Jazz-Rambler

Jazzの世界をぶらぶら歩き回る日記

ハチャトゥリアン楽団 feat. 寝占友梨絵★浅草HUB

2017-06-10 22:07:35 | JAZZライブ
2017年6月10日(土)
■浅草HUB
■ハチャトゥリアン楽団 feat. 寝占友梨絵
丸山朝光(bj,vo)、新谷健介(cl)、三輪朋彦(dr)、石村奈穂(tp)、東方洸助(tuba)




(※数日遅れての投稿になりますが・・・)
ハチャトゥリアン楽団は、若手ニューオリンズ系音楽団。バンドのWeb Siteの紹介文によると・・・
「ジャズ発祥の地、アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズの音楽、文化、人々に魅せられたこのバンドが紡ぎだす楽しいリズムと、どこか懐かしいメロディー。子供を躍らせ、お父さん、お母さんを笑顔にし、おじいちゃん、おばあちゃんを癒す音楽。
古いニューオーリンズ・ジャズを中心に、ポピュラーソング、映画音楽、ニューオリンズ・ファンク、オリジナル曲等、様々なナンバーを演奏し、聴く人は、ハチャトゥリアン楽団という窓を通して、現地ニューオリンズの素敵な景色を見る。
都内のライブバーなどを中心に、お客さんとの距離が近い演奏場所にて、現地ニューオーリンズの楽しさを直接普及させるため、日々活動にいそしんでいる。」
 

バンジョー&ボーカルの丸山さんを中心にメチャメチャ楽しい演奏とMCで、これまた大勢のお客様も合わせて大賑わいのライブでした。
丸山さんは、ハスキーでパンチのあるボーカル。テンポよく刻み賑やかで明るいようでなんとなくもの悲しさも漂うバンジョーの音色。そしてまるでラジオのDJのような流暢かつリズミカルなMC。バンドも精鋭メンバーも揃え、素晴らしいパフォーマンス!! スキャット姫の寝占さんのスキャットも炸裂!!


バンジョーやほかの楽器の響きを聴いているとなんとなく「ディズニーランド」の「カントリーベアーシアター」での演奏の雰囲気に浸っているように感じたのは私だけだろうか・・・。

ボーカルの寝占友梨絵さんをきっかけに初めてこのバンドのライブを聴かせていただいたのですが、ぶっ飛びの楽しさで大満足。これだけのお客様を集められるのも納得。
初めて聴く古いニューオーリンズ・ジャズや寝占さんが歌っていて知った曲、懐かしいポピュラーソング(♪Just The Two of Us なんて私が東京に初めて来て大学に入った頃、♪Take Me Home Country Roads なんて中学生のころに流行った懐かしい曲ではないかぁ)、そしてオリジナル曲も織り込み、お客さんもよく心得ていらっしゃるようで、一緒に大声で歌い、そしてあちらこちらでダンスを踊りだす。すごく不思議な世界を感じました。
Jazzをしかめっ面で聴くのではなく、辛いこと哀しいことから離れ、心の底から楽しむ、本来のJazzの姿がそこにあるのかもしれません。


(参考)
2015年、第34回浅草ジャズコンテスト
■ヴォーカル部門グランプリ受賞 
寝占友梨絵
■バンド部門グランプリ受賞
新谷健介オノマトペ
新谷 健介(cl)、丸山朝光(bj,vo)、後藤沙紀(pf)、吹谷禎一郎(b)、田中涼(dr)


■Set List
1-1. Ole Miss Blues
1-2. ダンスチューンは止まらない
1-3. Just The Two of Us
1-4. Cotton Fields
1-5. Sitting By The Window
1-6. By & By
1-7. Take Me Home Country Roads

2-1. Happy Birthday To You
2-2. Misty
2-3. まねきねこのブルース
2-4. Roly Poly
2-5. What a Wonderful World
2-6. うそつきのワルツ
2-7. Switch

3-1. You Are My Sunshine
3-2. 古い映画の話
3-3. 歌う少女
3-4. Joshua Fit the Battle of Jericho(ジェリコの戦い)
3-5. Free Bird
3-6. A Men
3-7. Bring It On Home To Me
enc. Amazing Grace





♪Just The Two of Us
うぅ~ん・・懐かしい。Grover Washington Jrではないですかぁ。邦題:『クリスタルの恋人たち』
東京に出て大学生活をはじめた頃に流行っていた曲。

