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角大使と一緒にいたアヴァコフらこそがジェノサイドの戦争罪人!

2022-04-02 13:31:06 | tweet

 

【号外第12弾】衝撃スクープ! 駐日ロシア大使館が角茂樹・元駐ウクライナ大使とネオナチの元アゾフ大隊司令官A.ビレツキー、ビレツキー支援者のA.アヴァコフ前内務大臣との写真を示し「唾棄すべき犯罪者と一緒にしていることは理解に苦しんでいる」とツイート! 外務省HPにはアヴァコフ前内相退任で角氏が「内務省傘下のアゾフ部隊を視察したことは印象深い出来事であった」と語ったと明記! 角大使は、ウクライナでロシア語話者のジェノサイドはなかったと地上波テレビで断言! しかし角大使と一緒にいたアヴァコフらこそがジェノサイドの戦争罪人! 他方、林外務大臣は、会見で角元大使の発言を認識するも、IWJの質問に一切回答せず!

 

 駐日ロシア大使館の公式ツイッターアカウントが3月30日、角茂樹・元駐ウクライナ大使がウクライナの元アゾフ大隊司令官・アンドリー・ビレツキーや、アルセン・アヴァコフ前内務大臣らと並んで撮った記念写真を掲載し、次のように投稿しました。

 

 「日本の公安調査庁は、アゾフ連隊はネオナチ組織として認めています。にもかかわらず、日本政府関係者がウクライナのA.アヴァコフ前内務大臣やアゾフ連隊首領の一人であるA.ビレツキーといった唾棄すべき犯罪者と一緒にしていることは理解に苦しんでいる」

 

※駐日ロシア連邦大使館のツイート(2022年3月30日)

https://twitter.com/RusEmbassyJ/status/1509097818757406720

 

 日本の公安調査庁のホームページには、アゾフ大隊の思想や結成の経緯など、次のように記されています。

 

 「2014年,ウクライナの親ロシア派武装勢力が,東部・ドンバスの占領を開始したことを受け,『ウクライナの愛国者』を自称するネオナチ組織が『アゾフ大隊』なる部隊を結成した。同部隊は,欧米出身者を中心に白人至上主義やネオナチ思想を有する外国人戦闘員を勧誘したとされ,同部隊を含めウクライナ紛争に参加した欧米出身者は約2,000人とされる」

 

※極右過激主義者の脅威の高まりと国際的なつながり(公安調査庁)

https://www.moj.go.jp/psia/ITH/topics/column_03.html

 

 IWJはこれまでにも、アゾフ大隊について皆さまにお伝えしてきました。岩上安身が国際政治学者の六辻彰二氏に行った2回のインタビューは以下のURLから御覧いただけます。

 

※フルオープン【 3/30 19時頃~ライブ配信】岩上安身による国際政治学者 六辻彰二氏インタビュー 第2弾(IWJ、2022年3月30日)

https://www.youtube.com/watch?v=lBl_KnzzXAk&t=5895s

 

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!~岩上安身によるインタビュー 第1070回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏(IWJ、2022年3月25日)

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503870

 

 極右ネオナチ組織、アゾフについてのIWJの記事は、以下のURLから御覧いただけます。

 

※【号外第11弾】『Morning Star』がスクープ!#アゾフ連隊 のリーダーの一人がドネツク軍に殺害された! #アゾフ連隊 は、海外の極右とつながり、ウクライナ国内にファシストがいるという指摘も!(IWJ、2022年3月31日)

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504253

 

※【号外第9弾】<ウクライナのネオナチはロシアのプロパガンダではない! その2>ポロシェンコ政権、ゼレンスキー政権、米国とウクライナネオナチとの関係を英調査報道機関『べリングキャット』が2019年に詳細に報告していた!! 退役軍人省を利用して地位と利権を貪るネオナチ! アゾフ大隊元司令官ビレツキーは政党「ナショナル・コープス党」を率いて2019年まで国会議員だった!! (IWJ、2022年3月29)

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504129

 

※【号外第8弾】ウクライナ軍がロシア兵捕虜を拷問!? ロシア兵の足を撃ち、激しく殴打! カメラ前でショック死も!! 映像がネットで公開され、ロシア、ウクライナ両当局が調査を表明! ウクライナ側は「ロシアの偽造映像」と示唆! (IWJ、2022年3月29日)

 

※【日刊IWJガイド号外】岩上安身です。ウクライナ関連のスクープです。(IWJ、2022年3月17日)

