2010年6月12日(土)
■新宿SOMEDAY★黒岩静枝 vo(from Day by Day 札幌)スペシャルナイト
■黒岩静枝(vo)市川秀男(p)吉野弘志(b)佐々木啓一(ds)
■Report
2007年10月2日に仕事で札幌に1泊2日の出張があった。せっかく行くなら札幌のJAZZスポット!ということその当時買ってあった「男の隠れ家:全国のJAZZスポーット特集」に掲載されていた、札幌のJAZZスポット「Day By Day」へ出張先での仕事の後、深夜に飛び込んだ。あいにく店主でジャズヴォーカリストのスージー(黒岩静枝)さんはいらっしゃらなくて、その歌声は聴けなかった。(代わりの女性ヴォーカリスト&ビアノトリオのライブを1st聴くことが出来た)
帰りがけにお店の方が、「よろしければ住所を教えていただければ、スージーが東京でライブをやる際に事前にご案内しますよ!」と親切におっしゃってくれたので、住所のメモを渡して帰ったが、その後毎年、東京でのライブの案内ハガキが届いていました。なかなかスケジュールがあわず、今回やっと2年半越しでライブにいくことができました。
会場には、スージーさんとお付き合いのあると思われるたくさんの年配の方々が集まっていてほぼ満席状態。開店前から並んで入店したおかげで、一番前の席を確保。(かぶりつきで聴きました)
■スージーさんのBiography
♪18歳で歌を始めた。大学に行くことに意味があるのかを考え、好きだった絵、テニス、音楽の中から音楽の道を選んだ。親や先生に反対されながら始まった道。
やめずに頑張っていたら、先生が「ジャズやったら」と1枚のLPを渡してくれた。エラ・フィッツジェラルドの名盤「エラ・イン・ベルリン」だった。貴重な1枚を毎日繰り返し聞いた。
♪19歳の時、東京のバンドリーダーに、「ベトナム米軍キャンプの慰問ツアーのボーカルを探している」と誘われた。外国に行きたいと、安易な気持ちで戦地に行った。みんな生きるか死ぬか懸命に生きていて、自分が恥ずかしかった。日本がどんなに幸せかを感じた。歌を喜んでもらえたが、「こういう場所でなくても喜んでもらえる歌い手になろう」と決めた。いまの私があるのも、そういう経験をしたから。
♪33歳でロサンゼルスに単身渡米。約1年半の修業♪36歳の秋に札幌市にジャズバー「デイバイデイ」を開店し、オーナー兼シンガーとして活躍する
♪ジャズに色々なことを教えてもらった。ジャズが素晴らしいのは自由なこと。その人の気持ちで、色んな風に聞こえ、とらえられる。人生は60歳までがリハーサルで、60歳からが本番だと思う。まだ本番に入って2年目。人生が面白くなってきている。90歳まで頑張って歌いたい。
2セット通して聴いたそのヴォーカル
響く・・・響く・・・この人生経験が生み出したヴォーカルが魂に・・・
スージーさんは言います。この曲のサビの詞の部分にこのようないいフレーズがあります。
♪I see friends shakin' hands, sayin' "How do you do?"
人々は握手し「はじめまして」と交わしている
♪They're really saying "I love you"
あれは本当は心のなかで「愛してるよ」と言ってるのさ
皆さん、この「 I Love You 」の部分、一緒に歌ってください。
曲が始まり、「shakin' hands」のところで、渡しに手をさしのべててくれて、しっかり握手。そしてそのあと、会場全員で「 I Love You 」
スージーの歌を聴いて涙する方も多いそうで、「もう1回聴きたい」「また会いたい」という方が多いそうです。
なるほど・・・なるほど・・・、本当に心に沁み、魂を揺さぶるヴォーカリストそのものですね。
■Set List
1-1.Lady Tea(市川秀男) ♪inst
1-2.blues(市川秀男) ♪inst
1-3.This Is A Life
1-4.I Want a Little Sugar in My Bowl
1-5.Lullaby Of Birdland
1-6.
1-7.