♪You Are My Sunshine
とっても有名な曲で、世界中に知られている歌(1939年)で、すごく古い歌。
アメリカのルイジアナ州の元州知事ジェイミーデービスが書いた歌で、今ではルイジアナ州歌となっているそうな。
この歌、実は、歌詞の内容はびっくり、恋人が離れていく歌・・・つまり「失恋ソング」なんだそうだ。初めて知った。なのでめでたい席で元気よく歌ってはいけないんですねぇ。
※そんな曲って多いですね、♪テネシーワルツもそんな内容の歌詞だったよね。

♪Joshua Fit the Battle of Jericho(ジェリコの戦い)
ジョシュア(ヨシュア)のジェリコ 攻略を歌った有名な黒人霊歌・スピリチュアル。 合唱曲としても歌われるほか、ジャズの スタンダードナンバーとしても定着している。

♪Free Bird
アメリカ合衆国のロック・バンド、レーナード・スキナードが 1973年にデビュー・アルバム『レーナード・スキナード』で発表した楽曲。メンバーの ロニー・ヴァン・ザントとアレン・コリンズが共作した。

♪A Men
 エ~メン エ~メン・・・と繰り返し歌いだすと会場のお客様たちもつられて歌いだした・・・この曲・・。黒人霊歌で有名なのだろうか・・私は初めて聴いた・・。

♪Bring It On Home To Me
「ブリング・イット・オン・ホーム・トゥ・ミー」(Bring It On Home to Me) は、1962年にR&B歌手のサム・クックが制作、録音した楽曲である。この曲はクックの単なるヒット曲にとどまらず、異なるジャンルの多数のアーティストによってカバーされるポップ・スタンダードとなった。ロックの殿堂のロックン・ロールの歴史500曲(500 Songs that Shaped Rock and Roll)」の1曲にも選出されている

★ハチャトゥリアン楽団のWeb Site
http://haroband.com/khachaturian/

ちんとしられまーず ★麹町PACO

2017-06-08 22:06:17 | JAZZライブ
2017年6月8日(木)
■麹町PACO
■ちんとしられまーず 
多田誠司 (as)、南雲麻美 (as)、山野友佳子 (pf)


昨年の12月以来のこのユニットのPACOでのライブ。
この日、サックスの発表会を2週間ちょい後に、また今週末の日曜日に吉祥寺MEGのセッションを控え、午後から有給休暇をとって、今日半額Dayのカラオケ歌広場で集中練習。
日頃野外での練習で吹いていたが、室内で久しぶりに吹くとメチャクチャでかい音が出るようになっていてビックリ。発表会課題曲♪Blue Minorはそこそこ固まっているのでまあまあOKかな。MEGセッションでお試しです。そしてセッションのもう1曲の♪Anthropoligyがイマイチアドリブの構成が決まっていないのと、テーマがしっくり吹けてないので千本ノックで繰り返し繰り返し吹きまくった。練習後麹町PACOへ急ぐ。
開演30分チョイ前に店に着いたが、ミュージシャン・お客さんは未だ誰も着ていなくて一番乗り。お店の美味しい料理を注文してペロッと食べて待つ。そして山野友佳子ちゃんが登場。その後、多田さん南雲さんのお二人が登場。この日はお客さんの出足が遅いようで、1st setの初めは私ひとりで徐々にお客が集まり賑やかに。2nd set前の休憩の時に、私のサックスを見て、「一緒に演りましょう」と南雲さん多田さんから声をかけられ、最初は巨匠の多田誠司さんと共演・・・・!! と怖気づいていましたが、せっかくなのでシットインさせていただくことに。発表会の演曲♪Blue Minorを初めて人前でチャレンジ。緊張でタイミングや音を外したり・・したが何とか凌ぎながら演奏。吉野師匠から伝授いただいたジャッキーマクリーン的なハーモニックマイナーフレーズを吹いたところで多田さんが「イェェェィ」と発したのが聞こえ・・「よぉぉし・・うけたぁ(笑)」。多田さん、南雲さんの演奏に比べると圧倒的に音量・音圧が違うのを感じてきたので、できるだけ大きな音を出すようがんばった。演奏後一応お褒めの言葉をいただき、ライブ後、多田さんからアーティキュレーション(articulation):ウ~ダ ウ~ダ ウ~ダ で吹く・・・ をしっかりできるようにすれば格段に素晴らしくなるとのアドバイスをいただく。がんばろうっと。
ライブは南雲さんの個性溢れる選曲と師匠弟子そして友佳子ちゃんの息のあった演奏で楽しませていただきました。
しかし緊張したせいかちょっと疲れましたねぇ。