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503569

 

 アヴァコフ前内務大臣は、民兵組織だった #アゾフ大隊 がウクライナ国家親衛隊アゾフ連隊になった際、「ナショナル・コープス党」を作って国会議員になったビレツキーを積極的に支援した人物です。

 

 外務省のホームページには、アヴァコフ前内務相が2018年12月の離任に際し、表敬訪問した当時の角大使が「在任中の支援に対して感謝するとともに、アヴァコフ内相とともに南東部のマリウポリに出張し、内務省傘下のアゾフ部隊を視察したことは印象深い出来事であった旨述べました」と書かれています。

 

 今、激戦が展開されているマリウポリは、#アゾフ連隊 が本拠地を築いていることで知られています。あとで詳しく述べますが、角元大使は「ウクライナでロシア語話者に対するジェノサイドはなかった」と地上波のテレビ番組で断言した人物です。

 

※ツイッター「IWJ_Sokuho」3月23日、国連総会緊急特別会合が再開! 「新しい世界秩序のリーダー」と、ゼレンスキー氏に持ち上げられた米バイデン氏が、EU、NATO、G7出席のため、渡欧! しかし22日、米国におけるバイデン氏の支持率は40%と就任以来最低に下落! EUは独自部隊の創設を目指す! #ゼレンスキー大統領 は国会で「国際機関の改革が必要です」と演説! 岩上安身は、テレ朝に出演し、ドンバスでロシア系住民の虐殺はないと断言し、事実をねじ曲げる元ウクライナ大使の発言とそれを留保のなく伝える異常な政府と異常なメディア状況に対し、徹底批判のツイートを24連投!

https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220324#idx-5

https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50465#idx-5

 

 そうした人物が就任に際して、「アルセン・アヴァコフ内相とともに南東部マリウポリに出張し、内務省傘下のアゾフ部隊を視察したことは印象深い出来事であった」と語ったというのです。このアゾフらこそ、ロシア系住民を民間人まで含めて無差別に虐殺してきたネオナチ組織なのです。

 

 角元大使は、「その犯行はなかった。起こっていない」と言っているのですから、これは「確信犯的な発言」であったことは間違いありません。ウクライナとネオナチに加担し、犯行はなかったことにし、しかし、その犯行者たちなどは面識があり、面会したのは印象深い出来事だったという、こんな人物が元大使という肩書で、ウクライナ一辺倒の政策を支援し、地上波でその発言がたれ流されていて、いいのでしょうか。

 

 記事によると角元大使はこの時、アヴァコフ前内務相から「内務大臣貢献勲章」を授与されています。

 

※角大使のアヴァコフ内相及びヤツェニューク前首相への離任表敬(外務省、2018年12月7日)

https://www.ua.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/00_001300.html

 

 3月26日付けのこの日刊IWJガイドでもお伝えしたように、「アゾフ大隊」はビレツキーが率いていたネオナチ集団「パトリオット・オブ・ウクライナ」が中核となって創設された民兵組織であり、ビレツキーが政界進出後もその思想は変わっていません。彼らが、ネオナチであり、ロシア系住民へ加害行為を行ってきたことには数々の証拠・証言があり、欧米ですらも報じています。

 

 ニューヨーク・タイムズ、ガーディアン、BBC、テレグラフ、ロイターなど、多くの西側メディアが、#アゾフ連隊 のネオナチ的特徴を報じています。

 

 ウクライナのネオナチと国軍や内務省との関係、そして彼らが暴行と殺戮を働いていたことを、「まったくなかった」と断言する外国の大使は、角元大使くらいでしょうし、その言い分を何の検証もなくたれ流す地上波テレビ局(テレビ朝日)も、日本のテレビ局だけでしょう。

 

 国軍編入後のアゾフ連隊のエンブレムは今も、米国最大のユダヤ人団体「名誉毀損防止同盟」がネオナチのシンボルと指定する『ヴォルフスアンゲル(ウルフフック)』と『ゾンネンラート(黒い太陽)』という2つの紋章で構成されています。ウクライナやロシアで使われているソーシャルメディア「VK」のアゾフの公式ページには、ナチス親衛隊のシンボル「トーテンコップ(ナチス髑髏)」の画像が掲載されています。

 

 米下院でアゾフに訓練や支援を提供することを禁止する法案が出されたのは、国軍編入後の2015年です。

 

