣けた休日

2015-02-04 20:14:24 | 日記
Gコードのイントロをエレキギターが大音量で掻き鳴らす。

『サガシモノハナンデスカ?ミツケニクイモノデスカ?』

70年代のヒット曲をボーカルが歌いだすとともに大きく手拍子を打ちながら隣ではしゃぐ妻に、ビックリする私とヒドル娘たち!!



地元ではそこそこ名の知れたアマチュアバンドのチャリティコンサートに家族ぐるみで行ってみた。

会場はいわゆるアラ5、6が大半を占めるため遠慮がちの手拍子が鳴る中で、明らかに楽しそうに躰を揺らすのはやはりコンサート慣れしているのか?と思いながら吹奏楽部出身の長女は聴いたこともないナツメロフォークにはのれない様子。次女に至ってはこの大音響の中で寝ている!!

往年のフォークジャンボリーを思い出させる曲からニューミュージックとカテゴリーされるまでの曲など、まさしく学生時代の酸っぱい思い出にちょっと目が閏るさせられた私も満足した2時間のコンサートだった。

そしてその後、一家は約束のショッピングセンターでそれぞれの目的をもって走り回り夕食には微妙な時間となる。そこで一日をイベントモードで過ごした流れから映画を観ることとなった。

おそらく記憶する限りでは平成になって初めて妻と二人きりで映画を観た。なにが観たいというわけではなかったが、たまたま上映されていた「マエストロ」で意見が一致。子ども達と別れてシートに並んで座る。

原作がマンガ(?)らしく突っ込みどころはいろいろあるが、ベルリンフィルの演奏に免じて楽しんだ。

ほんとうに久しぶりにいろんな意味で心洗われた休日となった。

最高の思い出

2015-01-08 19:45:17 | 日記


長女の高校生活をほぼ一色に染めた吹奏楽、マーチングの最終章、定期演奏会が無事に終わった。

さすがに3年間やり続けた成果は明らかに成長を証明するのに十分だったと思う。

その逞しく、頼もしくそして華やかに演奏するこどもたちと一体になって楽しむことができた。

「これが最後のステージ…」

もう涙なしには観ることができない演奏のひとつひとつに想い出が詰まっている。

子ども達を飾る衣装は母親たちの手作り。

まったくの素人をここまで指導してくれた顧問の先生やコーチ。

一年生の時にはまさかのプラハ&ウィーンの海外遠征。

二年生の時は九州大会で屈辱の銅賞に泣いた。

そしてリベンジで臨んだ三年生ではマーチングコンテスト九州大会で金賞…

しかし全国へは届かなかった。

その思いを後輩たちに託して三年生は卒業する。

娘のパートはホルン。

二年生が不在のため、彼女ひとりで一年生の面倒をみた。

思うように行かず、そのもどかしさをぶつけたこともあったと思う。

素人だった娘がパートリーダーとして指導する難しさは容易に想像できる。

それも今日で最後。

片付けが終わり帰ろうとした娘を下級生たちが呼び止め、手渡された包みの中はテディベア。

しかも身に付けているのは演奏会でホルンパートが着たものと同じ手作りのドレス。

娘にとって最高の思い出のひとつになった。

多くの方からお祝いのメッセージやプレゼントほんとうにありがとうございました。