長女の高校生活をほぼ一色に染めた吹奏楽、マーチングの最終章、定期演奏会が無事に終わった。
さすがに3年間やり続けた成果は明らかに成長を証明するのに十分だったと思う。
その逞しく、頼もしくそして華やかに演奏するこどもたちと一体になって楽しむことができた。
「これが最後のステージ…」
もう涙なしには観ることができない演奏のひとつひとつに想い出が詰まっている。
子ども達を飾る衣装は母親たちの手作り。
まったくの素人をここまで指導してくれた顧問の先生やコーチ。
一年生の時にはまさかのプラハ&ウィーンの海外遠征。
二年生の時は九州大会で屈辱の銅賞に泣いた。
そしてリベンジで臨んだ三年生ではマーチングコンテスト九州大会で金賞…
しかし全国へは届かなかった。
その思いを後輩たちに託して三年生は卒業する。
娘のパートはホルン。
二年生が不在のため、彼女ひとりで一年生の面倒をみた。
思うように行かず、そのもどかしさをぶつけたこともあったと思う。
素人だった娘がパートリーダーとして指導する難しさは容易に想像できる。
それも今日で最後。
片付けが終わり帰ろうとした娘を下級生たちが呼び止め、手渡された包みの中はテディベア。
しかも身に付けているのは演奏会でホルンパートが着たものと同じ手作りのドレス。
娘にとって最高の思い出のひとつになった。
多くの方からお祝いのメッセージやプレゼントほんとうにありがとうございました。