 また、反ユダヤ主義監視団体のサイモン・ヴィーゼンタール・センターがアゾフがフランスでネオナチを勧誘しようとしているのを摘発したのも、国軍編入後の2016年です。

 

 2017年に米政治専門サイト『THE HILL』が報じたところによると、サイモン・ウィーゼンタール・センター以外にも、米国ホロコースト記念館、ユーラシアユダヤ人支援全国連合、ヤド・ヴァシェム(ホロコースト追悼のためのイスラエルの国立記念館)、世界ユダヤ人会議などのユダヤ人団体が、ウクライナの極右・ネオナチを非難しています。

 

※<ウクライナのネオナチはロシアのプロパガンダではない! その1>朝日新聞がネオナチ並にジェノサイドをフェイクと主張! しかし、米政治専門メディア『THE HILL』が2017年に指摘! アゾフ大隊司令官ビレツキーは白人至上主義を「ウクライナの使命」と発言!!(日刊IWJガイド、2022年3月26日)

https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50477#idx-7

https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220326#idx-7

 

 さらに、国際的な反ユダヤ監視団体の「ADL」は、今年3月3日付けのレポートの中で、アゾフについて次のように指摘しています。

 

 「白人至上主義運動の中でもより過激なもの、すなわち加速論者の間では、ネオナチとの関係が明らかなウクライナ国家警備隊であるアゾフ大隊が広く支持されている。米国の未来派は、ウクライナに渡航してアゾフとともに戦うことを希望する個人の連絡先まで提供している。また、個人がアゾフのために送金するための暗号通貨のアドレスも掲載されている」

 

※White Supremacists, Other Extremists Respond to Russian Invasion of Ukraine(ADL、2022年3月3日)

https://www.adl.org/blog/white-supremacists-other-extremists-respond-to-russian-invasion-of-ukraine

 

 「ADL」は2019年の報告書でも、アゾフについて、以下のように書いています。

 

 「米国の白人至上主義者の多くは、ウクライナの過激派グループで民兵の『アゾフ』ともつながりがある。

 

 アゾフ大隊は2014年5月、ロシアに支援された東部の分離主義者兵士と戦うために創設された。このグループに参加した志願者の多くは、東欧の極右フーリガンのグループとつながりがあった。また、ウクライナのネオナチともつながりがあった。

 

 ベリングキャットとラジオ・フリー・ヨーロッパのラジオ・リバティーによるアゾフに関する調査報告は、アゾフが同じ考えを持つアメリカの過激派に接触してきた多くの方法を指摘している。

 

 アゾフは、米国を拠点とする白人至上主義グループ『Rise Above Movement』とつながりがあるとされ、そのメンバーは2018年に、アゾフ運動の主要人物に会うためにウクライナへの訪問を含む欧州ツアーで旅行している。

 

 ベリングキャットはまた、米軍の元メンバーと、『白人種を守るため』に国際的に勧誘しようとしているとされるアゾフの政治部門『ナショナル・コープス』との最近の接触について報告した。

 

 アゾフのリクルーターが、米国の白人至上主義者『Radio Wehrwolf』で、『ナショナル・コープス』はウクライナの対ロシア戦に参加したい米国人に戦闘技術を教えるのを手伝いたい、と発言したのだ。

 

 白人至上主義の国際化は、憎悪に満ちた危険なイデオロギーを強化する」

 

※Meeting the Challenge of White Nationalist Terrorism at Home and Abroad(ADL、2019年9月18日)

https://www.adl.org/media/13531/download

 

 角氏は3月18日のテレビ朝日『スーパーJ チャンネル』で「東部には毎年4回、従って合計20回以上出張して現地住民とも親しくお話はしました。その結果私、自信を持って言えるんですがそのようなこと(ジェノサイド)はまったく起こっておりません」と断言しました。

 

※ゼレンスキー大統領が日本で演説へ “世界動かす外交”徹底分析(ANN、2022年3月18日)

https://www.youtube.com/watch?v=iHCrOhjAFMw&t=507s

 

 その発言について、岩上安身は3月23日、21連投のツイートを行い、批判を加えました。「冗談もほどほどにしろと言いたい」「角元大使は(虐殺が行われている)分離派の地域へ行ったのか?」「ウクライナ政府寄りのポジションに立ち、安全な地域だけに行って、都合のいい事実だけを見て、あとは目も耳も塞いでいるのではないか?」と批判しました。

 

