■2010年12月25日(土)
■♪ジャズCD「ムーンレイ」を探し求め欧州から日本へ(感動実話です)
■♪ジャズCD「ムーンレイ」を探し求め欧州から日本へ(感動実話です)
ジャズサックスプレーヤーの大友義雄。
60~70年代、艶のある音色と独特なフレージングでジャズを謳歌されていた・・・らしい。(私は知らなかったが。。。)
60~70年代、艶のある音色と独特なフレージングでジャズを謳歌されていた・・・らしい。(私は知らなかったが。。。)
現在、週の半分は、同世代のベテランミュージシャンと、そしてまた若手ミュージシャン達とのセッションをこなす日々。
4つのサックス教室でのジャズサックスの上達を目指す後進の育成に余念がない。
往年の演奏活動期における作品として数枚のCDが出ているが、そのうちの1枚、「ムーンレイ」(1998/9/25発売)現在は絶版で。市場にはほとんど出回ってはいない。
■これはこの1枚のCDをめぐる話です。
ヨーロッパのとある若い女性。この大友義雄のCD「ムーンレイ」をある日ヨーロッパのとある場所で聞いた。その演奏がとても気に入りこのCDを探すがなかなか見つからない。
その女性はこの大友のCDを求めて彼氏とともにヨーロッパ中を探し求めたというのだ。(なんとか彼氏が日本人ビジネスマンのつてを頼って当時のアルバム(レコード)は手に入れたらしい)
そんな中このとある人物。日本の友人にこのCDを探していることを話す。日本人の友人はさっそく日本で探した上、このCDの主である大友に1通のメール。
彼女はCDを捜し求める中、ついに来日することに。日本人の友人はこの女性の来日中に大友のライブがないか、大友にメールで打診。
ちょうど来る12月25日(土)三軒茶屋Obsoundsでライブがあることがわかりそちらを聴きに行くことに・・・・。
。
さて、クリスマスの夜。大友のライブ当日、ライブが始まった・・・。まだそれらしき女性は現れない、1stの途中・・・1組の外人カップルが来店・・・。(彼女か!?)正面の一番前列に店員が案内、そして大友の演奏に聴き入る・・・。
1stが終わり、休憩タイム。大友が「・・・さんですか?」と声をかける。感動の出会いであった・・・。はるばる欧州、オーストリア、ウィーンから、1枚のCDを求めた旅のクライマックス(最終章)でした。
いろいろ話をお互いしたいが、大友は英語はわからない(フランス語?はOK?らしい・・・?)川上さとみさんはかなり海外に行っているのだが、日本では話したがらない・・・。そこに救世主。大友のサックスの生徒のKくん。少しだけならと通訳・・。バッチリだぜぃ!。
この日彼女は大友のLP「ムーンレイ」のジャケットを持ってきていて、さっそく大友にサインを求め、大友も快くサインする。そのジャケットの大友の姿の若いこと若いこと・・。大友が一番突っ張っていた頃の写真がそこにあった。(今は歳を重ね相当丸くなってやさしいおじさんですねぇ・・)
いろいろお互い話が弾む弾む。彼女の名前は「IRENE(イレーナ)」。同伴した彼氏は「ロバート」。大友は彼氏は映画の「スーパーマン」に似ている(本当にカッコイイイケメン)なぁ。彼女はカーペンターズのカレンに似ている。と話したが・・・?彼女はカーペンターズを知らない?とのこと。かなり若い世代なのかぁ。彼女はウィーンで実際サックスを演奏しているとのこと。ただ一緒にやっているメンバーとの演奏以外に、大友のCD「ムーンレイ」のような演奏にあこがれているとのこと・・・。大友は彼女に話します。ジャズは演奏の巧さ・・テクニックではない!いかに心がこもっているかだぁ!!愛の伝道師を自称する大友の持論を彼女に伝授したのであった。