Jazz-Rambler

Jazzの世界をぶらぶら歩き回る日記

春日野部屋 栃乃里引退式

2015-05-04 19:59:46 | 相撲

2015年5月4日
■稽古場で、星の数ほど相撲を取った栃乃里の最後の一番。
栃乃里の後ろに回った力士が「送り出し」・・・・・・。
■この写真は4月6日に春日野部屋の朝稽古後に行われた、栃乃里の断髪式。
栃乃里は、石川県野々市出身。金沢学院東高校で、遠藤の1年先輩、今場所新十両に昇進を決めた大翔丸の2年先輩で平成19年のインターハイ団体戦は先方が大翔丸、中堅が遠藤、副将が栃乃里で初優勝。
20年3月に初土俵を踏み、1年後には幕下に昇進、24年9月には幕下4枚目に上がり十両(関取)目前だったが、3勝3敗の千秋楽、十両の力士との対戦に敗れて右ヒザ前十字靱帯断裂。三段目から再起を図ったが、その後首も痛め、ドクターストップで引退となったそうだ。
断髪式は石川県から駆けつけた母、姉が見守る前で行われ、力士達がすすり泣く中、本人も涙をこらえられず、「同期の力士が泣いているのを見たら、もうダメでした。ヒザをケガしていっしょに入院していたこともあったので・・・」。
今後は、会社勤めをしながら、埼玉県入間市の「入間少年相撲クラブ」で指導する・・・。
この内容についてベースボールマガジン社の相撲雑誌「相撲5月号」に小さい記事が掲載されている。(86ページ)
■相撲の世界には、華やかなテレビに映る世界とは別の世界がある。稽古を見に行ったり、テレビに映らない時間帯に行われている取り組みを見ていると、関取(十両以上の力士)を目指す幕下以下の力士達の厳しい世界が繰り広げられている。
栃乃里の第二の人生に幸あれ。