※【IWJ速報3月23日】ウクライナ情勢関連ツイートまとめ!バイデン大統領 支持率は就任以来最低! #ゼレンスキー 演説と偏向報道に岩上安身が28ツイート! 国連、EU、NATO、G7外交週間開始! 2022.3.24

https://iwj.co.jp/wj/member/archives/503825

 

 実際には、ドンバスの激戦区、今もロシア系住民が亡くなっている場所へ行ったわけではなく、それどころか、ロシア侵攻前は、安全だったマリウポリで、ジェノサイドの犯行容疑者である #アゾフ の司令官らに会って、親交を深めていた、というわけです。例えるならば、暴力団やテロリストのもとを訪ねて親交を深め、彼らが一方的に憎悪し、これまでさんざん迫害を加えて、またロシア系住民に対する犯罪は「ひとつもなかった」と、日本で報道しているわけです。

 

 こんな人物が元大使であれば外務省の現状や認識は狂ってしまいますし、国際情勢の判断を間違えるでしょう。外務省は元大使に発言を訂正させるべきですし、テレ朝は、自ら、この検証報道を行い、角元大使の発言は事実ではない、という謝罪と訂正をするべきです。

 

 30日に行われた「岩上安身による国際政治学者 六辻彰二氏インタビュー 第2弾」では、六辻氏がアゾフについて次のように語っています。

 

 「2014年に発足して、ロシアとウクライナの間のミンスク合意で一応の停戦はでき上がったと、形だけですけども。それをきっかけに、国軍に編入されたというのは、あまりにも野放しにしておくのはマズイと、囲い込んでしまえ、というウクライナ政府の判断だったと思います。

 

 ただ、囲い込んだものの、ちゃんと軍人として訓練を受けた人達でもなんでもないわけで、コントロールが効かないわけですね。さらに、具合の悪いことに、軍の一部になりながらも資金も、人員も、結局自前で全部やってしまっている、ここが最大の問題なんですね。

 

 よく、『アゾフとか極右勢力は、今、国防軍の中に組み込まれているのだから、極右でもなんでもないんだ、危険じゃないんだ』って世界中どこででもきくんですけど、それはかたち上は組みこまれているけど、別に国防軍から恩恵を受けなくても彼らはやっていける立場にあるんですね。

 

 それこそ、海外からいろんな形で献金とか集まって来ますし、SNSでいろんなプロパガンダを流すことによって人員も集まって来ますし、訓練も自前でやっています。

 

 となると、逆に政府がお墨付きを与えてしまったような格好になって、 #アゾフがお墨付きのもと、好き勝手やれる状況がむしろ加速してしまったのが、この8年間だったと思います」

 

※フルオープン【 3/30 19時頃~ライブ配信】岩上安身による国際政治学者 六辻彰二氏インタビュー 第2弾

https://studio.youtube.com/video/lBl_KnzzXAk/edit

 

 駐ウクライナ大使だった角茂樹氏が、日本の公安もネオナチと認めるアゾフの司令官だったビレツキーと、そのビレツキーの政界入りを支援したアヴァコフ前内務相と並んで写真を撮り、さらに「アヴァコフ内相とともに南東部のマリウポリに出張し、内務省傘下のアゾフ部隊を視察したことは印象深い出来事であった」などと語ったことを、堂々と外務省のホームページに掲載しているのですから、ロシア大使館でなくても「理解に苦しむ」のは当然ではないでしょうか。

 

 他方、昨日林外務大臣の記者会見に出席したIWJ記者が、プーチン大統領の「ドンバス地域でジェノサイドが起きている」という発言について、外務省の公式見解を求めて、林大臣に以下のとおり質問しました。

 

 「元ウクライナ大使の角茂樹(すみしげき)氏は、3月18日のニュース番組で、プーチン大統領の『ドンバス地域でジェノサイドが起きている』という発言について問われ、自身の赴任経験を根拠に、地上波にて、全否定しました。

 

 また、林大臣は、3月8日の参院外交防衛委員会で、ジェノサイドの有無について、『今後の事態の展開を注視していく』と述べ、否定はされませんでした。

 

 また、公安調査庁の『国際テロリズム要覧2021年』では、ウクライナの『アゾフ大隊』という民兵団が『白人至上主義』の『ネオナチ組織』として認定されており、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はウクライナの人権状況についての報告の中で、アゾフ大隊のドンバス地方での略奪・強姦・拷問行為を国際人権法違反として告発しています。

 