■Set List
1-1. Bunda Amelela / Duke Pearson
1-2. Fragile / Sting
1-3. East Of The Sun
1-4. James / Pat Metheny

2-1. Flying Home / Lionel Hampton
2-2. Blue Minor ※下田がシットイン
2-3. On Green Dolphyn Street
2-4. Bohemia After Dark

3-1. Afternoon In Paris / John Lewis
3-2. My One And Only Love
3-3. Some Day My Prince Will Come
3-4. The Drive / Oliver Nelson
3-5. Billie's Bounce


寝占友梨絵(Vo) with ぱく よんせ(pf)

2017-06-06 22:03:27 | JAZZライブ
2017年6月6日(火)
■学芸大学 珈琲美学
■寝占友梨絵(Vo) with ぱく よんせ(pf)



今年に入って気になって2月に初めて聴いた歌姫の寝占友梨絵さん。続けて3月の日暮里でのライブに聴いて以来になりますが、今回はぱくさんとのDuoとのことで、かなり早くから予約を入れてこの日を楽しみにしていました。
事前のぱくさんのおすすめライブの投稿に今月28日に池袋P’s Barでぱくさんと共演する田中真美子さんが出席コメント。久しぶりにあうのが楽しみ。
店に入りお二人にご挨拶し最前列かぶりつき席に陣取る。カウンター席には寝占さんのライブをいつも追っかけているおじさんの佐藤さんが今日もいらっしゃいました。田中真美子さんが来られ隣に着く。ふと見ると三宅さんもいらっしゃる。
さてライブ。いやいや寝占さん、素晴らしい!。ママの美枝子さんもおっしゃっていましたが彼女のボーカル、スキャットが絶品というのは表現できるが、それ以上に素晴らしいことがいっぱいあってどう言葉で表現したらよいのかわからない・・・私もそう、いつも言葉に困る。
お店のHPの美枝子ママのコメント→「歌唱力満点の寝占友梨絵さん、唯一無二のスキャットは山下洋輔氏も絶賛、その素晴らしい音世界にノックアウトされます!」
今宵初めて聴いた田中さんも素晴らしさに釘付けのようでしたねぇ。
選曲のバラエティーさ、若者からお年寄り、ジャズ好きからポップス好きまで、ジャパンからモンゴル曲とワールドワイドな曲とメチャクシャ幅広い層に受ける選曲。なんでその若さでこんな曲をと関心します。前回2度聴いたときよりジャズ曲が若干増えていて楽しかった。彼女は最近Jazz曲に回帰を心がけているよう。2-3. Lover Come Back To Me
は絶品、圧巻でしたねぇ。カズーを使った演奏も所々交えまたそれが魅力的。その素晴らしさを支えるぱくさんのピアノ。自由自在に変化する寝占さんにしっかりコール&レスポンス。この日のおしゃべりはマイクなしで若干控えめ(笑)
ライブ後あれこれと長々といろいろ遅くまで残っておしゃべりタイム。ああぁぁ楽しかったぁ。
寝占さんおライブ、今週末に浅草HUBでハチャトゥリアン楽団とのセッションがあるので、また違った寝占さんが聴けるので聴きに行こうと思っている。




■Set List
1-1. One Note Samba
1-2. Sunrise /Norah Jones
1-3. Lullaby of Birdland
1-4. 真夏の果実 / サザンオールスターズ
1-5. That Old Feeling
1-6. Lullabye (Goodnight、My Angel)/ Billy Joel
1-7. I Can't Give You Anything But Love

2-1. 悲しくてやりきれない /ザ・フォーク・クルセダーズ
2-2. Winnie the Pooh
2-3. Lover Come Back To Me
2-4. Honeysuckle Rose
2-5. 年下の女の子 / キャンディーズ
2-6. Minii Saihan eej ミニー サイハン エイジ(モンゴルの歌)
2-7. Summertime
Enc. Waterloo Road