1-8.Recado(英語題 Recado Bossa Nova またはThe Gift)
2-1. ? ♪inst
2-2.Sentimental Journey
2-3.
2-4.He's Funny That Way
2-5.Wave
2-6.A Lover's Concerto
2-7.Blowin' in the Wind
enc.What a Wonderful World
■Today's Recomend songs ※現在調査中
♪What a Wonderful World(この素晴らしき世界)
(George Weiss / Bob Thiele)
この素晴らしき世界(What a Wonderful World)は、ルイ・アームストロング(Louis
Armstrong
)の歌唱で1968年にヒットした曲。作詞・作曲はG・ダグラス(音楽プロデューサーのボブ・シールのペンネーム)とジョージ・デヴィッド・ワイス。ボブはベトナム戦争を嘆き、平和な世界を夢見てこの曲を書いたという。アメリカでは中ヒット止まりだったが(ビルボード(Billboard)誌の年間トップ100に入れなかった)、全英チャートで1位となった。1968年には、同名のアルバムもリリースされた。
その後、1987年の映画『グッドモーニング, ベトナム』で、戦時中のベトナムの牧歌的田園風景を映す印象的なシークエンスにBGMとして起用され、全米32位というリバイバルヒットとなった。
日本ではホンダ・シビック(3代目)や東海東京証券、東京海上日動火災保険のテレビコマーシャルに起用されたことがある。また、映画『スウィングガールズ』のワンシーンでも流れた。
I see trees of green, red roses too
I see them bloom for me and you
And I think to myself, what a wonderful world
I see skies of blue and clouds of white
The bright blessed day, the dark sacred night
And I think to myself, what a wonderful world
The colours of the rainbow, so pretty in the sky
Are also on the faces of people going by
I see friends shakin' hands, sayin' "How do you do?"
They're really saying "I love you"
I hear babies cryin', I watch them grow
They'll learn much more than I'll ever know
And I think to myself, what a wonderful world
Yes, I think to myself, what a wonderful world
Oh yeah
●「W&R : Jazzと読書の日々」から転載
木々は青く、バラは赤い
花は、私たちのために咲いてくれている
私は思う、「なんて素晴らしい世界なのだろう」と
空は蒼く、雲は白い
光輝く昼が訪れ、厳かな夜がやってくる
私は思う、「なんて素晴らしい世界なのだろう」と
空に架かる虹の色がキレイだ
道行く人たちの顔も輝かせる
人々は握手し「やあ、どうだい?」と挨拶している
あれは心のなかで「愛してるよ」と言ってるのだな
泣いている赤ん坊も、やがては大きくなり
私が知らないようなことまで見聞きするようになる
私は思う、「なんて素晴らしい世界なのだろう」と
花は紅、柳は緑。禅語と同じ世界観。当り前のことなんだけど、その「当り前」に巡り会えたことの喜び。世界が「私」を迎え入れ、私も「世界」を受け入れている。「大きな愛」がある。そして「言葉」はいつも愛を語っている。すべてがその証。何もかもが奇跡で、美しい。
邦題『この素晴らしき世界』。ルイ・アームストロング(サッチモ)の曲です。このダミ声がい
い。ロビン・ウィリアムズの映画『グッドモーニング・ベトナム』の戦闘シーンに、このサッチモの歌声が流れる。ベトナム戦争後期の歌。彼自身、軍の慰問のとき、この曲も歌いました。この素晴らしき世界で、なぜ人は殺しあっているのだろう? 反戦の歌である。
ルイ・アームストロングは1901年8月4日生まれ。71年に心臓病で永眠。つまり「この素晴らしき世界」は晩年の作品です。だから、生きてきたことへの思いの丈が込められている。スキャット唱法を編み出した全盛期の自由奔放さはありませんが、別にいいじゃないですか。