 角元大使の発言は、林大臣の発言、及びUNHCRの報告とも矛盾します。角元大使の見解は、日本外務省の公式見解でしょうか? もし違うのであれば、公式見解についてお聞かせ願えますでしょうか? よろしくお願いします」。

 

 この質問に対して、林大臣は以下のように回答しました。

 

 「まず今般、ロシアがウクライナの同意なく、ウクライナ領域内に軍隊を派遣し、軍事行動を行ったということは、国連憲章第2条の4が禁ずる違法な武力の行使であり、重大な国際法違反であると考えております。

 

 今回のロシアによるウクライナへの侵略は、力による一方的な現状変更の試みであり、国際秩序の根幹を揺るがす行為であります。その理由を問う以前の問題として、明白な国際法違反であり、断じて、許容できず、厳しく非難を致します。

 

 我が国として、ウクライナにおいて、多くの市民が犠牲になっていることを、極めて深刻に受け止めております。

 

 国際刑事裁判所(ICC)に関するローマ規定上、集団殺害犯罪とは、国民的、民族的、人種的、または宗教的な集団の全部、または一部に対し、その集団自体を破壊する意図をもって行われる殺害等の行為とされておりまして、そうしたジェノサイドがあったかどうかについては、現地の状況等を把握する必要があり、確定的なことは申し上げられませんが、ICCによる捜査や、今後の事態の展開を注視しております。

 

 我が国も、このICCに付託をしておるところでございます。

 

 また、この、角元大使は、ウクライナ東部の情勢について、自らの経験にもとづいて、ウクライナの側によるジェノサイドはなかったという旨を述べたということは承知をしております。

 

 いずれにせよ、今回のロシアによる、ウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更の試みであり、国際秩序の根幹を揺るがす行為であります。その理由を問う以前の問題として、明白な国際法違反であり、断じて、許容できず、厳しく非難を致します」。

 

 と、角元大使の発言について、知っているとは回答しましたが、それについての言及を避けました。

 

 会見の詳細は、ぜひ全編動画を御覧ください。

 

※「『ウクライナ東部でジェノサイドはなかった』との角茂樹元大使の断言は外務省の公式見解か?」IWJ記者の質問にジェノサイドの厳格な定義を並べ「ICCの捜査を注視する」と林外務大臣!!~4.1_林芳正 外務大臣 定例会見

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504251

 

 ■支出をさらにしぼって4月は、これまでのご寄付の月間目標の420万円を20万円削減し、400万円といたしました! 4月末までに12期8か月間にわたる累積の不足金額308万9684円とあわせて708万9684円までご寄付があつまることを期待しています! ウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!

 

 IWJ代表の岩上安身です。

 

 IWJでは、今期第12期の年間の予算を立てる上での見通しとして、代表である私、岩上安身への報酬をゼロにすることを筆頭に、支出をぎりぎりまでにしぼった上で、IWJの運営上、必要なご寄付・カンパの目標額は月額420万円(年間5040万円)としておりましたが、さらに削って、4月の目標金額を400万円といたしました。

 

 昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、4月で9か月目に入りました。

 

 3月は、1日から31日までの31日間で、暫定ですが、490件、581万4584円、目標額の138%のご寄付・カンパをいただいています。皆様、ありがとうございます! 目標を超えた金額は、これまでの8ヶ月間で蓄積してきた不足分を削ることにあてさせていただきます。

 

 今期スタートの8月1日から3月末までの8ヶ月間の累計の不足分は、あと308万9684円となりました。

 

 さらに今月4月の月間目標額の400万が加わります。従って、4月末までに、708万9684円が必要となります。このままですと、不足額が雪ダルマのように膨れ上がっていった状態から今月4月を含めて、残り4か月で赤字雪ダルマを削って、ゼロになるように、どうか皆さまのお力で、ご支援ください!

 

 IWJの会員数は現在3268人です。そのうちサポート会員は1122人です(2022年4月1日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が2170円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人6319円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!

 

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

 

 また、この目標額には、3月16日に宮城県・福島県で発生した地震の際に起きた大規模停電の影響で、インタビューや動画配信に必要な設備の故障の修理費用、約70万円は含まれております。

 

 引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。

https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 

 ロシアによるウクライナへの侵攻とそれに対する世界中からの反発・非難が、どのような第2幕を迎えるか予断を許しません。

 

 台湾をめぐる米中の対立と、このウクライナ危機が連動する可能性も、しきりに取り沙汰されています。その場合、ウクライナや東欧・西欧がそうであるように、日本が米国にとって都合の良いミサイル前線基地となってしまいます。日本がウクライナのような運命をたどり、戦場と化してしまうようなことは絶対に避けなければいけません!

