東京銘曲堂★浅草Soultrane CD 発売記念ライブ

2012-07-27 21:16:13 | ＪＡＺＺライブ

2012年7月２７日（金）
■浅草Soultrane★”東京銘曲堂”CD発売記念ライブ！
■岡安芳明((g)、川嶋哲郎(ts)、上村信(b)

■Report
今年の2月にここ浅草Soultraneで東京銘曲堂の3人が新しいＣＤ（エリントン曲集）録音の前日にライブを演ったが、それ以来のＣＤ発売記念ライブということで、スケジュールをチェックしてやってきました。
店に入るとマスターの二郎さんはまだ来ていなくて若い男性店員と男性客3人が後ろの席に陣取っていた。入り口ドアの席を確保して待つ。ミュージシャンも揃い、お客さんもほぼ満員の状況で８時過ぎにやっとマスター到着したのでライブを始める。
演奏曲は発売した新しいＣＤからの曲からのピックアップ。前回のライブとほぼ同じ曲の演奏でした。

1stセットが終了し、さっそく新しいCDを購入。しっかり3人にサインをいただく。
短い休憩のあと2ndセットに入る。しかしここでハプニングが・・・・。
1曲目が静かな美しいメロディで始まったのだが・・・私の隣にいた男性3人組が何やらウダウダ話し込みだしたのだ、うるさいなぁ・・と思いながら注意しようかかどうか躊躇していたところ・・・”うるせぇよ！！”・・と、なんと川嶋さんが切れて怒鳴ったのだ。
一挙に店内に緊張感が走る・・・。
間が悪いことに私の前に座っていたおばあちゃんがベロベロに酔っ払ってトイレに入っていたのだが出てきてマスターにベラベラ話しかける・・・マスターが店内の空気に気がつきあわててオバチャンの口を封じる・・・。
・・・ということで、川嶋さんの演奏は以後ずぅ～っと怒りモード。いつもと全く違った感じの演奏になってしまいました。とても残念・・・。
数曲演奏後、先ほどの男性客がまた話し出したので、私が人差し指を口にあててボディランゲージで注意したところしばらくしてその男性客は居づらくなったのか店を後にしたのでした。ベロベロになったオバチャンもベロベロになりながら途中で店を出て行きました。
なんとなくハラハラドキドキした雰囲気で、まるで映画「コットンクラブ」で殺し合いが起こったような雰囲気の中でデュークエリントン楽団が演奏を続けるといったスリリングなライブでした。
川嶋さんは本当に演奏そのものにこだわりを持っています。以前本人もMCで話していましたが、いい演奏ができることが一番の幸せなんだそうです。たとえ大きなお店でのライブにおいてお客様が1人だけであっても、淡々といい演奏を楽しむ。そういうこだわりをもったスタンスなのだと思います。

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