■新宿SOMEDAY
東京都新宿区新宿1-34-8 新宿御苑前ビルB1(やよい軒の地下)
TEL 03-3359-6777
http://<wbr></wbr>someday<wbr></wbr>.net/in<wbr></wbr>dex2.ht<wbr></wbr>ml
★黒岩静枝のブログ
http://<wbr></wbr>suzie72<wbr></wbr>00.blog<wbr></wbr>14.fc2.<wbr></wbr>com/
http://<wbr></wbr>www.ozs<wbr></wbr>ons.com<wbr></wbr>/daybyd<wbr></wbr>ay.htm
■新宿SOMEDAY★黒岩静枝 vo(from Day by Day 札幌)スペシャルナイト
■黒岩静枝(vo)市川秀男(p)吉野弘志(b)佐々木啓一(ds)
■Report
2007年10月2日に仕事で札幌に1泊2日の出張があった。せっかく行くなら札幌のJAZZスポット!ということその当時買ってあった「男の隠れ家:全国のJAZZスポーット特集」に掲載されていた、札幌のJAZZスポット「Day By Day」へ出張先での仕事の後、深夜に飛び込んだ。あいにく店主でジャズヴォーカリストのスージー(黒岩静枝)さんはいらっしゃらなくて、その歌声は聴けなかった。(代わりの女性ヴォーカリスト&ビアノトリオのライブを1st聴くことが出来た)
帰りがけにお店の方が、「よろしければ住所を教えていただければ、スージーが東京でライブをやる際に事前にご案内しますよ!」と親切におっしゃってくれたので、住所のメモを渡して帰ったが、その後毎年、東京でのライブの案内ハガキが届いていました。なかなかスケジュールがあわず、今回やっと2年半越しでライブにいくことができました。
会場には、スージーさんとお付き合いのあると思われるたくさんの年配の方々が集まっていてほぼ満席状態。開店前から並んで入店したおかげで、一番前の席を確保。(かぶりつきで聴きました)
■スージーさんのBiography
♪18歳で歌を始めた。大学に行くことに意味があるのかを考え、好きだった絵、テニス、音楽の中から音楽の道を選んだ。親や先生に反対されながら始まった道。
やめずに頑張っていたら、先生が「ジャズやったら」と1枚のLPを渡してくれた。エラ・フィッツジェラルドの名盤「エラ・イン・ベルリン」だった。貴重な1枚を毎日繰り返し聞いた。
♪19歳の時、東京のバンドリーダーに、「ベトナム米軍キャンプの慰問ツアーのボーカルを探している」と誘われた。外国に行きたいと、安易な気持ちで戦地に行った。みんな生きるか死ぬか懸命に生きていて、自分が恥ずかしかった。日本がどんなに幸せかを感じた。歌を喜んでもらえたが、「こういう場所でなくても喜んでもらえる歌い手になろう」と決めた。いまの私があるのも、そういう経験をしたから。
♪33歳でロサンゼルスに単身渡米。約1年半の修業♪36歳の秋に札幌市にジャズバー「デイバイデイ」を開店し、オーナー兼シンガーとして活躍する
♪ジャズに色々なことを教えてもらった。ジャズが素晴らしいのは自由なこと。その人の気持ちで、色んな風に聞こえ、とらえられる。人生は60歳までがリハーサルで、60歳からが本番だと思う。まだ本番に入って2年目。人生が面白くなってきている。90歳まで頑張って歌いたい。
2セット通して聴いたそのヴォーカル
響く・・・響く・・・この人生経験が生み出したヴォーカルが魂に・・・
スージーさんは言います。この曲のサビの詞の部分にこのようないいフレーズがあります。
♪I see friends shakin' hands, sayin' "How do you do?"
人々は握手し「はじめまして」と交わしている
♪They're really saying "I love you"
あれは本当は心のなかで「愛してるよ」と言ってるのさ
皆さん、この「 I Love You 」の部分、一緒に歌ってください。
曲が始まり、「shakin' hands」のところで、渡しに手をさしのべててくれて、しっかり握手。そしてそのあと、会場全員で「 I Love You 」
スージーの歌を聴いて涙する方も多いそうで、「もう1回聴きたい」「また会いたい」という方が多いそうです。
なるほど・・・なるほど・・・、本当に心に沁み、魂を揺さぶるヴォーカリストそのものですね。
■Set List
1-1.Lady Tea(市川秀男) ♪inst
1-2.blues(市川秀男) ♪inst
1-3.This Is A Life
1-4.I Want a Little Sugar in My Bowl
1-5.Lullaby Of Birdland
1-6.