 

 IWJは、中立の立場を守り、ロシアとウクライナの間でどのような確執が起きてきたのか、2014年のユーロ・マイダンのクーデターの時点から、ずっと注目して報じてきました。

 

※【特集】ウクライナ危機 2013年~2015年 ~ユーロ・マイダンクーデターからウクライナによるロシア語話者への迫害・殺戮まで~

https://iwj.co.jp/wj/open/ukraine

 

 2022年の2月23日、それまで何の前提もなく突然、ロシアのプーチン大統領が狂気にとりつかれて、ウクライナに侵攻し始めたのではありません。そこに至るプロセスがあります。独自取材を続けてきたIWJだからこそ、この事態に対してしっかりと客観視する視点をもつことができた、と自負しています。

 

 こうした「侵攻前」のプロセスを伝えず、「ロシア侵攻」のみを大騒ぎして伝えるイエローペーパーばかりですが、これは本来のメディアの役割を放棄していると言わざるをえません。その先には、国の命運を分けるような分岐点で大きな判断ミスも犯す、愚かな世論誘導をしてしまう可能性が大です。我々は、どんなに石つぶてを投げられようとも、メディアの王道をいく仕事をし続けます。

 

 戦争は発火した時が、最終段階です。その前に、政治的・経済的・社会的な不満がマグマとしてたまっているのであって、戦争が勃発する前にそのマグマの存在を明らかにし、対話と議論によって平和的解決の道を探して、「戦争」という「政治的解決の最終手段」に至る前に、未然に防ぐことが一番重要です。

 

 そのためには、「戦前」の段階で、現状を正確に把握することが必要です。メディアが戦時だけ騒いで、洪水のような情報量で一方を「悪」とし、一方を「善」と決めつけて、他方だけの言い分しか取り上げないような偏向報道だけを行えば、一般国民の間に、「悪」とされた国への敵視感情だけが醸成されていってしまいます。

 

 世界は今、100年に1度あるかないかの、巨大な政治的・経済的・軍事的な地殻変動に見舞われています。

 

 いうまでもなく、日本を含む世界全体に対し、単独覇権国として支配的な影響力を及ぼしてきた米国が衰退し、中国が米国の国力を上回る勢いの新興国として台頭してきており、その中国とロシアは、米国から敵視されることによって、逆に結束を強めています。

 

 米国対中露が激突する時、日本は地理的にもこの3つの超大国の間にはさまっている、ということを忘れてはなりません! 戦争において地理的位置は、絶対的な条件となります。今のままでは、米国対中国、あるいは米国対中露の戦いに、日本が巻きこまれずに無傷のままやりすごすのは、非常に困難です。

 

 地球上の覇権国の力関係が、劇的に変わろうとしつつあります。この米中のせめぎあいに、米国の「従属国」に甘んじてきた日本は、モロに巻き込まれつつあります。

 

 米国につき従っていきさえすれば、安全で繁栄も約束される、というのは、第二次大戦後の米国が、ゆるぎなく、軍事力も経済力も圧倒的に強大で、余裕があり、そしてまだしもモラルが残っていた時代の話です。現在の米国は、昔日の米国ではないのです。

 

 こうした現実は、既存の大手新聞、テレビなどの御用マスメディアに頼っていては、まったく見えてきません。意図的に、国民の目を現状からそらせるような情報操作ばかり行われているからです! IWJは、国民をないがしろにして戦争準備を進める政府にこれでいいのか! と声を上げ続けてきています!

 

 こうしたことがIWJに可能なのは、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも縛られず、忖度せずに真実をお伝えしてゆく、独立メディアだからです!

 

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!

 

 その会費と、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると自負しています。

 

 本年、2022年は、本当に日本の分水嶺の年となります!

 

 決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

 

みずほ銀行

支店名 広尾支店

店番号 057

預金種目 普通

口座番号 2043789

口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

 

城南信用金庫

支店名 新橋支店

店番号 022

預金種目 普通

口座番号 472535

口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

 

ゆうちょ銀行

店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)

店番 008

預金種目 普通

口座番号 3080612

口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 

 IWJホームページからもお振り込みいただけます。

 

※ご寄付・カンパのお願い

https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 

岩上安身拝

 

 

 

 

 

 

 

 

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