1-7.
1-8.Recado(英語題 Recado Bossa Nova またはThe Gift)
2-1. ? ♪inst
2-2.Sentimental Journey
2-3.
2-4.He's Funny That Way
2-5.Wave
2-6.A Lover's Concerto
2-7.Blowin' in the Wind
enc.What a Wonderful World
■Today's Recomend songs ※現在調査中
♪What a Wonderful World(この素晴らしき世界)
(George Weiss / Bob Thiele)
この素晴らしき世界(What a Wonderful World)は、ルイ・アームストロング(Louis
Armstrong
)の歌唱で1968年にヒットした曲。作詞・作曲はG・ダグラス(音楽プロデューサーのボブ・シールのペンネーム)とジョージ・デヴィッド・ワイス。ボブはベトナム戦争を嘆き、平和な世界を夢見てこの曲を書いたという。アメリカでは中ヒット止まりだったが(ビルボード(Billboard)誌の年間トップ100に入れなかった)、全英チャートで1位となった。1968年には、同名のアルバムもリリースされた。
その後、1987年の映画『グッドモーニング, ベトナム』で、戦時中のベトナムの牧歌的田園風景を映す印象的なシークエンスにBGMとして起用され、全米32位というリバイバルヒットとなった。
日本ではホンダ・シビック(3代目)や東海東京証券、東京海上日動火災保険のテレビコマーシャルに起用されたことがある。また、映画『スウィングガールズ』のワンシーンでも流れた。
I see trees of green, red roses too
I see them bloom for me and you
And I think to myself, what a wonderful world
I see skies of blue and clouds of white
The bright blessed day, the dark sacred night
And I think to myself, what a wonderful world
The colours of the rainbow, so pretty in the sky
Are also on the faces of people going by
I see friends shakin' hands, sayin' "How do you do?"
They're really saying "I love you"
I hear babies cryin', I watch them grow
They'll learn much more than I'll ever know
And I think to myself, what a wonderful world
Yes, I think to myself, what a wonderful world
Oh yeah
●「W&R : Jazzと読書の日々」から転載
木々は青く、バラは赤い
花は、私たちのために咲いてくれている
私は思う、「なんて素晴らしい世界なのだろう」と
空は蒼く、雲は白い
光輝く昼が訪れ、厳かな夜がやってくる
私は思う、「なんて素晴らしい世界なのだろう」と
空に架かる虹の色がキレイだ
道行く人たちの顔も輝かせる
人々は握手し「やあ、どうだい?」と挨拶している
あれは心のなかで「愛してるよ」と言ってるのだな
泣いている赤ん坊も、やがては大きくなり
私が知らないようなことまで見聞きするようになる
私は思う、「なんて素晴らしい世界なのだろう」と
花は紅、柳は緑。禅語と同じ世界観。当り前のことなんだけど、その「当り前」に巡り会えたことの喜び。世界が「私」を迎え入れ、私も「世界」を受け入れている。「大きな愛」がある。そして「言葉」はいつも愛を語っている。すべてがその証。何もかもが奇跡で、美しい。
邦題『この素晴らしき世界』。ルイ・アームストロング(サッチモ)の曲です。このダミ声がい
い。ロビン・ウィリアムズの映画『グッドモーニング・ベトナム』の戦闘シーンに、このサッチモの歌声が流れる。ベトナム戦争後期の歌。彼自身、軍の慰問のとき、この曲も歌いました。この素晴らしき世界で、なぜ人は殺しあっているのだろう? 反戦の歌である。
ルイ・アームストロングは1901年8月4日生まれ。71年に心臓病で永眠。つまり「この素晴らしき世界」は晩年の作品です。だから、生きてきたことへの思いの丈が込められている。スキャット唱法を編み出した全盛期の自由奔放さはありませんが、別にいいじゃないですか。
■新宿SOMEDAY
東京都新宿区新宿1-34-8 新宿御苑前ビルB1(やよい軒の地下)
TEL 03-3359-6777
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